20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2016.12.2
2016.12.2
株式会社リクルートキャリアは
の統合により、2012年10月1日に誕生しました。
採用広告業や人材紹介業など企業の正社員領域におけるあらゆる人材ニーズに応える事業をしています。
「人」に特化した会社であり、その多岐に渡る事業の根底にはすべて「人が価値の源泉だ」という考え方があります。
主な事業領域は4つあります。
の4つです。
前述の通りリクルートキャリアでは「すべての価値の源泉は人である」と考えているため、価値の源泉を発掘する「採用」にかなり力を入れています。
既存社員以上に優秀な「身の丈以上の人材を採用」する方針が有名で、何かに特化した人材が求められているといえます。
2017年卒向けに行われたリクルートキャリアのインターンシップ「GLIP」に参加した学生にインタビューをし、体験記をまとめました。
「Global Leadership Intern Program」の略で、成長著しい新興国の日本現地法人と提携し実施されるリクルートキャリア主催の完全就労型インターンです。
言葉が通じない、ネットが繋がらず停電が頻発する、日本で当たり前のことが全く当たり前ではない環境に身を置き、現地法人の抱える課題(主に人や採用に関すること)に立ち向かうプログラムです。
日本と異なる環境で自分と向き合い、限界を越えることで自分にとって本当に大切な価値観を見つけることができます。
次世代のグローバルリーダーの発掘を目的としたプログラムなのです。
知らない場所に行ける、かつ実際の就労体験ができるという環境に魅力を感じたからです。
リクルートキャリアそのものに興味があったというよりは、純粋にGLIPのプログラムに興味を持ちました。
大学では新興国のインフラや経済環境の専攻をしているので、2週間のインターンで自分を追い込める環境と、現地の日本法人が持つ課題に実際の就業者として解決策を提示できる、学生ではあまり体験できないような環境を求めて応募しました。
ES&WEBテスト→一次面接→最終面接→参加決定というフローでした。
ESの設問は「GLIPへの志望動機」を200字で述べるというだけでした。
WEBテストも一般的なSPIで、本を一冊買ってやり込めば充分な対策になるのではないかと思います。
一次面接は学生2人と面接官1人でした。
面接前に簡単なシートを記入します。
学生時代に頑張ったことを書き、(複数回答可)全部で100%になるように力を入れた割合も書き加えるというものでした。特技や趣味等のプロフィール欄もありました。
1時間ほどの面接でしたが、質問内容は主に自分の経験を問うもので、シートの内容から始まり、小学校・中学校・高校でそれぞれ力を入れたことが聞かれました。
インターンやリクルートキャリアへの志望動機はほとんど聞かれず、経験してきたことに対しての深堀をされました。
いわゆる「コンピテンシー面接」だったと思います。
コンピテンシー面接の対策として準備していたことは、自分の経験それぞれに「なぜこの行動をしたのか」を考えておくことです。
「なぜ」を自問自答し、「なぜ」を重ねていくことで、自分の軸や思いが段々と見えてきました。
コンピテンシー面接を行う企業は、会社に入って問題に直面したときどう思考するのかといった「思考のプロセス」を見ているといわれています。
このことも踏まえて面接の準備をしておくのがオススメです。
私の場合は学生2人でしたが、学生3~4人といったパターンもあるそうです。
面接は一人ずつ深堀されていくので、自分の順番の前後の20分前後は、他の学生の話を聞くことになります。
面接官ではない社員の方が、
「人の話に相槌を打ったり、他の学生が話しやすい雰囲気を作ったりするのも一次面接で見られている」
と仰っていましたので、自分の順番以外でも気を抜かないようにしてくださいね。
最終面接は面接官との1対1での面接でした。
一次面接の時の同じシートを見ながら同じような質問をされました。
このタイミングでは志望動機も聞かれました。
GLIPに対して何を期待しているのか、どんなグローバルリーダーになりたいか等も聞かれ、約1時間でしたが、あっという間に時間が過ぎた印象です。
面接というより深堀をしてくれるキャリア相談のようなイメージでした。
リクルートキャリアの方は「人の採用」を考えるプロだなあと実感しました。
繕うのではなく、ありのままの自分を表現して面接官と対話することを意識しました。
面接後は自分自身へのフィードバックも頂くことができました。
事前研修(2日)→現地研修(10日)→事後研修(2日)でした。
事前研修と事後研修は東京、現地研修は2014年まではベトナムだったようですが、2015年はミャンマーでした。
就職活動の早い時期から自己分析ができたことです。
「価値の源泉は人」と掲げている企業だけあって、面接では鋭い質問が次々とされます。
ただ、それに向けて自分自身を省みて対策する時間や、他の人に自分の経験をアウトプットする経験を積むことで、就活に向けて自分の確固たる土台が築けたのではないかと思います。
事前研修は東京での座学研修です。
内容はGLIPの真髄である「リーダー」についての学びを深めていきます。
理想のリーダーとは何か、彼らに共通するマインドは何か、自分がそうなるためには何が必要なのか、GLIPでの目標は何か。
このようなテーマについて8人のグループで討論を続けます。8人が現地研修の時に同じ企業に配属されるので、このタイミングから関係を深めることが大切です。
私はミャンマーのIT企業に配属されました。
配属先はグループごとに異なります。
人材派遣会社に配属されたグループもありました。
実際に就労するのは2人ペアずつで、毎日そのペアで仕事に参加します。
8時出勤17時退社が基本で、毎晩ホテルで約2時間グループとメンター社員を混ぜたミーティングを行いました。
業務内容は配属企業によってバラバラでしたが、どの配属先でも自由度が高く課題のレイヤーが高いため、考える時間が足りなかったイメージはあります。
私の配属先では、実際に既存サービスの営業を行ったり、社内プレゼンをしたり、新規サービスの立案、そのための事前調査等を行ったりしました。
最後の2日間は東京での座学研修で、内容は「学びの言語化」です。
自分が見たこと、感じたことを言葉にして表現する、それを人に伝える等のコンテンツが多く、自分の配属先と違う企業にて働いたメンバーの話はとても刺激になりました。
また、現地研修を通して真のグローバルリーダーになるためにはこれから何をしていけば良いのかといったテーマでの議論は、今後のキャリアを考えるうえで重要な話ができました。
主体性のある学生には間違いなく有意義と思います。
事前、現地、事後研修すべて「答えのない抽象的な問い」に対面することがほとんどです。
これを面白いと感じて取り組める学生には、GLIPに挑戦することを強くオススメします。
「大変そうだな」「海外に行って大丈夫かな」と直感的に感じた学生には向かいないとも思います。
私は英語力もそこそこですが、何事も経験、挑戦だという心意気で臨んだ結果、様々な学びや出会いがありました。
他のメンバーも多様な人が集まっており、自分の特性をもっている人が多いです。その特性はそれぞれ違うので話していて刺激がもらえます。
優秀なメンバーと出会えるのも評判がいいGLIPならではのメリットと思います。
リクルートキャリアのインターンが採用直結であるかはわかりません。
ただ、一緒にミャンマーに行った学生の何人かはリクルート各社への内定が決まっています。
GLIPに参加することで得られる価値は内定だけではないと思います。
私はGLIPを通じて
といった価値がありました。大いに価値があるインターンシップと感じたので、ぜひ参加をオススメします。