働き方は所属と役割で4種類に整理できる

働き方は4種類に整理できます。自分の年齢やステージに合わせてどんな働き方をしたいかを計画しておくと、いまやるべきことがわかります。諸外国と比べると緩やかなものの日本においても、経済環境の変化やテクノロジーの進化によって、働き方は多様になりつつあります。ただ、どんなに働き方が多様化しても今回ご紹介する4種類に整理して考えることができます。この記事では、4つの働き方の整理の仕方とそれぞれの特徴についてご紹介します。

働き方は4象限に分けて整理する

shutterstock_255163039
2016年現在の日本では、高度経済成長と人口ボーナス期が終わり、経済は成熟期を迎えています。

終身雇用制や年功序列制は崩壊し、会社から命じられたことをこなしていれば雇用が保証され、給与があがっていった時代ではなくなりました。

そこにテクノロジーの進化が重なり、少しずつではあるものの働き方が多様になってきています。

ただ、働き方がどんなに多様になっても、以下の2軸でわければ4種類に整理ができます。

サラリーマンか独立か

サラリーマン的な働き方はこれまでの日本における代表的な働き方であり、今後も多くの人が選ぶであろう働き方です。

 

正社員、派遣社員、パートやアルバイトなどの形態で「雇用されている」というのももちろんですが、

  • 「1つの組織に所属して働いている」
  • 「収入の100%、大部分を同じ場所から得ている」

という状態もサラリーマン的な働き方に分類できます。
起業をしたり、フリーランスで働いていたりする働き方は、独立した働き方と定義できます。

 

ただ、起業やフリーランスでも、利益の大部分を1つの取引先から得ている場合は、サラリーマン的な働き方に分類されます。

顧客ポートフォリオを組み、収益バランスを保った働き方が独立した働き方の本質です。

 

マネージャーかプレイヤーか

部下を束ね、組織として成果をあげていくのがマネージャーの役割です。

実務を担い、自らが動いて成果をあげるのがプレイヤーの仕事です。

営業マネージャーと営業、店長と店舗スタッフなどはマネージャーとプレイヤーの関係性ですし、サッカーチームの監督とエースストライカーもこの関係性に分類されます。

 

これまでの働き方の典型例は

「新卒で企業や役所に入り、プレイヤーとして経験を積み、やがてマネジメントを任される」

というキャリアパスでした。

 

順調にいけば30代で主任や係長、40代で課長、50代で部長になれて、あわよくば役員や社長になれました。

 

働き方1「サラリーマン×マネージャー」

shutterstock_203752900
高度経済成長期における40代、50代の代表的な働き方です。

今後は一流のマネージャー以外、淘汰されていきます。

経済が右肩あがりで成長する高度経済成長期であれば、企業や役所はどんどん大きくなり、それに合わせてポストも増えていくので、多くの人が部長や課長になれました。

ただ、成熟期を迎えている経済環境においては、どの組織も右肩あがりに成長するわけではありません。

多くの企業やほぼ100%の役所は規模を縮小し、それに合わせてマネージャーの数は減っていきます。

このような状況下では、マネージャーとして一流の人以外は、プレイヤーとしての能力も持っていないと仕事がなくなったり、給与が下がったりする可能性が高まります。

 

働き方2「サラリーマン×プレイヤー」

shutterstock_161107745
今後「選ばなければならない人が増える」働き方です。

組織の目線で考えると、機能していないマネージャーはプレーヤーとして働いてもらう方が効率的です。

現場仕事はマネジメントよりもハードワークなことが多いので、働く側からすると気が滅入ったり、モチベーションを保てなかったりすることもあるかもしれません。

ただ、何歳になろうともプレイヤーとして一流であれば正当に評価され、それに見合う対価や報酬が得られるのです。

18歳の高卒選手もいる中で50歳手前で現役でプレーしている三浦カズ選手や、40歳を超えても一流メジャーリーガーとして数々の記録を塗り替えていくイチロー選手など、スポーツ界には年齢を重ねても尚、現場最前線で活躍しているプレーヤーが多くいます。

 

働き方3「独立×マネージャー」

shutterstock_337485929
代表的な例は中小企業の経営者です。

自分でも実務をやりながら一緒に働く人のマネジメントもする「プレイングマネージャー」として働いている人もいます。

フリーランスのディレクターも、デザイナーやカメラマン、イラストレーター、エンジニア等を束ねてプロジェクトマネジメントをするという意味では、この働き方に入ります。

事業内容、取引先、従業員、勤務時間や労働環境などほとんどの変数を自分で選べるメリットはあるものの、サラリーマンのような後ろ盾はありません。

 

働き方4「独立×プレイヤー」

shutterstock_124302109
フリーランスで働く人たちです。

どんな分野においても顧客がいれば成立する働き方です。希少な専門性を持っていればいるほど自分の有利な条件で働くことができます。

「収入よりも自由な時間の方が重要」という状況の人や、価値観を持っている人はこの働き方を選ぶ人が多いです。

定年退職で引退した人や子供を産んですぐのママさん、専業主婦をしながら取り組んでいた料理や趣味に市場価値がついた人など、様々な背景を持っている人がいるのが特徴です。

働き方2「サラリーマン×プレーヤー」として優れた成果を残せる人は、収入面だけみれば独立したほうが有利なことが多いです。

 

サラリーマンとして働くポイントは「集中と見切り」

shutterstock_136601603
成熟社会を迎えても、大多数の人はサラリーマンとして働くでしょう。

 

サラリーマンとして働くポイントは

  • 「集中」
  • 「見切り」

です。

 

「サラリーマン×マネージャー」として生きていくと決めた人は出世することのみに集中しましょう。

後輩から慕われる人やMBAでマネジメントスキルを学んだ人であっても、出世をしなければマネージャーとして働くことはできないからです。

出世をした先輩に「どうやったら出世ができるのか」を聴いて、自分の出世を決める人に最大限の注意と敬意を払うのがオススメです。

 

また前述の通り、これからの組織では多くの場合はマネージャーにはなれず、プレーヤーとして働いていくことになります。

同年代と比べて出世レースで遅れをとっているならさっさとマネージャーとしてのキャリアを見切り、プレーヤーとしての実力を磨いていくほうが懸命な判断といえます。

プレーヤーとして実績を出してさえいれば自由に働けます。

仕事が終わっていれば定時で帰っても文句を言われる筋合いがないですし、有給休暇もとりやすいでしょう。

 

マネージャーとして出世レースを戦い続けるだけが会社人生ではないのです。

 

独立して働くポイントは「実力と人間関係」

独立して働くには「実力」がないと生きていけません。

どんな価値でも構わないので、自分が発揮できる価値や作り出したサービスにお金を払ってくれる顧客がいる限り、独立した状態で生きていけます。

また「人間関係」も重要な要素です。

「あの人のことが好き」「あの人と働きたい」といった定性的な価値は最強の競争優位になりえるからです。

同業者がどんなに頑張っても、強固に築いた人間関係を切り崩す難易度は高いのです。

独立した人こそ、顧客やパートナーとの人間関係を大事にするべきといえます。

 

自分のステージに合わせて働き方を選択する

shutterstock_197311601
この記事を読んだ方へオススメのアクションアイテムは

「自分の人生ステージに合わせて選びたい働き方を計画する」

です。

キャリアの多様化とは、働き方が多様になったのではなく、キャリアの選び方が多様になったといえます。

 

たとえば

「20代はサラリーマン×プレイヤーで実力を積み、30代は出産と育児。子育てが落ち着いた30代後半から独立×プレーヤーとしてキャリアを再スタートさせ、40代から数人の会社を経営する(独立×マネージャー)。」

といったキャリアを選ぶ人も増えていくでしょう。

 

高度経済成長期の日本の「サラリーマン×プレーヤーからサラリーマン×マネージャーへ」というキャリアは、1つの選択肢でしかなくなっているのです。

4つの働き方を自分の年齢やステージに合わせて選択することでキャリアはより多様化し、人それぞれ、オリジナルなストーリーになっていくのです。

あわせて読みたい

カテゴリー