学歴差別は存在する?理由は?難関大学は就活に有利?

この記事の結論は「新卒採用に学歴差別は存在しているが、学歴が良いだけで超人気企業に入社できるわけではない」です。毎年、新卒就活シーズンに話題になる学歴差別。この記事では学歴差別の存在やする理由、難関大学や有名ブランド大学の学生は就活に有利なのかについてまとめました。

学歴差別は存在する?

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厚生労働省や大手人材系企業、その他の信頼性のある調査機関などから「学歴差別が存在することを証明したデータ」の公表はありません。また、学歴差別をしていると公言している企業もありません。

ただ、学歴差別を「新卒就活において、難関大学や有名ブランド大学の学生がそれ以外の学生よりも優遇される」と定義した場合、学歴差別は存在します。事実、リクナビやマイナビなどの就活サイトの企業管理ツールには「大学名や特定の学部・学科に限定してダイレクトメッセージを送れる仕組み」や「特定の学生だけが説明会を予約できるようにする仕組み」があります。

他大学の学生数名で同じ説明会を同時に予約しようとしてみると、有名大学の学生は予約ができても、そうではない大学の学生は予約ができないといったことは頻繁におこります。また「毎年、東大と早稲田、慶應だけでは学内説明会をしている」という企業も「難関大学の学生を優遇している」といえるので、広義では学歴差別といえますね。

 

企業が学歴差別をする理由は?

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企業が学歴差別をするには理由があります。以下の3点が、企業が学歴差別をする主な理由です。

企業が学歴差別をする主な理由

  • 応募者が多すぎる
  • 難関大学の学生は地頭や要領が良く、継続力がある
  • 難関大学からの採用数を成果指標にしている

応募者が多すぎる

1つ目の理由は「効率」です。応募者が多すぎる企業は、経営判断として学歴でフィルタリングをしていることがあります。

人気企業ランキングのトップ100社に入る企業では、プレエントリーの人数が数万人単位で、本エントリーに10000人の応募があるケースもあります。本エントリーに10000人の応募があるということは「10000枚のエントリーシートすべてに目を通し、評価する仕事が発生する」ということなのです。

このような企業が採用活動に人員やリソースを割けない場合、何かしらの判断軸でシステマチックにふるいに掛ける必要があるのです。その判断軸に大学名や学部名が使われることがあるのです。

 

難関大学の学生は地頭や要領が良く、継続力がある

2つ目の理由は「過去の実績」です。難関大学の入学試験に合格するためには

  • 「備わっている地頭の良さ」
  • 「要領よく勉強をする力」
  • 「継続力」

が必要になります。これら3つの能力は、仕事をする上で重要な能力やスキルです。

企業は「難関大学に合格した」という過去の実績を根拠に「自社で活躍できる人材が多くいる」という予測を立てているのです。内部進学やAO入試で入学した方を含めて「難関大学に入学できた事実」と「入社後の仕事の質」に因果関係があるとしている企業は、合理的に判断して学歴差別をしています。

 

難関大学からの採用数を成果指標にしている

企業のなかには「採用人数における難関大学、有名ブランド大学の学生の採用数」を目標にしていることもあります。過去の社員のパフォーマンスを分析した結果を基に戦略的に指標にしている企業もあれば、経営層の直感的判断によって取り入れている企業もあります。採用は間接部門である人事部がリードすることが多い仕事です。人事部の仕事の成果は定量的に評価しづらいので、「特定の大学の学生の採用人数」を定量目標とすることがあるのです。

 

これら3つが、企業が学歴差別をする主な理由です。その他の理由を含めて、すべてが合理的な理由ではありません。また、公平性に欠いている部分もあります。ただ企業の意思決定は、すべて合理的なわけではありません。すべての学生を公平に扱わなければいけないルールもありません。

企業にとって新卒採用は「資本主義経済における競争に勝つことを目的とした人材調達行為」に過ぎないのです。

 

難関大学の学生は就活に有利なのか

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難関大学の学生の就活は、情報収集のしやすさで有利といえます。人気企業ランキングトップ100社のような企業は、説明会に参加するだけでも難しいです。その点を優遇される難関大学やブランド大学の学生は、その他の学生と比べると有利といえます。

ただ企業は、出身大学だけで採用を決めることはありません。企業は学生を「仕事ができそうか 」「同僚とうまくやれそうか」という2つの判断軸でみています。難関大学やブランド大学の学生でも、どちらかの軸で基準を満たせなければ不採用になります。

 

有利なライバルに負けない実績づくりを

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この記事のアクションアイテムは

超人気企業に入社したければ、ライバルに負けない実績をつくろう」です。

超人気企業のなかには、本エントリーに10000人集まり、採用人数が50人のような企業もあります。競争倍率は200倍です。超人気企業に入社することは誰にとっても狭き門なのです。

この狭き門をくぐり抜けるためには、難関大学やブランド大学以外の大学に通っている方は特に、「有利なライバルと見比べて、遜色がない実績をつくる」必要があります。希望の業界のビジネスに合致した実績を作れると尚良いです。例えば無名大学から大手総合商社を狙う場合は、

  • 「司法試験や会計士試験に合格」
  • 「英語や中国語をビジネスレベルに磨く」
  • 「海外を相手にしたビジネスを経験する」
  • 「資源や先物など、商社系の投資でリスクを取り成果を残す」

という、他の学生と差が付くような学生時代を過ごすことをオススメします。

もちろん何をやるかを決める前に「人生に一度しかない自分の大学時代の時間を、何に投資するか」をよく考えてから行動を起こしてくださいね。

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