イタリアの人口、歴史、時差、宗教、GDP、平均年収は?

イタリアは世界第8位の経済規模です。主にカトリックが信仰されています。平均年収は先進諸国の中では低く、少子化問題が深刻になっています。観光資源の豊富なイタリア。あなたはその歴史や経済状況をご存知でしょうか。第二次世界大戦後、共和制に移行して発展を続けたイタリアは、機械や繊維などの製造業が経済を支えています。この記事では、イタリアの歴史や人口、宗教、GDP、平均年収についてまとめました。

イタリアの歴史は?

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イタリアは古代ローマ帝国発祥の地

イタリアは古代ローマ帝国発祥のです。

476年に西ローマ帝国が滅亡した後、イタリアは各地を外国に支配され、分裂した状態にありました。

 

ナポレオンの支配

1796年にナポレオンがイタリア遠征を行って以降、フランスによる侵攻が積極的に行われます。

イタリアは1800年頃から15年間ほどフランスに分割支配されることになりました。

しかし1815年にナポレオンが失脚したため、以前と同じ分裂状況にほぼ逆戻りしてしまいます。

 

イタリア独立運動

この頃、ヨーロッパ各地では民族主義運動がさかんになっており、その流れはイタリアにも広がっていきました。

そしてイタリア独立運動が始まります。

この運動に熱心だったのは、マッツィーニ率いる「青年イタリア」という組織でした。

統一運動は弾圧されたものの、カヴールが外交策によりオーストリアとの統一戦争を推し進めます。

 

イタリア王国の成立

さらに、ガリバルディ率いる千人隊がシチリア王国を滅ぼし、占領したことなどを受けて、1861年3月17日に現在のイタリア共和国の前身である「イタリア王国」が成立しました。

  • マッツィーニ
  • カヴール
  • ガリバルディ

の3人は「イタリア統一の三傑」

とも呼ばれています。

 

ムッソリーニ〜戦後共和制

1922年、ファシスト党のムッソリーニが首相となり、権力の集中を進めました。

イタリアは他国への侵攻などの拡張政策をとり、第二次世界大戦に突入します。

戦後の1946年6月2日、国民投票が行われ、王制が廃止されて共和制に移行することが決定されます。

こうしてイタリア共和国が誕生し、6月2日は建国記念日として祝日に指定されました。

 

イタリアの時差は?

日本とイタリアの時差は8時間です。

日本の方が8時間進んでいます

日本が午後1時(13時)の時、イタリアは午前6時ということです。

 

イタリアの人口は何人?

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IMF「World Economic Outlook Databases」によると、2015年のイタリアの人口は

  • 約6080万人

と推計されています。

日本の人口のおよそ半分です。

 

イタリアの人口は増加傾向

同資料によれば、2005年のイタリアの人口は約5787万人でした。

2015年までの10年間で約300万人増加しています。

2021年のイタリアの人口は約6217万人と予想されているので、今後も増加傾向が続くといえます。

 

人口の増加は長続きしない

ただ人口の増加は長くは続きません。

国連の予測によると、イタリアの人口は2050年には約6000万人、2100年には約5460万人に減少するとされています。

イタリアの人口は長期的に見ると減少していくのです。

WORLD BANK(世界銀行)の「Data Indicators」によると、イタリアの出生率は1.43で、日本の1.43と並ぶ低水準となっています。

 

イタリアの宗教は?

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外務省公式ホームページによると、

  • イタリアでは国民の約80%の人々がキリスト教のカトリックを信仰

しています。

 

そのほかキリスト教のプロテスタントやユダヤ教、イスラム教、仏教などの宗教を信仰している人がいます。

イタリアはローマ時代にはキリスト教の布教の中心地でした。

 

現在では首都ローマの北西部にカトリック教会の総本山であるバチカン市国があり、カトリックの信仰が根づいています。

 

イタリアのGDPは?

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IMF「World Economic Outlook Database」によると、2015年のイタリアの名目GDPは約1兆8157億ドルで、世界第8位となっています。

ヨーロッパではドイツ、イギリス、フランスに次ぐ4番目の額で、ここ10年ほどは横ばい傾向が続いています。

同資料によると、2015年の名目GDPにおける世界とヨーロッパのトップ5は次の表の通りです(データはすべて2015年時点)。

【世界トップ5】

順位 国名 名目GDP
1位 アメリカ 17兆9470億ドル
2位 中国 10兆9828億ドル
3位 日本 4兆1232億ドル
4位 ドイツ 3兆3576億ドル
5位 イギリス 2兆8493億ドル

【ヨーロッパトップ5】

順位 国名 名目GDP
1位 ドイツ 3兆3576億ドル
2位 イギリス 2兆8493億ドル
3位 フランス 2兆4215億ドル
4位 イタリア 1兆8157億ドル
5位 ロシア 1兆3247億ドル

 

イタリアの1人あたりGDPは?

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IMF「World Economic Outlook Database」によると、2015年のイタリアの1人あたりGDPは2万9866ドルで、世界第27位になっています。

世界第26位の日本の3万2485ドルに次ぐ額です。

ランキングの上位には、ヨーロッパの国が多くランクインしています。

【世界ランキング上位のヨーロッパ】

順位 国名 1人あたりGDP
2位 スイス 8万675ドル
4位 ノルウェー 7万4822ドル
14位 イギリス 4万3770ドル
20位 ドイツ 4万996ドル

 

イタリアの平均年収は?

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イタリアの新聞「Repubblica」が2014年に掲載した記事によると、イタリアの

  • 平均月収は手取り額で約1330ユーロ

で、ドルに換算すると約1500ドルです。

 

年収だと約1万8000ドルとなります。

2014年の平均レートである「1ドル=約106円」で日本円換算すると、

  • イタリアの平均年収は約190万8000円

となります。

 

国税庁「平成26年民間給与実態統計調査結果」によると、2014年の

  • 日本の平均年収は415万円

です。

 

また

  • アメリカ(約675万円)
  • オランダ(約578万円)
  • ドイツ(約546万円)

といった先進国の多くは、平均年収が500万円を超えています。

 

イタリアの平均年収は先進国の中でも低い水準なのです

 

収入は低いものの、経済力は高い

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イタリアは、GDP世界第8位の経済規模のヨーロッパの大国です。

平均年収は手取り額ベースとはいえ低い水準にあります。

現在、イタリアの人口は日本の人口のおよそ半分です。

日本と同様に出生率が低く、少子高齢化問題が心配されています。

今後の人口減少は避けられません。

今後、イタリアが現在のような経済規模を維持できるのかは、人口が減少する先進国の一つのモデルケースとして注目が集まっています。

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