政治・経済

イタリアの産業や企業は?首相は?首都や面積は?

この記事の結論は「イタリアの経済規模は世界第8位だが成長には陰りが見られる。2016年現在、イタリア史上最年少で首相に就任したレンツィ氏のもとで、日本との関係も深めている」です。イタリアには、世界有数の自動車メーカー「フェラーリ」や、グッチやプラダなど世界的に有名なファッションブランドがあります。この記事では、イタリアの経済や産業、有名企業、首相、日本との関係についてまとめました。

イタリアの経済、産業は?

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IMF「World Economic Outlook Database」によると、2015年のイタリアの名目GDPは約1兆8157億ドルで、世界第8位です。同資料によると、10年前の2005年のイタリアの名目GDPは約1兆8558億ドルでした。10年間で約400億ドル増加しています。

同資料によると、2021年のイタリアの名目GDPは約2兆915億ドルと予測されています。2015年からの約6年間で約3000億ドル増加する見通しです。イギリスは今後6年間で過去10年間よりも大きな成長をすると予想されています。

ただ同資料によると2015年のイタリアの経済成長率は約0.76%で、成長は鈍化傾向です。リーマンショック以降の世界的不況の影響が未だに残っており、マイナス成長となっている年もみられます。

2015年のイタリアの失業率は約11.9%で、OECD(経済協力開発機構)加盟国のうちで第4位と先進諸国の中でも高い水準です。特に若年層の失業率が40%台と高く、過去の統計を見てもイタリアの失業率は常に6%以上の数値で推移しています。

イタリアの主要産業は、機械や自動車、鉄鋼、アパレルに代表される繊維や衣料などの製造業です。併せて、ワインやオリーブ油などの農業もさかんです。UNESCO「World Heritage List」によると、イタリアの世界遺産は合計51個で世界第1位です。観光業もイタリアの主要産業の1つとなっています。

 

イタリアの有名企業は?

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イタリアには日本でも製品が売られ、広く知られている企業の本社がたくさんあります。

  • グッチ
  • プラダ
  • フェラガモ
  • ベネトン
  • ディーゼル

などのファッションブランドはイタリアの企業です。その他にもイタリアには数え切れないほどのファッションブランドがあります。

財務省の貿易統計によると、2015年にイタリアから日本に輸入された品目のうち、バッグと衣類は合計で全体の約22%を占めます。貿易額は約2000億円です。「Made in Italy」のデザイン性にすぐれたブランド品を身につけることは、世界中で一つのステータスとなっています。

そのほか

  • Kappa(スポーツブランド)
  • ビアンキ(老舗の自転車メーカー)
  • フェラーリ
  • フィアット

といった企業がイタリアに本社を置いています。

 

イタリアの首相は?

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2016年6月現在、イタリアの首相を務めているのは第63代首相マッテオ・レンツィ氏です。1975年1月11日生まれで現在41歳です。民主党に所属しています。

レンツィ氏はイタリア中部の町フィレンツェで生まれ、フィレンツェ大学で法律を学びました。在学中に政治組織にかかわったことをきっかけに、政界に足を踏み入れることになりました。

大学卒業後の1996年に人民党に入党し、2004年にはフィレンツェ県知事選で当選を果たします。5年間知事を務めたのち、2009年にフィレンツェ市長選に当選しました。

2013年12月に民主党書記長になります。2か月後の2014年2月、ナポリターノ大統領より指名を受けたレンツィ氏はイタリア史上最年少の39歳で首相に就任しました。

 

イタリアと日本の関係性は?

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イタリアと日本は古くから友好的な関係にあります。

2015年のレンツィ首相訪日による首脳会談など要人レベルの会談が積極的に行われており、一層の政治的な連携強化が図られています。

両国は経済面においても良好な関係にあります。財務省の貿易統計によると、2015年の日本の対イタリア貿易額は、輸出が約4349億円、輸入が約9111億円となっています。

民間企業の間では日伊ビジネス・グループミーティングが毎年開催されていて、両国の貿易や投資促進のために交流が図られています。

2016年はイタリアと日本が日伊修好通商条約を結んでから150年目にあたります。今後も幅広い分野での交流を通して、両国の関係を深めていくことが期待されています。

 

改革の期待は若き首相に

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イタリアはGDP額で世界第8位の経済規模を誇るヨーロッパの大国です。

ただ経済成長は近年鈍化傾向にあり、今後の状況の先読みが難しくなっています。失業率が高く、給与も低い中で、どのような政策で成長を支えていくのか動向が注視されます。

伝統的な技術と近代的なシステムから発展したイタリアのファッションブランドの製品は、世界中でそのデザイン性が注目されており人気があります。また世界に誇る自動車メーカーや石油・ガス会社など、技術と競争力を持つ企業の生産力が、イタリアを支えるひとつの力となっています。

イタリアの現在の首相であるマッテオ・レンツィ氏は、39歳で就任した若い首相です。不安定な国内情勢の改革は、イタリア史上最年少で就任した首相に託されているのです。