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2017.6.23
2017.6.23
紀元前2200年前頃から紀元前1300年前の時期にストーンヘンジという巨石文化を残したのはビーカ人と呼ばれる人々で、青銅器と農耕文明をもっていたとされています。
紀元前7世紀頃、大陸から鉄器文明をもたらしたのがケルト人です。
彼らのもたらした鉄器文明で生産力が上がり、人口が増加しました。
同時に部族間の争いが激化し、奴隷制が広がります。
1世紀頃にローマ軍の侵攻を受けて属州となると、122年にローマ五賢帝の1人ハドリアヌス帝が長城を築いて北方のケルト人に備えました。
ロンドン(ローマ名はロンディニウム)はローマが建設した都市です。
イングランドには8世紀から9世紀にかけて7つの王国が成立しましたが、829年にその1つのウェセックス王エグバートによって統一されます。
1066年イングランド王国のノルマン朝ウィリアム1世によってイングランドが征服されると、イギリスにフランス風(ラテン風)の国家統治と宮廷文化がもたらされます。
イギリスとフランスの密接な関係が始まりました。
12世紀後半から16世紀まで、イギリスは封建社会となります。
1215年に貴族が王権を制限する大憲章マグナ=カルタが成立しました。
これによりイギリス国家の骨格が出来上がります。
14世紀から15世紀にかけてフランスのヴァロワ朝と王位継承争いになり、百年戦争が勃発します。
その後もイギリス王位継承をめぐってバラ戦争が起き、イギリスの封建諸侯は没落していきました。
16世紀には絶対王政を確立し、エリザベス1世の時代に全盛期をむかえます。
1603年にエリザベス1世が死去すると、スコットランドからステュアート家のジェームズ1世を迎えステュアート朝となりました。
イギリスはスコットランド王国とイングランド王国に二分されていましたが、1707年にアン女王のもとで両王国は一体化し、現在のイギリスの前身ともいえるグレートブリテン王国が成立します。
グレートブリテン王国が成立した1707年5月1日がイギリスの建国記念日と言われることが多いですが、国民の祝日にはなっていません。
当時、イングランド王国はアイルランドを征服していましたが、18世紀半ばにアメリカ独立戦争が起こると北米対策に翻弄されてアイルランドの植民に隙ができます。
アイルランド議会の地位が上がりました。
これを危惧したグレートブリテン王国はアイルランドを併合し、グレートブリテン及びアイルランド連合王国を成立させたのです。
その後1922年にアイルランド南部の自治が認められ、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国となりました。
第二次世界大戦を経て様々な犠牲を負ったイギリスは、選挙によって労働党が与党となり社会保障が充実した社会を目指すよう方向を転換していったのです。
イギリスの人口は
です。
(2015年:IMF「World Economic Outlook Databases」より)
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「国別基礎情報」によれば、2005年のイギリスの人口は約6021万人でした。
2015年までの10年間で約500万人増加したことになります。
2021年のイギリスの人口は約6778万人と予想されているので、今後も増加傾向が続くといえます。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「国別基礎情報 イギリス」
2015年のイギリスの
です。
(WORLD BANK DATAより)
同資料によれば、2005年のイギリスの出生率は1.8でした。
イギリスの出生率は微増傾向です。
イギリスは移民の受け入れに対して積極的で、これが人口増加の要因といえます。
国連の試算によるとイギリスの人口は
になると予想されています。
出典:World Bank Data「Fertility rate, total (births per woman)」
イギリスで最も信仰されているのは
で、約75%の国民が信仰しているといわれています。
少数ではありますが、
を信仰している人もいます。
キリスト教でも
と推定されています。
(ロンドン観光スポットガイド「Fun!LONDON.net」より)
英国国教会は、16世紀国王ヘンリー8世がスペイン王家出身のキャサリン・アラゴンとの結婚の無効をローマ教皇に申し立て却下されたために、ローマ・カトリック教会から分離して国教となったものです。
現在も国教として国の法律で認められています。
2015年のイギリスの名目GDPは
で、世界第5位です。
(IMF「World Economic Outlook Databases」より)
ヨーロッパではドイツに次ぐ第2位となっています。
世界とヨーロッパのGDPトップ5は以下の表の通りです(データはすべて2015年時点)。
【世界トップ5】
順位 | 国名 | 名目GDP |
---|---|---|
1位 | アメリカ | 17兆9470億ドル |
2位 | 中国 | 10兆9828億ドル |
3位 | 日本 | 4兆1232億ドル |
4位 | ドイツ | 3兆3576億ドル |
5位 | イギリス | 2兆8493億ドル |
【ヨーロッパトップ5】
順位 | 国名 | 名目GDP |
---|---|---|
1位 | ドイツ | 3兆3576億ドル |
2位 | イギリス | 2兆8493億ドル |
3位 | フランス | 2兆4215億ドル |
4位 | イタリア | 1兆8157億ドル |
5位 | ロシア | 1兆3247億ドル |
2015年のイギリスの1人あたり
で、世界第14位で、ヨーロッパでは第9位となっています。
(IMF「World Economic Outlook Databases」より)
1人あたりGDPの世界ランキング上位には北欧諸国を中心とするヨーロッパの国が多くランクインしています。
です。
世界のGDPでイギリスより上位にいた日本の1人あたりGDPは
で世界26位です。
イギリスは人口が日本の半分程度ですが、1人あたりGDPが高いために世界のGDPで上位にランクインしているのです。
2013年のイギリスの平均月給は
です。
(国際労働機関(ILO)より)
平均年収は
と算出できます。
2013年の平均レートは「1ポンド=約1.6ドル」ですので、イギリスの平均年収は
です。
2013年の平均値である「1ドル=約97円」で日本円換算すると
となります。
2014年の日本の平均年収は
です。
(国税庁「平成26年民間給与実態統計調査結果」より)
イギリスの平均年収は日本と同程度の水準にあります。
イギリスは先進国としては高い出生率と移民の受け入れを進めていることから、今後も人口が増え続けると予測されています。
GDPも徐々に伸びているため、人口増加にともなってイギリス経済は今後も発展していくといえます。