イギリスの産業、企業は?通貨はポンド?首都や面積は?

この記事の結論は「イギリスは人口増加とともに経済成長が続いており、世界的企業が多くある。通貨はポンドで、ユーロは導入していない。イギリスの面積の約8倍の海外領土がある」です。イギリスはユーロに所属していますが、共通通貨であるユーロは導入していません。この記事では、イギリスの経済や産業、企業、首相、通貨がポンドである理由、首都や面積、日本との関係についてまとめました。

イギリスの経済、産業は?

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IMF「World Economic Outlook Databases」によると、2015年のイギリスの名目GDPは約2兆8493億ドルで、世界第5位の規模です。同資料によると、10年前の2005年のイギリスの名目GDPは約2兆4192億ドルでした。10年間で約4300億ドル増加しています。

同資料によると、2021年のイギリスの名目GDPは約3兆3739億ドルと予測されています。2015年からの約6年間で約4000億ドル増加する見通しです。イギリスは今後6年間で過去10年間と同等の経済成長をすると予想されているのです。

EUROSTAT「Unemployment by sex and age – monthly average」によると、イギリスの2015年12月の失業率は5.0%です。同資料によれば、ヨーロッパ28カ国の2015年12月の失業率平均は9.0%となっています。イギリスの失業率はヨーロッパの中でも低い水準です。

イギリスの主要産業は、金融・観光などのサービス業や自動車・航空機・電気機器などの製造業、エレクトロニクス、化学、石油、ガスとなっています。

 

イギリスの有名企業は?

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イギリスは世界に進出している有名企業の本社が多くあります。

  • ダイソン
  • バーバリー
  • ダンヒル
  • ボーダフォン
  • ベントレー
  • ユニリーバ
  • アングロ・アメリカン
  • WPPグループ

ダイソン:電気機器メーカー。サイクロン式掃除機を初めて開発・製造した会社として知られています。

バーバリー:イギリスを代表するファッションブランドの1つ。キャメル地に黒・白・赤で構成されたバーバリーのチェックは「ヘイマーケットチェック」または「バーバリークラシックチェック」として知られています。

ダンヒル:イギリスを代表する高級ファッションブランド。リシュモングループに属しています。

ボーダフォン:世界最大の多国籍携帯電話事業会社。

ベントレー:イギリスの高級車・スポーツカーメーカー。1998年以降はドイツ・フォルクスワーゲングループ傘下となっており、現在は同グループのフォルクスワーゲン部門に属しています。

ユニリーバ:食品や洗剤、ヘアケア、トイレタリーなどの家庭用品メーカー。オランダとイギリスに本拠を置く多国籍企業となっています。

アングロ・アメリカン:主に鉱業資源などを取り扱ういくつかの企業の投資グループ。社名はイギリスや米国、南アフリカから資本金が集められたことに由来しています。

WPPグループ:世界第1位の広告代理店グループ。ジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)、オグルヴィ・アンド・メイザーなどを傘下においています。

 

イギリスの首相は?

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イギリスは立憲君主制で、政体は上院と下院の二院制をしいています。

2016年6月現在、イギリス首相を務めているのは第75代イギリス首相デイヴィッド・キャメロン氏です。キャメロン氏は保守党に所属しています。1966年10月9日生まれの49歳です。

キャメロン氏はロンドンで生まれ、名門オックスフォード大学に進学して政治学などを学びました。卒業後は保守党調査部に勤務して政策資料の作成などの仕事を行っています。

1994年から7年間大手メディア・カールトンに勤務したあと、2001年の庶民議員総選挙に出馬して当選します。2005年からは保守党の党首も務め、その出世の早さが注目を集めました。

2010年5月11日に首相に就任し、現在に至ります。

 

イギリスの通貨はポンド?

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イギリスで使用されている通貨はポンドです。EUに加盟している多くの国は統一通貨であるユーロを導入していますが、イギリスでは導入されていません。

ヨーロッパ2位の経済大国であるイギリスがユーロを導入しない背景には諸説ありますが、かつて首相を務めたサッチャー氏の意見が大きく関係しているといわれています。

サッチャー氏はかつて「各国の通貨の管理は一国の政府が行うべきだ」と考え、ユーロの導入に反対しました。サッチャー氏の考え方はサッチャリズムともいわれ、現在のイギリスにも大きな影響を残しています。

そのほか、イギリスがEUの高いインフレ率を警戒しているという説や、金利や国債の決定権を手放したくない(ユーロを使用する場合、政府支出と金利調整機能が欧州中央銀行で一本化され、国債発行の単年度GDPが3%制限される)という説があります。

このような背景があってイギリスはユーロを導入していないのです。

 

イギリスの首都、面積は?

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イギリスの首都はロンドンで、2015年の人口は約863万人です。近年ロンドンの人口は急速に増えており、一極集中が進んでいます。

イギリスの面積は約24万2500平方キロメートルで日本(約37万8000平方キロメートル)の3分の2ほどです。ただイギリスは広大な海外領土があり、それらをすべて合わせると面積は約198万平方キロメートルになります。海外領土は本国の面積の約8倍となっています。

 

イギリスと日本の関係性は?

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イギリスと日本の関係の歴史は古く、1600年にイギリス航海士・ウィリアム氏が日本に漂着して以来400年以上にわたって交流が続いています。

現在は政治・安全保障・防衛・経済・文化面など様々な分野において緊密な協力関係にあり、親密な関係を築いています。

イギリスは国連安保理の常連理事国であるとともにG7やEUでも重要な役割を果たす影響力の大きい国であるため、日本にとってイギリスとの緊密な関係を維持することは非常に重要です。

経済面では毎年1兆円規模の貿易を行うなど、お互いにとって大切なパートナーとなっています。

 

成長を続けている先進国

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イギリスは人口増加とともにGDPの成長も続いており、今後も成長が期待される国です。グローバルに活躍する企業も多くあります。

イギリスは影響力の強い国でありながら、ユーロ圏の共通通貨を使用していません。理由は諸説ありますが、経済的理由やサッチャー元首相の考え方が残っていることが理由として挙げられます。

 

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