大阪の主要産業は?企業の売上高ランキングは?

この記事の結論は「大阪の主要産業は卸売業・小売業と製造業で、伊藤忠商事やパナソニックの売上高が高い。売上高トップ10にはインフラ産業である関西電力や大阪瓦斯、建設会社の大和ハウス工業などがある」です。大阪は江戸時代から天下の台所と呼ばれ、商業がさかんな町として栄えました。この記事では、大阪府の主要産業や企業の売上高トップ10をまとめました。

大阪の主要産業は?

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大阪の主要産業は「卸売業・小売業」「製造業」です。この2つの産業だけで大阪の売上高全体の約82%を占めています。

総務省統計局「経済センサス」によると、2014年の大阪の卸売業・小売業の売上高は約53兆2370億円です。府の産業全体の約62%を占めています。全国でも東京に次ぐ第2位の売上高で、全国の卸売業・小売業の売上の約10.2%となっています。

卸売業・小売業の企業等数・従業員数も府内の産業に占める割合が高く、企業は6万8211社(企業全体に占める割合22.0%)、従業員は101万1995人(同21.4%)となっています。ただどちらも前回(2012年度)調査からやや減少しています。

同資料によると、製造業は売上高17兆4094億円で、府の産業全体の約20%を占めています。これは全国の製造業の売上高の約5.6%にあたります。企業数は4万1614社(企業全体に占める割合13.4%)ですが、前回調査時よりも約2300社減少しています。従業員数はやや増加し、65万3155人(同13.8%)となっています。

 

大阪の企業、売上高トップ10

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大阪の企業数は30万9670社(全国の7.6%)で、東京に次ぐ第2位です。組織別にみると「会社企業」が13万6135社、「会社以外の法人」が1万5360社、「個人経営」が15万8175社となっています。

日本経済新聞「売上高ランキング」を参考にした2015年の大阪の企業の売上高トップ10は以下の表の通りです。

順位 企業 売上高
1位 パナソニック 7兆5537億円
2位 伊藤忠商事 5兆835億円
3位 関西電力 3兆2459億円
4位 大和ハウス工業 3兆1929億円
5位 住友電気工業 2兆9330億円
6位 シャープ 2兆4615億円
7位 ダイキン工業 2兆436億円
8位 積水ハウス 1兆8588億円
9位 武田薬品工業 1兆8073億円
10位 大阪瓦斯 1兆3220億円

 

大阪の企業、売上高第1位「パナソニック株式会社」

パナソニックグループの事業持株会社として、三洋電機・パナホームなどを傘下に置いています。2015年度売上高は約7兆5537億円、時価総額は約2兆3304億円で全国でもトップクラスの企業です。

主力事業は総合電機部門で、2015年には「誠実で革新のものづくり」という社の姿勢が評価され、日経リサーチアワード「企業ブランド大賞2015」を受賞しています。

旧社名は「松下電器産業株式会社」で2008年10月1日に現社名へ変更されました。

創業者は松下幸之助で、1917年に電気ソケットの製造販売を始め、翌年に松下電気器具製作所を創設します。1927年には自転車用角型ランプを販売し、この商品から「ナショナル (National)」の商標を使用しはじめます。(※2016年現在商標は「Panasonic」に統一されています。)

 

大阪の企業、売上高第2位「伊藤忠商事株式会社」

日本屈指の巨大総合商社です。

傘下に有力企業を多数抱えており、現在は祖業である繊維の他に食料や生活資材、情報通信、保険、金融といった非資源分野全般を強みとしています。2015年度売上高は約5兆835億円、時価総額は約2兆2232億円です。

創業は1858年で、伊藤忠兵衛が麻布類の卸売業を始めたことが始まりとされています。現在は、生活消費関連分野で業界最大の収益規模を誇り、主要子会社にファミリーマート、プリマハム、センチュリー21ジャパン、エドウィンなど身近なブランドを傘下にしています。

 

大阪の企業、売上高第3位「関西電力株式会社」

日本を代表する電力会社です。近畿地方2府7県(京都、大阪、滋賀、奈良、和歌山および兵庫・福井・三重・岐阜の一部)を営業区域とする電力会社です。2015年度売上高は約3兆2459億円、時価総額は約9870億円となっています。

2011年の東日本大震災以降、脱原子力発電依存の傾向が強まり、火力・水力発電を中心に安定供給に努めています。ただ火力燃料費の増加など関西電力が直面する課題は少なくありません。また2016年4月に一般家庭向けの電力自由化が始まったことで今後は安定供給だけでなくサービス力も求められるようになりした。関西電力のビジネスモデルの改革が注目されています。

 

大阪の企業、売上高第4位「大和ハウス工業株式会社」

1959年にプレハブ住宅(工業化住宅)を日本で初めて販売し、当時の住宅建設の常識を覆しました。住宅・建設業界の最大手で、2015年度の売上高は約3兆1929億円、時価総額は約3兆1179億円です。

建設事業としては、戸建住宅や分譲マンション、賃貸住宅等の企画・設計・施工・販売を始め、ショッピングセンターなどの商業施設た物流施設、医療・介護施設の企画・設計・施工・リフォームを手がけています。また、都市開発事業や宅地・工業団地の企画・設計・施工・販売、再開発事業や環境エネルギー事業、農業事業、ロボットスーツHALの販売代理も手掛けています。

 

大阪の企業、売上高第5位「住友電気工業株式会社」

日本最大手の非鉄金属メーカーで、2015年度売上高は約2兆9330億円、時価総額は約1兆2186億円です。自動車関連製品や情報通信機器、電子部品、産業素材など幅広い事業を行っており、自動車用ワイヤーハーネスや光ファイバーなど世界トップシェアの製品を多数持っています。

製造業としては海外展開の最も進んだ企業の1つで、住友ゴム工業の大株主でもあります。住友グループの中核企業であり、住友商事、日本電気とともに住友新御三家の一角といわれています。

 

大阪の企業、売上高第6位「シャープ株式会社」

総合家電メーカーで、大手電機8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)の一角です。2015年度売上高は約2兆4615億円、時価総額は約2330億円となっています。

液晶の応用技術を軸としていましたが、液晶経営の失敗から2016年に台湾の鴻海精密工業による買収に合意し、日本の大手電機メーカーとしては初の外資系企業傘下となりました。日本の経済史に残る大きな出来事といえます。大規模な人員削減を要求されるなど、シャープの今後の動向が注目されています。

 

大阪の企業、売上高第7位「ダイキン工業株式会社」

世界五大陸38ヶ国に拠点を持つ空調機、化学製品の世界的メーカーです。2015年度の売上高は約2兆436億円、時価総額は2兆6271億円で、主要事業である空調事業の売上高は2010年からキヤリア社(アメリカ)を抜き世界第1位、フッ素化学製品ではデュポン社(アメリカ)に次いで世界第2位のシェアを誇っています。海外事業拠点は145ヶ国に展開し、海外売上比率は71%、全従業員の約80%が日本国外で働いています。

 

大阪の企業、売上高第8位「積水ハウス株式会社」

住宅大手の1つで2015年度売上高は住宅業界では大和ハウスに次ぐ第2位の約1兆8588億円、時価総額は約1兆3661億円です。

大手プラスチックメーカーである積水化学工業を母体とする積水ハウスは、1963年にプラスチックを材料に住宅を完成させ、後に鉄骨とプラスチックを使用した新しいプレハブ住宅を完成させました。また1960年に東京都千代田区末広町に日本初となる住宅展示場をオープンさせ、直接販売方式を浸透させています。

賃貸向け住宅が業績をけん引しており、鉄骨造が主力となっています。

 

大阪の企業、売上高第9位「武田薬品工業株式会社」

日本の医薬品企業(製薬メーカー)での2015年度売上高は全国第1位です。売上高は約1兆8073億円、時価総額は約3兆5981億円となっています。アステラス製薬や第一三共、大塚ホールディング、エーザイと共に国内5大医薬品メーカーのひとつです。

1781年、初代近江屋長兵衞が幕府免許のもと日本の薬種取引の中心地であった大阪・道修町で和漢薬の商売を始めたことが始まりとされています。現在は連結売上高の約90%を医療用医薬品売上が占め、糖尿病治療薬や高血圧症治療薬、消化性潰瘍治療薬等を主力製品としています。

 

大阪の企業、売上高第10位「大阪瓦斯株式会社」

近畿地方2府4県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)に719万世帯、8259百㎥を供給している一般ガス事業者で、東京ガス、東邦ガス、西部ガスとならぶ大手4大都市ガス事業者の一つです。2015年度売上高は約1兆3220億円、時価総額は約8581億円で、旧野村財閥の中核で、現在のりそな銀行と親密といわれています。

大阪の売上高第3位の関西電力と同様、2016年に始まった電力自由化を新しいビジネスチャンスと捉えており、今後の経営方針に注目が集まっています。

 

大企業が多く競争が激しい

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大阪府は江戸時代、日本全国の物流が集中する経済・商業の中心地として「天下の台所」と呼ばれていました。卸売業や小売業は現在でもさかんに行われています。

企業数は東京に次いで全国第2位で、売上高の上位は広く知られている歴史の長い企業が多いです。競争も激しい地域ではありますが、ビジネスチャンスも多い地域です。

 

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