政治・経済

シンガポールの歴史、人口、時差、宗教、ドル、年収、GDPは?

シンガポールは1965年にマレーシアから独立しました。人口密度が高いがグローバルな国で、英語、マレー語、中国語、タミル語が公用語です。1人あたりGDPは世界第7位です。シンガポールの出生率は日本より低いですが、人口は増加すると予想されています。今後の伸びが期待されるシンガポールに興味はありませんか。この記事では、シンガポールの歴史や人口、公用語、宗教、GDP、平均年収についてまとめました。

シンガポールの歴史は?

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シンガポールは7世紀頃、テマセックという名前の漁村でした。

当時の史料には「海賊を生業とする住民が住み、外国船も寄港していた」と記述されています。

 

マラッカ王国

1402年になると、マレー半島南部にマラッカ王国が建国されました。

その頃シンガポールはサンスクリット語で「ライオンの町」を意味するシンガプーラと呼ばれるようになります。

 

ポルトガルの占領

1509年にポルトガルの遠征隊がマラッカに到着すると、1511年にマラッカはポルトガルに占領されてしまいます。

マラッカ王国の王はマレー半島のジョホールに移りました。

1513年にはシンガプーラもポルトガルの侵略を受け荒廃します。

再び漁民と海賊の住み、マングローブの生い茂るさびれた漁村となってしまいました。

 

イギリスの植民地

1819年1月、イギリス人トーマス・ラッフルズがシンガプーラに上陸します。

ラッフルズは当時島を支配していたジョホール王国より商館建設の許可を取り付け、名称も英語風のシンガポールと改めました。

 

1824年には植民地としてジョホール王国からイギリスに正式に割譲されます。

 

その後シンガポールはイギリスの海峡植民地の首都となり、東アジアとヨーロッパの貿易通路の中継港としての大きな役割を果たしました。

太平洋戦争では一時日本に占領され昭南島と改名されましたが、日本の敗戦により再びイギリスの支配下に入ります。

 

独立

ただ、宗主国のイギリスに対する地元住民の反感は強く、その後独立運動が続きました。

1959年イギリスより自治権を獲得すると、1963年マレーシア成立にともなってその一州となります。

そして1965年にマレーシアより分離し、シンガポール共和国として独立しました。

 

シンガポールの人口、公用語、時差は?

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シンガポールの人口は

  • 約554万人

と推計されています。

(IMF「World Economic Outlook Databases」より:2015年)

 

 

シンガポールの人口推移

同資料によると、2005年のシンガポールの人口は約427万人でした。

 

10年間で約130万人増加しています。

 

2021年のシンガポールの人口は約580万人と予想されているので、今後も増加傾向が続きます。

シンガポールは国土が小さいため、国土あたりの人口密度ではマカオやモナコ公国と並んで世界トップクラスです。

 

人口増加を目指す

2015年のシンガポールの

  • 出生率は1.2

です。

(WORLD BANK(世界銀行)「Data Indicators」より)

 

日本の出生率はおよそ1.4なので、シンガポールの出生率は日本よりも低い水準です。

シンガポール政府はさらなる発展のために出生率引き上げや外国籍の専門的人材への国籍開放などを行っており、2030年までに人口は650万人以上を目指すとしています。

 

シンガポールでは高齢化が進んでおり、政府は出生率を上げるためのさまざまな政策を実施しています。

 

多言語国家

シンガポールの公用語は

  • 英語
  • マレー語
  • 中国語
  • タミル語

です。

これらの言語は平等に扱われ、学校教育でも各民族語が英語とともに必須科目として教えられています。

国民がコミュニケーションをとるためには英語が日常生活で用いられており、シンガポールで話されているなまりのある英語はシングリッシュと呼ばれています。

 

日本との時差

日本との時差は1時間です。

日本の方が1時間進んでいます。

日本が午後1時(13時)の時、シンガポールは正午ということです。

 

シンガポールの宗教は?

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旅行情報サイト「ユートラベルノート」によると、シンガポールで最も信仰されている宗教は

  • 仏教

です。

約51%の人が信仰しています。

 

そのほか

  • イスラム教
  • キリスト教
  • 道教
  • ヒンズー教

などが主な宗教です。

 

仏教や道教は主に華僑系住民、イスラム教は主にマレー系住民、ヒンドゥー教は主にタミル系住民により信仰されています。

また、民族にかかわらずキリスト教も広く信仰されています。

 

シンガポールのGDPは?

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2015年のシンガポールの

  • 名目GDPは約2927億ドル

で、世界第39位です。

(IMF「World Economic Outlook Databases」より)

 

アジア・オセアニア地域では第11位となっています。

 

アジア・オセアニア地域のGDPトップ5は以下の表の通りです(データはすべて2015年時点)。

【アジア・オセアニア地域トップ5】

順位 国名 名目GDP
1位 中国 10兆9828億ドル
2位 日本 4兆1233億ドル
3位 インド 2兆907億ドル
4位 韓国 1兆3769億ドル
5位 オーストラリア 1兆2239億ドル

シンガポールはアジアを代表する金融センターの一つであり、2016年にはロンドン、ニューヨークに次ぎ世界3位の金融センターと評価されています。

 

また税制優遇や優れたインフラ環境、英語や中国語が話せる人材の多さからビジネスのしやすさが評価され、多くの企業誘致にも成功しています。

 

シンガポールの1人あたりGDPは?

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2015年のシンガポールの

  • 1人あたりGDPは5万2888ドル

で、世界7位です。

(IMF「World Economic Outlook Databases」より)

 

アジア・オセアニア地域ではマカオに次ぐ第2位となっています。

 

1人あたりGDPの世界ランキングは

  1. ルクセンブルク(10万1994ドル)
  2. スイス(8万675ドル)
  3. カタール(7万6576ドル)

です。

 

マカオやシンガポールは経済規模の大きさに比べて人口が少ないため、1人あたりGDPは大きくなるのです。

アジア・オセアニア地域のGDPでランキング上位だった中国は1人あたりGDPになおすと7990ドルで世界75位、日本は3万2485ドルで世界26位となっています。

 

シンガポールの平均年収、通貨はドル?

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2012年のシンガポールの平均月収は

  • 約4487シンガポールドル

です。

平均年収は

  • 5万3844シンガポールドル

ということになります。

(国際労働機関(ILO)より)

 

2012年の平均レートは「1シンガポールドル=約0.79ドル」ですので、シンガポールの平均年収は

  • 約4万2536ドル

です。

 

2012年のドルの平均値である約79円で日本円換算すると

  • 約336万円

になります。

 

シンガポールでは経済成長が著しく、物価の上昇も続いています。

特に家賃については近年の上昇率は高くなっています。

 

少子化対策を進めるアジアを代表するグローバルな国

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シンガポールの1人あたりGDPは世界トップクラスで、少子化対策を進めているため人口増加が見込まれています。

 

シンガポールはマラッカ・シンガポール海峡に位置し、国際海運にとっては欠かせない位置にあります。

ジュロン港は積み替え港としては世界で一番忙しい港であり、船燃料販売世界一でもあります。

 

工業化や高い技術産業で発展したシンガポールには世界中から人が集まり、高い生活水準となっています。

国の政策と地理的なメリットを生かし、小さな島々から構成される国ながらアジアを代表する国家として、経済基盤を作り上げています。