アフィリエイト業界の研究、市場規模や主要企業、未来予測は?

この記事の結論は「アフィリエイト業界は過去の予測を大幅に上回るスピードで大きくなっている市場。とはいえ、広告市場のほうが30倍以上大きな市場。アフィリエイトのビジネスモデルの認知拡大や、アフィリエイトビジネス自体のイメージアップが業界全体の課題」です。広告業界は華やか年収も高く、就職先として人気がある業界です。広告業界のなかでもアフィリエイト業界の詳細や今後秘めている可能性について知っている人は少ないのではないでしょうか。この記事では、アフィリエイト業界の詳細研究や市場規模、主要企業、未来予測についてご紹介します。

 

アフィリエイト業界の研究、市場規模は?

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2012年12月に発表された矢野経済研究所の「アフィリエイト市場に関する調査結果2012」によると、アフィリエイト業界の市場規模はその当時で約1276億円であるといわれています。後にご紹介するアフィリエイト業界の主要4社の売上高合計は、2012年度から2015年度までで約2倍になっています。

これらより、アフィリエイト業界の2016年現在の市場規模は、約2500億円程あると推定できます。2012年時点の矢野経済研究所の予測では、2015年度のアフィリエイト業界の市場規模は約1659億円です。アフィリエイト業界の市場規模は、老舗調査会社の予測を上回るスピードで拡大しているのです。

 

アフィリエイト業界の研究、主要企業は?

アフィリエイト業界には主に「広告主」「メディア」「アフィリエイトサービスプロバイダ(以下ASP)」の3プレイヤーがいます。メディアが商材を売れば売るほど広告主からメディアに報酬が渡されます。広告主とメディアの間に入り、販売管理や報酬のやりとりのシステムを提供するのがASPです。ASPを運営している企業は主に4社あります。いずれも上場しています。

アフィリエイト業界の主要ASP企業

  • ファンコミュニケーションズ
  • アドウェイズ
  • インタースペース
  • バリューコマース

ファンコミュニケーションズ

ファンコミュニケーションズは、アフィリエイト満足度調査6年連続1位を誇るASP「A8.net」を運営している企業です。2015年12月期の売上高は357億円、売上高経常利益率17.2%を誇るアフィリエイト業界の超優良企業です。

アドウェイズ

アドウェイズも300億円以上の売上高を誇り、売上高だけでみるとファンコミュニケーションズに匹敵する企業です。ゲームアプリ関連のアフィリエイトが得意領域で、日本国内だけでなく海外にも展開をしています。

インタースペース

売上規模200億円のインタースペースは、証券会社出身の創業者が作った会社です。提供しているASPサービス「アクセストレード」は、創業者のバックグラウンドもあり得意領域を金融や保険においています。

バリューコマース

ヤフー株式会社の関連会社でもあるバリューコマースは、日本で最も古くからASPサービスを展開している企業です。平均勤続年数、平均年収はアフィリエイト業界でトップクラスに入る会社でもあります。

アフィリエイト業界の研究、未来予測は?

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関連記事にまとめた通り、広告業界の市場規模は約6.2兆円です。アフィリエイト業界が顧客に提供する価値は広告業界と極めて近しいのですが、現状、広告業界には入っていません。アフィリエイト業界が2000億円市場とすると、31倍も大きい市場が身近存在していることになります。

また、ここ数年の広告業界のテーマのひとつに「投資対効果」があります。広告主はこれまでは「広告費をいくら支払って、いくらの収益があがったか」の計算を厳密には行ってきませんでした。今後広告に投資対効果を求めるトレンドになるのであれば、広告市場にある多額のマネーがアフィリエイト業界に流れ込んでくるシナリオが現実味を帯びてきます。

業界全体の認知度、イメージアップが課題

アフィリエイト業界は、顧客に提供している価値や広告業界の変革の近くで恩恵を受けるだろうポジションニングを考えると、もっと評価をされるべき業界といえます。

一方で広告主のなかには、そもそもアフィリエイトを知らなかったり、「秒速で稼ぐ」などの言葉に引っ張られて良いイメージを持っていなかったりする人もいます。アフィリエイトのビジネスモデル自体の優秀さや、イメージアップに取り組むのがアフィリエイト業界全体の課題といえます。

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