日本の就学援助率は?就学支援金制度とは?

この記事の結論は「就学支援金制度は高校などに通うために教育費の負担を軽減する制度。日本の就学援助率は15.42%です。日本には、経済的教育費の負担を軽減するいくつかの制度があります。この記事では、就学援助や日本の就学援助率、就学支援金制度についてまとめました。

 

就学援助率とは?

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就学援助とは「公立小中学校の児童生徒のうち、経済的に困窮している家庭に学用品代などを補助する」制度のことです。

学校教育法第19条の「経済的理由によって就学困難な児童生徒の保護者に、市町村は必要な援助を与えなければならない」という規定に基づきます。

就学援助率とは、公立の小中学校に通う児童生徒のうち、就学援助を受けている児童生徒の割合を指します。

公立の小中学校には授業料はありませんが、学校給食費や修学旅行費、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費などは各家庭で負担しなければなりません。学用品に関しても、学校指定の制服や体操服、運動靴、家庭科・技術の実習材料など、様々な出費があります。このような負担を援助する制度が就学援助なのです。

 

日本の就学援助率は?

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文部科学省「平成25年度就学援助実施状況等調査」によると、2013年の就学援助率は15.42%です。

およそ6人に1人が就学援助を受けていることになります。1995年の就学援助率は7.7%ですので、約20年で2倍になっています。

文部科学省によれば、アメリカでは通常、クレヨンやノートのような学校で使う道具は学校が支給をしています。児童生徒の通学にはスクールバスが使用され、その購入費は州や国から補助金が交付されます。家庭への負担はほとんどないため、日本のような児童生徒個人を対象とした就学援助はほとんど行なわれていません。

イギリスでは、通学が困難な児童生徒は寄宿舎に入ることになります。経済的に経費の負担が困難な場合は、地方教育当局がその費用を負担することがルールになっているのです。

 

就学支援金制度とは?

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文部科学省によれば、就学支援金制度とは「授業料のための就学支援金を支給することにより、高等学校などの教育にかかる経済的負担を軽減する」ことを目的とした制度です。国立、公立、私立を問わず、高等学校等に通う一定の収入額未満の世帯の生徒に対して就学支援金を支給します。

また、自治体によっては国から支給される就学支援金のほかに補助を行うところもあります。例えば埼玉県では、県の単独補助として、授業料軽減補助、入学金軽減補助(全日制高校、特別支援学校高等部のみ)などを行っています。

 

経済的負担を軽減する制度を使う家庭は増えている

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日本には、小中学校には就学援助制度が、高等学校等には就学支援金制度があります。経済的に教育費を負担することが難しい家庭では、これらの援助を受けることができます。

ただ日本では、就学援助を受ける児童生徒が6人に1人います。クラスが30人であれば、5人は就学援助を受けていることになります。

所得格差の低いデンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの北欧を中心とするヨーロッパ諸国では、教育を国家の将来を見据えた「国づくり」「人づくり」の最も重要なテーマとして位置づけています。

日本の将来を担う子どもたちが安心して学校に通える環境づくりが大切です。

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