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2016.12.6
2016.12.6
2017年卒向けに行われたアステラス製薬のインターンシップに参加した学生にインタビューをし、体験記をまとめました。
アステラス製薬のインターンは学生のあいだで評判が良く、大学の先輩から
という話を聞いていたため興味を持ちました。
私は薬学部に所属しています。薬学という専門性を活かしながらも、文系や理系出身の違う目線を持った学生と切磋琢磨したいと考え、エントリーをしました。
エントリーシート→グループディスカッション→参加決定というフローでした。
エントリーシートは「参加を希望する理由」を400字で述べるというものでした。
私は自分のエピソードに基づき、MRの魅力を体感したいという趣旨の内容を書きました。
グループディスカッションは「あるショッピングモールのフードコートにレストランを出店するならどの店舗を選ぶか(3つの選択肢から選ぶ)」というものでした。
1グループ5〜7人で約40分間で答えを決めるというもので、発表の機会はありません。
司会者などの役割を決めることもありませんでした。
アステラス製薬のインターンの選考で行われたグループディスカッションには2つのポイントがあります。
グループディスカッションのポイント
街の人口やショッピングモールの来客構成といった数字を分析し、ターゲットを決めるときなどに活用するのがオススメです。論理的思考力やマーケティング能力をアピールすることができます。
選択肢 | 客単価 | 評価 | 回転効率 | 評価 |
---|---|---|---|---|
A | 〜円 | × | 〜% | ○ |
B | 〜円 | ○ | 〜% | △ |
C | 〜円 | △ | 〜% | × |
表のように、それぞれの選択肢に項目ごとで整理して評価してみてください。誰が見てもどの選択肢が最適かわかりやすくなります。こ
の表を使用することで物事を整理する力がアピールできますし、結論をわかりやすく伝えることができます。
インターンシップは2015年8月に4日間連続、11月に1日の計5日間のプログラムでした。
3日目には実際にMRとして働く方に一日同行する機会がありました。
一人ひとりにMRの方が割り振られ、実際に仕事についていきました。
それ以外の日程は日本橋のアステラス製薬本社ビル付近で行われました。
東京、千葉、埼玉、神奈川以外からの参加者には日本橋のホテルが用意されていて東京圏以外の参加者は助かっていました。
2つあります。
「製薬業界・アステラス製薬の企業理解が深まったこと」「アウトプットの技術が向上したこと」です。
プログラムの中では、業界、企業、薬品の各知識を学ぶ機会があり、自分だけでのリサーチでは学ぶことができないような内容まで教えて頂きました。
また、プログラム中は毎回プレゼンなどアウトプットの機会が設けられました。
プレゼンの研修や実際のアウトプットを通して、効果的なプレゼンができるスキルを身につけられました。
優秀な同年代の仲間たちと出会えたことです。
薬学系ターム38人のメンバーのうち、3年生は私だけで他のメンバーは薬学部の5年生か院生でした。
その中で物怖じせずに議論に参加することができたことは私にとって自信になりました。
参加メンバーは頭脳明晰で人間性も素晴らしく、プログラムやプログラム後の会食で様々な考え方、価値観に触れることができて良かったです。
各日共に8時45分から17時45分のスケジュールで行われました。
8月、11月の本プログラム後、一部の学生は2月に行われたAAAセミナーに呼ばれました。
6、7人のグループに分かれていたため、アイスブレイクからはじまりました。その後午前中は、自己分析や他己分析のワークをしました。
WEBテストの性格診断の結果をもらい、それを元に自分の強みや弱みをグループ内で考えました。
自分では見えなかった自分を浮き彫りにすることができたのが収穫です。
午後は製薬会社が発展するための方法をテーマにしたワークでした。
製薬会社の現状について学んだ後、今後の経営戦略について議論し、発表するという形式でした。
アステラス製薬の場合、ジェネリック医薬品開発に着手するかどうかで意見が分かれました。
私は、会社としての誇りがあるため、先発品を押していく戦略をとるべきという立場の意見で議論に参加しました。
3日目のMRの方との営業同行に向けて、営業ロールプレイングを行いました。
「1つの薬を選び医師にプレゼンする」「医師との会話の中で医師のニーズを把握する」など、具体的なケースを用いて教わりました。
併せて営業マナー研修もありました。
実際のロールプレイングをメンバーからフィードバックしてもらう機会もありました。
普段得られないフィードバックなので自分がどのように見られているかの理解が深まりました。
私は新宿エリアの営業所で、総合病院のような大きな病院から小さなクリニックまで様々な病院に伺い、医師のニーズを汲み取る難しさを肌で感じました。
合間の時間には、MRの方が私が用意した質問に丁寧に答えて下さり、現場についての疑問から製薬業界への疑問を現場のリアルな声で解決することができました。
午前中は、同行営業で学んだことのディスカッションとプレゼンがありました。エリアごとに戦略が違うので、他のエリアに行ったメンバーの話を聞けて様々な種類の戦略を比較することができました。
午後は社員の方との座談会やプログラムのまとめを行いました。
このプログラムでは、自分を省みることで「製薬業界で働きたい理由」「MRをしたい理由」が明確になり、本選考のエントリーシートにも役立ちました。
終了後は会社主催の懇親会があり、ご飯とお酒を交えて人事の方とざっくばらんにコミュニケーションをとることができました。
11月に行われたプログラムでは、文系・理系・薬学系が混ざったグループが作られ、1日かけて指定されたエリアにおけるMRの営業戦略を策定しました。
たくさんの数字データや医師の言葉を整理しながら「どの病院にどの薬をどのくらいの量で営業するのか」「根拠は?」と細かく詰めていきます。
実際のMRさながらの戦略立案で緊張感もあり、充実した1日でした。
1日あっても時間が足りないほどの情報量を整理し、最後のプレゼンを終えた頃にはヘトヘトでした。
このプレゼンでは優秀賞をとると賞品のボールペンをいただくことができます。
インターンに参加される方は、最後のプレゼンで優秀賞を目指してみてください。
5日間のプログラムを終えると、メンバーの約3割がAAAセミナーに呼ばれます。
招待される基準は知らされていませんが、プログラム中に優秀だと感じた学生はほとんど呼ばれていました。
AAAセミナーでは、外部講師の方を交えて丸1日「ロジカルシンキングセミナー」を受講します。
講師の方は実際に大手一流企業でセミナーをしている方で、受講料は1人あたり数十万円という話も聞きました。
社会人でも難易度が高いといわれるセミナーを受けることで、就職活動でも役に立つスキルやマインドを身につけられました。
インターンに参加される方は、AAAセミナーに参加できることを目指して5日間のプログラムに積極的に参加することをオススメします。
プログラムがどれも洗練されており、参加した者として大変満足度が高いインターンシップでした。周りの学生からの評判もとても良いと感じています。
学生1人に対して100万円以上のコストをかけている企業はそう多くはありません。企業理解、内容、参加者との人脈、どれを取っても満足した内容を感じられると思います。
口コミや噂によるとAAAセミナーの後に「GO NEXTセミナー」というものが存在し、そこに呼ばれると内定獲得に繋がるといわれています。
内定が出る確証はありませんが、アステラス製薬側も目的なく学生とは考えにくいので呼ばれること自体は良い反応といえるのではないでしょうか。
インターン参加者には参加者限定の説明会があり、その後の選考フローも一般の学生とは異なってきます。
アステラス製薬に少しでも興味がある方にはインターンの参加をオススメします。
この記事を読んだ、アステラス製薬やインターンシップに興味のある方へのアクションアイテムは
「就職活動を有利にすすめる目的でインターンを活用する」です。
アステラス製薬のインターンは
という意味で就職活動にプラスに働くインターンシップといえます。
「製薬やMRに興味がない」「文系だから」といった考えをもっている人にもネットワーキングや能力向上の観点でオススメです。
どのインターンにも共通して言えることですが、大切なのは「自分で足を使って情報を集めること」です。
興味がないと決めつけずに、時間が許す限り自分の目で見て、耳で聞いて、企業や業界の勉強をしてください。
「思っている以上に、世界は、仕事は広い」それを感じるためにインターンは絶好の機会です。