未来工業、日本一社員を大切にする会社の働き方とは?

この記事の結論は「日本一社員を大切にする会社の働き方を自分に取り入れて、自分の市場価値を高めよう」です。岐阜県にある設備資材メーカー未来工業は「日本一”社員”が幸せな会社」として知る人ぞ知る企業です。この記事では、未来工業の会社データ概要やユニークな制度、働き方についてまとめました。

未来工業とは?

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未来工業は1965年、岐阜県大垣市に設立された設備資材メーカーです。現在は岐阜県安八郡輪之内町に本社をかまえています。

1991年に名古屋証券取引所二部に上場し、社員数は810人、平均年齢は44歳11ヶ月、平均勤続年数は20年4ヶ月です(有価証券報告書 2015年3月末時点)。

創業者の一人である故・山田昭男氏によって設立されました。事業内容や会社データからすると、一見普通の会社ですが、未来工業は「日本一”社員”が幸せな会社」として名を馳せています。

 

未来工業は日本一社員を大切にする会社

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未来工業は2011年、第一回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞しました。

・就労時間1日7時間15分
・年間休日140日、日本一休みが多い会社として表彰
・社員全員が正社員
・終身雇用制度と年功序列型賃金を維持
・希望に応じて定年は70歳
・育児休職は最大3年

など、働く人にとっては夢のような環境が整っています。

そんな環境下でも創業以来50年赤字決算なし。競争が激しい資材メーカーという事業内容においても営業利益率11.5%(2016年3月期決算)と、二桁を超えています。社員の環境と経営実績の両立ができている企業なのです。

その理由の一つに、ユニークな働き方があります。

 

未来工業の働き方は?

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未来工業では、他の会社にはない働き方が実践されています。

残業禁止

未来工業の就労時間は1日7時間15分です。8時間労働が基本の一般的な会社よりも短いですが、残業も原則禁止です。

長時間労働はストレスの増加、集中力の低下を招き、労働意欲も減少します。そんな状態で働いても生産性は高まらないですね。

残業禁止だと集中力が高まります。

業務の優先順位付け、取捨選択をしなければならないので無駄なことをしないようになります。どうすれば効率的になるかを考えるのが習慣になるため、どんどん生産性が高まります。

生産性を高める好循環を生むためには、残業禁止が有効なのです。

 

常に考える

残業をしないと決めたところで、いきなり仕事が速くなるわけではありません。重要なのは常に考えることです。

「この工程は無駄じゃないか」「どうしたら5分はやく終わるか」「無駄はどこにあるのか」を常に考えることが生産性アップに繋がり、残業をしなくても仕事が終わる状態に繋がるのです。

未来工業では社内の改善案であれば、どんなアイディアにでも1件500円の報奨金出す制度があります。アイディアが採用されると最大3万円が支給される制度もあり、社員が常に考えるような環境づくりを制度で盛り上げているのです。

 

管理しない

未来工業では管理を禁止しています。

社員を管理すると、自分の頭で考えず、指示をされなければ行動をせず、言われた通りにやった結果なので検証もしない人材になってしまうのが理由です。

「管理職」の言葉の通り、マネジメント職の人はすぐに管理をしたがりますが、未来工業では管理をする上司は「ダメ上司」として降格にしてしまうこともあります。

 

ホウレンソウ禁止

管理主義の最たる例が報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」です。

管理主義の上司は、特に「報告」をさせたがります。未来工業では、報告は信頼をしていない証拠です。信頼をしないなら、そもそも最初から採用をしないほうが合理的ともいえますね。

 

ノルマ禁止

ノルマを課すのも根底には管理の発想があります。

またノルマは「一定期間において目標を達成できなければご褒美を与えない(orバツを与える)」制度なので、未来工業では人のヤル気を削ぐものとも考えています。

従業員はノルマを課さずとも、任せて信頼すればちゃんと行動をしてくれるという「信用」がこの制度の背景にはあるのです。

 

できるところから改善を

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この記事を読んで自分も未来工業のような働き方がしたいと思った人のアクションアイテムは

「できるところから改善をはじめる」

です。

勤務している会社が管理主義であれば、ホウレンソウやノルマを独断で無くすことは難しいです。ただ「常に考える」は、いつからでも、誰にでもできます。

自分の仕事に無駄はないかを常に考え、5分短くするにはどうすれば良いのかを習慣になるまで考えながら働いてみてください。自分の生産性は高まり、市場価値が高まります。

働く時間を短くして早く帰り、その分勉強や読書などを自己投資に充てることで「自己成長の好循環」が生まれます。「うちの会社は管理主義だから」などと環境のせいにせず、まずはできるところからはじめてみてください。

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