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2016.5.8
2016.5.8
グループディスカッションにおいて企業が見極めたいポイントは「チームに貢献できるか」です。
会社に入ると会議や打ち合わせ、朝会や夕会、ミーティングなど、チーム単位で動く場面が多くなります。そのとき、チームの一員として価値を発揮できるかによって評価がわかれます。
グループディスカッションでは、入社後に所属チームにおいてテーマ解決に貢献できるかが問われているのです。
グループディスカッションは自己主張の場ではありません。
グループディスカッションによくある失敗例として「自分の意見を通そうとしてケンカ気味な議論になる」「斬新なアイディアで目立とうとして突拍子もない発想をする」などがあります。
前者は、チームとしての結果より個人が活躍することを優先した場合に起こります。グループディスカッションはチームへの貢献が第一です。ワンマンプレーはチーム内の輪を乱す行為として、マイナス評価の対象にされます。
後者は、人事担当に自分を印象付けようと、奇抜な発想で目立とうとした場合に起こります。グループディスカッションは課題解決よりも解決に至る過程が重要です。発想重視で課題解決を狙うのはチームで課題解決したことにはならないので、やはりワンマンプレーとみられます。
どちらも、個人で活躍しようと自分をアピールすることを目的とした結果、グループディスカッション本来の目的を見失っているときに起こります。
グループディスカッションは個人戦ではありません。企業が見極めようとしているポイントを常に意識することが大切です。
企業がグループディスカッションを行うときに見る能力は、大きく2種類あります。
必要最低限の能力(Must要件)と、持っていたほうがよい能力(Want要件)です。
前者は、企業で働くうえで必要な能力です。後者は、持っていると強みになる力といえます。グループディスカッションにおけるMust要件とWant要件は以下の通りです。
この能力は、企業側から見れば持っていて当然の能力です。もし自分に足りないものがあるなら早急に獲得する必要があります。
4つのMust要件
課題に対して積極的に取り組む姿勢です。社会に出れば、受け身の状態では仕事はできません。自分から動くことが大前提です。主体性がない人を正社員として採用したい企業は1社も存在しないと考えて問題ありません。
グループディスカッションのグループは同年代がほとんどですが、社会では様々な年代の人と仕事をすることになります。チームの輪を乱さないために、誰にでも礼儀正しく接することが必要です。
目的を失っては、チームに貢献することはできません。常に、今チームで何を解決しようとしているのかを把握し、共有することが大切です。
グループディスカッションでは、常に自分の意見が通るとは限りません。異なる意見が出た時に、反論をするのではなく、総合的に見てより適切な意見を採用することが重要です。自分の意見に固執するのではなく、チームとして何がベストかを見極める柔軟さも必要な能力のひとつです。
この能力は、アピールすることで面接官に好印象を与えることができます。ただ、グループディスカッションの目的はあくまでチームへの貢献なので、主張のしすぎは禁物です。個人の利益ではなく、チームの利益のために発揮してください。
4つのWant要件
話し合いの場で、自分の意見を簡潔にわかりやすく伝えることができれば、課題解決に貢献することができます。いくらいい意見を持っていても、相手に伝えることができなければ意見がないのと同じです。
締め切りがない仕事はありません。限られた時間で結論を導くために、時間を意識して時間内に課題を解決することが大切です。
話がなかなか進展しないときに、大きく局面を変えるアイディアを出すことができれば、課題解決に大きく前進することができます。奇抜な発想である必要はありません。見方を変える力が求められます。
物事を解決するためには、しっかりとした根拠のある提案が必要になります。論理的な考えに基づく意見や主張をすることができるかどうかがポイントになります。
グループディスカッションにおいて、Must要件は必須です。そのうえで、自分はどの能力ならチームに貢献できるのか見極める必要があります。
グループディスカッションはチームプレーです。チーム内で自分の役割を的確にこなすことが求められます。自分の特徴や長所をしっかりと把握したうえで、どの能力でなら役立てるのかを自分自身で知る必要があります。
自分の所属するグループによっては、必要とされる能力が変わる可能性があります。チームに何が足りていないか見つけだし、それを補うことができればグループディスカッションの上級者といえます。
この記事を読んだ方へのアクションアイテムは
「グループディスカッションで自分にできることを棚卸しする」です。
グループディスカッションで自分がどの能力や分野でなら貢献できるのかあらかじめ整理して具体的なイメージを持ちましょう。本番でも戸惑うことなく課題に取り組むことができます。
まずは自分にどのような力が備わっているのか、何が足りていないのかを明確にすることです。自分の力を自分で把握することで、余裕をもってグループディスカッションに取り組むことができます。
しっかりと自分と向き合い、何ができるのか理解してください。本番でも目的を見失うことなく、チームに貢献できるようになりますよ。