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転職会議を徹底取材!口コミという判断軸を提供しているサービス

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。
転職の求人を見てもいまいちピンとこない時に頼りたくなるのが口コミ。ただ実際のところ、口コミは信用できるのでしょうか。この記事では、約20万社の企業の口コミが掲載されている転職会議を取材した内容をまとめています。口コミの信ぴょう性などについてお聞きしましたので、転職会議の口コミを見る際に参考にしてみてください。

約20万社の口コミを見ることができるサービス


(転職会議を運営する株式会社リブセンスのオフィス)

BraveAnswer(以下BA)編集部:転職会議はどのようなサービスですか?

転職会議は、企業の口コミを見ることができる求人サイトです。口コミが登録されている企業は約20万社、求人は約17万件あります。

実際に在籍している人や過去に在籍していた人に企業の口コミを書いてもらうので、企業のホームページなどではわからない実態に近い情報を手に入れることができるのが転職会議の特長です。

企業に関する様々な情報が掲載されていますが、年収や福利厚生といった基本的なデータから、将来性や入社前後のギャップ、女性の働きやすさといった実際に入社してみないとわからない情報まで知ることができます。

これらの項目は、弊社が運営する転職支援サービス「転職会議エージェント」が蓄積してきた情報を元に、求職者の方が転職の時に重視する項目として掲載しています。随時見直しを行っているので、新たに必要な項目があれば増やすこともあります。

 

BA編集部:転職会議はどのようにして利用するのですか?

転職会議の情報は、会員登録をしなくてもある程度の情報は見ることができます。

もし口コミを詳細に見たい場合は、無料会員登録をした後に口コミを投稿する、もしくは口コミ投稿が不要の有料会員(月額税抜980円)になる、といういずれかの方法をとっていただく必要があります。

 

BA編集部:会員登録をする際に、他社の転職支援サービスの登録を促すページが表示されるという情報がありますが、これは事実でしょうか?

事実です。

会員登録の際には、転職希望条件や持っているスキル、どれくらい現実的に転職を検討しているかなどを入力していただきます。その情報を元に、ユーザー様に合った他社の転職エージェントへの登録をオススメするページを表示しています。

登録内容に合わせてよりオススメの転職エージェントを表示するので、表示される転職エージェントは数も内容も人によって異なります。

なぜ他の会社のサービスをオススメするのかというと、ユーザー様の理想のキャリアに近づく転職体験をお届けしたいからです。

口コミだけを見て転職を決める人は多くないでしょう。併せて他社の転職エージェントにも登録していただくことで、キャリアアドバイザーから様々な転職サポートをしてもらえるだけでなく、自分で検索するだけでは見つからない求人を紹介してもらえることもあります。

紹介してもらった求人の口コミを知りたければ、転職会議で確認することができます。

このように転職エージェントと転職会議を併用することで、よりユーザー様にマッチした企業に転職することができるのではないかと思います。

もちろん他の転職エージェントの登録は必須ではありませんので、その点はご安心いただければと思います。

 

可能な限り中立性を保つ口コミ


(転職会議を担当されている菊池さんと長澤さん)

BA編集部:どのような人が口コミをしているのですか?

年齢問わずいろいろな人に口コミを投稿していただいています。

また、「ブラック企業の状況改善のために声を上げたい」「自社のいいところを多くの人に知ってほしい」というモチベーションの人も多く書き込みを頂いています。

 

BA編集部:やはり気になるのは口コミの信ぴょう性だと思います。

そこですよね。

実は転職会議では口コミを確認する専門部署がありまして、システムを使って特定のキーワードに引っかかった口コミは自動的に弾く仕組みになっています。

加えて目視でも確認していますので、個人情報や誹謗中傷のような内容が書かれた口コミは表示されません。

また、企業から「口コミを削除してほしい」と問い合わせが来ることもありますが、基本的に削除はしない方針です。

会社でつらい思いをしている人が現状を伝えようと口コミに書いたのに企業の圧力で削除されてしまう、という状況を防ぐためです。

もちろん、明らかに嘘の情報が書き込まれた場合は、企業から問い合わせがあったタイミングで企業側に直接確認して、事実でなければ相応の対応をします。

 

BA編集部:やはり企業からの削除要請もあるんですね。

そうですね。

中立性を確保するために、企業からの削除要請は内容を厳正に審査しております。

そういった意味では、転職会議の口コミは企業よりも求職者に寄り添ったものになっていると思います。

ネガティブな口コミがない企業は無いので、ユーザー様にはネガティブな口コミも参考にしてもらいつつ、企業がそれをどのように改善しようとしているかを見てもらえると良いですね。

 

BA編集部:企業がステルスマーケティングのように良い口コミばかり投稿していることもあるのではないでしょうか?

その可能性は否めません。

全てのステマの口コミを排除できるわけではないのですが、そのような投稿は極力排除するように努めています。

具体的な判断基準は企業秘密なのでお伝えできませんが、こちらとしても、偏った情報はできるだけなくなるように対応をしています。

 

BA編集部:口コミを投稿することで投稿者が誰かわかってしまうことはないのですか?

正直に言うと、可能性はゼロではありません。

人数が少ない会社ではそのリスクは大きくなりますし、例えば大きな会社でも、役職が上がるにつれて人数が限られてしまうという意味でリスクはあります。

また、職種や年齢、何年頃在籍していたか、という情報から、個人が特定されてしまう可能性もあります。

 

BA編集部:やはりそのリスクをなくすのは難しいんですね。口コミを見る側としては、口コミとどのように接すればよいのでしょうか?

口コミは現場のリアルな話が聞けるというメリットがある一方で、エビデンスがない主観なので本当かどうか判断するのが難しいという側面もあります。

全ての情報を鵜呑みにせず、「※個人の見解です」というテロップが出ているイメージで読んで頂いて、あくまで判断軸の1つという距離感で接するのが良いのではないかと思います。

インターネットの発達によって情報が溢れている世の中ですが、どの情報が自分にとって有益なのかはご自身の中で精査が必要だと思います。

 

求人情報からは見えないところが見られる


(プロジェクターも使ってサービスの説明をしていただきました)

BA編集部:転職会議というサービスが実現したい世界はどのような世界ですか?

転職会議のビジョンは「無駄な転職を撲滅する」です。

私達は、転職をしたのにすぐに辞めてしまうことも含めて無駄な転職だと思っています。

ただし、求人情報は基本的に企業の良い面しか書いてありません。当たり前ですが、入社してほしいのに自らマイナス面を積極的に出す企業はありませんよね。

そのため、求人情報だけを見ていても自分にマッチする企業は見つけにくいですし、入社後にミスマッチが生まれやすいと思います。

企業にとっても、せっかくお金も時間もかけて採用した人がミスマッチによってすぐに辞めてしまうのは大きなデメリットです。

だからこそ、良い面も悪い面も含めた企業のリアルな内部情報を「口コミ」という形に言語化して求職者の方に広く共有することで、ミスマッチを回避したいと考えています。

口コミは求人情報では見えないところを見ることができますからね。

もしかしたら、口コミを見ることでこれまで選択肢になかった企業に興味が出てくるかもしれません。口コミという新しい検討要素が生まれることは、比較する幅が広がるという意味でより良いマッチングをするためにすごく良いことだと思います。

転職会議の口コミを見ることで、少しでも後悔がない転職をしてほしいです。

転職は人生において大きな決断です。転職先を選ぶ判断軸の1つに、「転職会議」の口コミがあれば嬉しいです。

 

編集後記:口コミという判断軸を提供する

取材の後、転職会議の見方について色々と教えてもらいました。

転職会議のサイトが最近アップデートされたようで、企業情報の数値(例えば過去5年の売上高の推移など)をグラフで表現するなど、視覚的に理解しやすくなっています。

口コミも含めて、このような情報は全て企業を判断する軸の1つです。この軸は多いほうが、より包括的に企業を比較検討して判断することができます。

特定の軸に偏った見方をするのではなく、様々な軸で企業を評価することで、よりマッチした企業を見つけることができるのだと思います。

企業の内部情報を「口コミ」という形で言語化し、求職者の方が自分に合った企業か判断する軸の1つとして提供しているサービスが、転職会議なのです。

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