20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2020.1.7
2020.1.7
(今回お話をお伺いしたキャリアアドバイザーの椎名さん)
今回は、転職会議エージェントのキャリアアドバイザーである椎名さんにお話をお伺いしました。
転職会議エージェントは、IT・web業界に特化した転職エージェントです。webメディアやIT関連、人材関連など、無形サービスに関する求人案件を多く扱っています。
私達のサービスの特長は、IT業界やweb業界の中でも営業職やマーケティング職などのビジネスサイドに強い点です。
ITやwebと聞くと、エンジニアなどの技術職のイメージがあるのではないでしょうか。実際、IT・web業界に特化した転職エージェントの中には、技術職の案件を多く持っているところも多いです。
一方の私達は、業界は同じでも営業職の案件などを多くご紹介しています。技術職でなくともこういった業界に身を置くことで、スピード感を持って仕事に取り組むことができます。そのため、若手でこれからもっとキャリアを積み上げていきたいという求職者の方にご利用いただいています。
ホームページから無料で会員登録をしていただいたのち、まず最初に私達キャリアアドバイザーと面談をしていただきます。
面談をもとにキャリアアドバイザーがマッチしそうな案件をご紹介します。その中から、求職者の方が納得感を持って「選考を受けたい」と感じた企業の選考に進んでいただきます。
また選考前には、書類添削や面接対策などを行っています。
面接対策は、求人企業1社1社について深く掘り下げると言うよりも、「面接とはなにか」のようなテーマで座学をすることが多いです。面接という場を正しく認識することで、個別の選考の準備の質もぐっと上がります。
(株式会社リブセンスは目黒駅からほど近いビルにあります)
私達は初回面談では求人紹介をしないことが多いです。
初回面談では、「今課題に感じていること」「辞めたいと感じるほど嫌だと思っていること」「なぜ今の会社に入ったのか」「なぜ入社後にギャップを感じてしまったのか」といった、求職者の方のこれまでのお話や思っていること、感じていることを中心にお聞きします。
これには理由があります。
転職というのはその人にとって大きな決断だと思いますが、転職を考える時に多くの人は「現職で感じているストレスから逃れたい」「自分に向いている仕事がしたい」の2つを望んでいることが多いです。ただ驚くほどに、それが具体的にどういう状態なのか、正しく理解できている方は少ないです。
この2つを求職者の方ご自身が理解していない状態で求人案件を見てしまうと、表面の条件にとらわれて2つの望みが達成できない案件を選んでしまう可能性が高いです。
そのため、1回目の面談ではこの2つを把握することに時間を使うので、求人は紹介しないことが多いのです。1回目で求職者の方が転職で叶えたい2つの望みを把握し、2回目以降の面談で案件をご提案するようにしています。
おっしゃるとおりです。
また、2回目以降の面談に進むかどうかは求職者の方におまかせしています。
2回目の面談に来ていただけるのであれば、その時に転職のスケジュール感や、どの領域で何社くらい求人を見たいのか確認をして案件をご紹介します。
一方で、私達がご紹介する案件は成長著しいIT・web業界の案件ですので、もし「自分はビジネスサイドで成長したいというよりもライフスタイルに合わせて事務職などの職種を選びたい」というご希望であれば他の転職エージェントさんを紹介することもあります。
(逆さの「?」にも水滴にも見えるロゴマークには「発想と「徹底」の意味が込められています。)
選考の際には、自分のことを客観視できることが重要な要素の1つだと考えています。
私の場合、面接の手応えを求職者の方自身に採点して頂き、面接後の自己評価を行っていただいています。
例えば自己評価が80点なのに面接に落ちてしまっているとしたら、それは自分が話したいことを話しているだけで企業側からの質問の意図に十分答えられていない可能性があります。
そんなときは、求職者の方に面接官の立場を演じていただいて「この質問をした時に応募者さんにこう答えられたらどう感じる?」と役割を逆にしてロールプレイングをしています。
そうすると、「企業が本当に聞きたかったことに的確に答えられていなかったな」ということが実感できますよね。
自己評価が高いのに面接に落ちてしまう人の場合、「良い大学に通っていた」「良い会社に勤めていた」のような、外的要因によって自己評価が高くなっている場合もあります。
外的な要因である程度評価されていても、面接で評価されるのは求職者の方ご本人です。しっかりとご自身がどのような評価をされているのか、自覚することが大切です。
逆に自己評価が低くて面接に受かったという場合は先程の例と比較するとあまり問題だとは思っていません。
この場合は、自分は即戦力として通用するのか、不安になってしまっていることが多いので、自信をつけていただけるようにアドバイスをすることにしています。
ご利用いただいている求職者の方は、20代から30代前半が多いですね。
未経験からの転職も多いですよ。大体ご相談に来ていただく求職者の方の7割位は業界未経験です。
「今伸びている業界に転職したい」「今の会社には将来性が感じられない」「スキルや経験が積み上がっている感じがしない」といった理由で転職を考える人が多いです。
自分にとって成長するためにはどんな環境がいいのか、と考えた時に、IT業界やweb業界が選ばれています。
そうですね。
また、大手の転職エージェントに行ってから私達転職会議エージェントに来ていただくことも多いです。たくさん求人案件を見せてもらったけど、結局どれがいいのかわからない、という方々です。
なぜそうなってしまうかというと、結局転職しようとしている自分自身のことを理解しきれていないからなんです。
これは先ほどお話した、1回目で無理に案件をご紹介しない理由に繋がります。
(面談は白を基調とした清潔感ある面談ルームで行われます)
もちろん自己分析は大切ですが、そこまで仰々しいものはしなくて良いと思います。
なぜ自分はこの会社をやめたいのだろうかということを、外部からの声ではなく自分自身を見つめて考えることが大切です。今の会社で解決できないのか、という視点も大事ですね。
転職をすれば全て解決すると思っている方もいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。
何がこの環境を変えたいと思っている要因なのかを知ることがまずは大切です。
おっしゃるとおりです。
また、やりたいことがないという人も多いと思いますが、個人的にはそれでいいと思っています。
今の世の中、YouTuberやインフルエンサーなどが「好きなことで生きていく」ということを体現しています。
そんな人達が「好きなことで生きていこうよ」というメッセージを発信していると「好きなことをやらなきゃいけない」と、ある種の強迫観念に陥ってしまうことがあります。
ただ、まだ20代のうちは自分ができることが明確でないことも多いです。
できることもわからないのにやりたいことがわからないのも当然だと思います。できることがわからないうちに「好きなことで生きなきゃ」と考えると、例えば「映画が好きだから映画業界に就職しよう」のように深く考える前に焦ってキャリアを決めてしまうことになります。
まずはできることを増やして、成果を出してからやりたいことを見つけても遅くはないと思います。
そのためにも、今の目の前の仕事に向き合い、自分を見つめることが大切なのです。
転職会議は「無駄な転職を撲滅する」をビジョンに掲げています。
転職会議エージェントにご相談に来ていただければ、自分を客観的に見る機会になりますので、結果として転職に至らなかったとしても、「自分自身と真剣に向き合ったことは無駄ではなかった」と思ってもらえたら嬉しいです。
転職はネガティブな理由で意思決定することも多いです。
自信がないときは保守的な選択や極端な選択をしてしまいがちですが、それは自信がないがゆえに他の人の意見を聞きすぎてしまうことに原因があります。そのような選択は、長期的に見ると後悔してしまう結果になることも少なくありません。
自信を失っている状態というのは辛いです。自己理解を深めて、なぜ自分に自信が持てないのかを知るだけでも気持ちは楽になると思います。
ぜひ私達に、ご自身を知るお手伝いをさせていただければと思います。
転職会議エージェントは、IT業界・web業界に特化した転職エージェントです。20代から30代の、成長したいと感じている求職者を主な対象としています。
今回取材をしてみて、転職会議エージェントでは求職者の方が自分自身のことを自分で理解することに重きを置いているように感じました。
何か具体的な事象があって転職を検討し始めることも多いと思いますが、そこから更に、「なぜそう感じるのか」を自分自身で深堀りしていくことが、今後のキャリアを考える上で大切なのだと思います。
だからこそ、転職会議エージェントでは初回面談で求人紹介をしないこともあるのです。
転職会議エージェントを運営する株式会社リブセンスの哲学は「幸せから生まれる幸せ」とホームページに記されていますが、まさに転職会議エージェントを利用する人を幸せにすることに主眼を置いていると思います。
転職会議エージェントは、求職者が自己理解を深めることで自ら未来を切り開くことを目指すサービスなのです。