女性が転職を検討したらどんな準備が必要?注意点や未経験の転職についても解説!
2018.8.10
2016.4.22
経済成長が右肩あがりから横ばい(微減)にシフトした日本では、あらゆる人の働き方やキャリアの描き方が多様化しています。特に女性には「妊娠・出産」という男性にはないイベントがあるのでキャリアの選択肢が男性よりも多様です。「バリキャリ」「ゆるキャリ」の選択から「結婚」「出産」をする、しないの判断。出産後の復帰、復帰の仕方も「バリキャリ」「時短」、二人目、三人目の子どもなど、様々な選択肢存在します。
女性のキャリアの多様化に伴い、中小企業の経営者と結婚する人のキャリアの選択肢も増えました。高度経済成長期では、中小企業の経営者と結婚をした場合、妻は家庭に入り、家事や家族の問題にリーダーシップを持つというのがメジャーな選択肢でした。
ただ、日本の経済環境が変わり、グローバル化やインターンネットの普及など「働くインフラ」が変わった近年は、嫁ぎ先の会社で仕事をしたり、まったく別の仕事をしてパートナーを助けたりする経営者の妻も昔に比べて増えています。
以下に3つのオススメのキャリアをまとめました。獲得するべきスキルもあわせてご紹介します。
中小・ベンチャー経営者の妻にオススメのキャリア
パートナーである中小企業の経営者には「経営者の仕事だけ」をやらせることをオススメします。事業が成功する確率が高まるからです。もし嫁ぎ先の会社の仕事をする場合には、以下4つのスキルを身につけておいけば、旦那さんに「経営者の仕事」に集中してもらう時間を増やすことができます。
主なサポート業務スキル
「スケジュール管理」「領収書の整理」「会食の手配」「書類の整理(取捨選択、PDF化)」「PCの入力代理」「メールや手紙の代筆」など、経営者の時間を奪うタスクの代替機能ができれば、経営者は重宝します。パートナーのクセや好みが分かれば分かるほどやりとりがスムーズになるので、妻が代替してくれるなら助かる経営者も多いです。
出張時の行き方やホテル一つとってもあらゆる選択肢があります。検証スキルとは、複数パターンの中からあらゆる条件を踏まえて最適な選択肢を検証し、意思決定者に提示するスキルです。このスキルが身につくと、秘書業務全般の質が向上します。
秘書業務以外にも、魅力的な文章が書けたりプレゼンテーション資料が作れたりするのも、経営者のタスクを削減する手段の一つです。最後の仕上げは経営者がやる場合でも、ベースとなる素案やシナリオがあるだけでも大幅に業務スピードは改善されるからです。
経営者が普段接する弁護士や会計士などの士業関連の方、ビジネスパートナーとの意思決定後の進行を代替するためには、対人コミュニケーションスキルが必要です。ここまでできるとサポート業務の枠を越えて貢献ができているといえます。
経営者は「夢やビジョン」と「そろばん」を両立させる仕事です。「夢やビジョン」を従業員、顧客、消費者に語りかけ、自社が選ばれるようにしながら、稼ぐお金、使うコストを常に意識して文字通り帳尻を合わせにいくことをします。コスト意識は誰にでも身につけることができる普遍的なスキルです。
会社から見た自分にかかるコストをご存知でしょうか。そのコスト以上の価値提供をできているでしょうか。できているとしたらいくら分上乗せしているでしょうか。その根拠はなんでしょうか?
常に数字を意識して考えることで、自分自身の人生や仕事を経営する感覚を養えます。その感覚は経営者にとって心から有難いものなのです。エンジニアやバックオフィス系の職種の方は営業職のように自分で稼いだお金が明確にわからないので、尚一層コスト意識を身に付けるべきともいえます。自分が日々の仕事で生み出している価値はいくらくらいなのか。外注した場合のコスト感とあわせて調べてみるのがオススメです。
中小企業経営者の妻は大企業や公務員に勤務することも賢明な選択といえます。中小企業経営者には「事業を成功させたら大きな報酬が得られる」リターンがある反面、「事業を失敗すると収入がゼロになったり、借金を背負ったりする」リスクがあります。
大企業や公務員で働く環境は、このリスクとリターンが真逆の関係です。事業が成功しても大きな報酬は得られない反面、たとえその会社の事業の調子が悪くても安定して給与が貰えます。家計にもポートフォリオマネジメントの考え方を適応してみるのもオススメです。
この記事を読んだ方へオススメのアクションアイテムは
「パートナーの強みや意向にあわせてどのようなサポートをするかを考える」
です。
新興系の会社経営者の妻になる場合、パートナーは「自由になんでもやっていい」というスタンスかもしれませんし、歴史ある企業の社長夫人になる場合には「家を守ってもらう」というルールがあるかもしれません。まずはパートナーやその家族がどのような意向をもっているのかを把握したうえで、自分のスキルセットやマインドセットの向上計画をたてるのがオススメです。
オススメのキャリア2でご紹介した「コスト意識」は資本主義社会で生きていくうえで役に立つマインドです。ほとんどすべての会社において「コスト意識がある人」のほうが「コスト意識がない人」よりも評価、重宝されるからです。オフィシャルには明示していなくても、ほとんどすべての経営者にとって、コスト意識がある人材のほうが心強いのは間違いありません。中小企業経営者の妻になる予定がない人にも身に付けることをオススメします。