転職時の入社日は延期、調整できる?入社、退職交渉の進め方は?

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転職が決まったら退職日を決めてから入社日を確定させましょう。一度決めた入社日を変更することは転職先に迷惑がかかるので辞めましょう。内定をもらい入社日を決めるタイミングはデリケートな時期です。転職先、現職双方に配慮し、細心の注意を払って進めたいものの「どの程度自身の要求を伝えるか」「どのように交渉したらよいか」「順番や段取りが悩ましい」と迷う人も多いのではないでしょうか。この記事では、転職時の入社交渉や退職交渉、入社日の決め方について注意すべきポイントをまとめました。(監修: 株式会社キープレイヤーズ代表取締役 高野秀敏氏)

転職先に応募する前に確認すべきことは?

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転職先への入社日を決めるためには、

  • 「転職先との入社日交渉」
  • 「現職との退職交渉」

の2つを進める必要があります。

この2つは、転職活動をするときに事前準備を行うことで、後々スムーズに進めることが可能です。

転職活動を始めるときには、

  • 転職先のポジションは入社時期が決まっているか
  • 現職を退職するときに必要な手続きや引き継ぎの期間

の2つを事前に確認してください。

上記した2つを確認してから転職活動をスタートするのが、内定後のスムーズな日程調整に役立ちます。

 

転職先のポジションは入社時期が決まってる案件?

中途採用を行っている会社には

  • 「通年で採用活動を実施している会社」
  • 「一定期間のみ採用活動を実施している会社」

の2種類あります。

前者は一年を通して採用を行っているので、入社時期の相談が比較的しやすいです。

後者は決まった期間のみ採用を行っているので、入社時期も予め決まっていることがあります

中途採用のやり方によって、入社時期のフレキシブルさをある程度把握することができます。

入社時期のフレキシブルさは、現職を退職するプロセスに大きく影響するので、事前の確認をオススメします。

中途採用は原則、特定ポジションに合致する人をピンポイントで採用します。

つまりほとんどの転職先は「内定後できるだけ早く来てほしい」という考えを持っています。

このことはあらかじめ念頭において、やりとりをすすめてくださいね。。

 

現職を退職するときに必要な手続きや引き継ぎ期間は?

まずは現職の就業規則を事前に確認しましょう。

退職を申し出るタイミングに関する規則を把握することができるからです。

現職を引き継ぐときにどの程度時間がかかるか見積もることも重要なポイントです。

退職するときの現職のスタンスは「引き継ぎを着実に行うためにできるだけ長く働いてほしい」という場合がほとんどです。

このスタンスを理解したうえで、引き継ぎ期間を見積もるようにしてくださいね。

これまでに退職された人から情報収集するのもオススメです。

「退職の意志を伝えてから実際に退職するまでどのくらいかかったか」を聞くことができて、より現実的なスケジュールを見積もることができますよ。

 

転職先との入社時期交渉の注意点は?

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転職先と入社時期を交渉するうえで注意するべきことが2つあります。

転職先との入社時期交渉における2つの注意点

  • 「早く入社したい意志を示してから希望を伝える」
  • 「退職日が最終決定した後に入社日を決める」

 

注意点1「早く入社したい意志を示してから希望を伝える」

中途採用では原則、内定後早いタイミングでの入社を望まれます。

どんな状況であってもまずは「早く入社したい」という意志を示すことからはじめてください。

そのうえで「引き継ぎが長引く可能性」や「有給休暇の消化」といった理由を加味して入社時期の希望を伝えましょう。

転職先は早いタイミングでの入社を望んでいるので、希望が尊重されるためには「転職先へのメリット提示」が有効です。

入社日を希望通りに合わせたほうが転職先のメリットとなることを示すのです。

たとえば

  • 「引き継ぎ中に転職先の新たな取引先の可能性を探る」
  • 「有給休暇は海外で新たなビジネスの種を探すことも兼ねる」

など、入社時期の希望に加味する理由に付加価値をつけて提示しましょう。

 

注意点2「退職日が最終決定した後に入社日を決める」

入社日の確定は、退職交渉が完了してから行うことが大切です。

退職交渉を完了する前に入社日を確定すると、万が一退職予定がずれ込んだ場合に、入社日を変更しなければならなくなります。

転職先の企業は、転職者を受け入れるにあたり「人事」「現場」「経営者」「管理部」といった、あらゆる人が調整や準備をします。

そのため一度決めた入社日が変わるのは、会社全体を巻き込む大仕事になってしまうのです。

転職先でスムーズなスタートを切るためには「一度決めた入社日の変更は絶対にしない」と決めてください。

退職交渉を完了してから入社日を確定するのは、そのために大切なポイントなのです。

 

現職との退職交渉の注意点は?

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「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがある通り、現職との退職交渉にも注意点があります。

現職との退職交渉における2つの注意点

  • 「迷いを見せない」
  • 「引き継ぎ内容をすり合わせる」

注意点1「迷いを見せない」

退職を迷っているような態度や素振りを見せないことが相手にとっても自分にとっても重要です。

迷いを見せると引き止めに合う可能性があります。

強い意志持って転職をすると決めていることを最初のタイミングで伝えましょう。

もし伝えられないようならまだ悩んでいる証拠でもあるので、信頼できる人に相談をしてみるのもオススメです。

 

注意点2「引き継ぎ内容をすり合わせる」

引き継ぎ内容の認識や詳細は細かいくらいにすり合わせてください。

引き継ぎ内容のすり合わせを行わないと引き継ぎの範囲が曖昧になり、結果引き継ぎ期間が延長する可能性が高まるからです。

確認はプロとしてシビアに行い、決められた期間内で引き継ぎを完了できるようにスケジュールを組んでください。

 

上記2つに注意しないと「退職時期の後ろだおし」の可能性が高まります。

重要なポイントなので繰り返しますが、一度決めた入社時期を変更すると転職先に多大な迷惑がかかります。

2つのポイントを確実に抑えたうえで、退職交渉に望んでください。

 

転職先でのスタートダッシュを決める

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この記事を読んで、入社時期交渉や退職交渉の進め方への理解が深まった方へのアクションアイテムは、

「現職を後腐れなく退職し、転職先と約束した入社日に確実に入社できるように進行する」です。

現職を退職してからも、いつかどこかでまた仕事をするかもしれません。

転職先で新しいキャリアをスタートさせるにあたっても、転職前の段取り不足が原因で最初からつまずきたくないですよね。

この記事でご紹介した進め方を参考に、転職先と現職、どちらにも迷惑が掛からないような転職活動・退職交渉をしてくださいね。