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【新聞から読み解く今】成功を掴み取るためには失敗の活かし方を知ることが大事(2018/12/20)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

一時期大きな話題となった、ビットコインに代表される仮想通貨。金融庁は、仮想通貨という呼び名を「暗号資産」に改めることに決めました。

マネーロンダリングなどを審査する国際組織は「バーチャルカレンシー=仮想通貨」と呼んでおり、日本においてはその呼び名が定着しています。

ただG20などの共同声明は「クリプトアセット=暗号資産」と表現しているため、日本円やドルなどの法定通貨と区別し、G20などで使われる国際基準に表現を統一する、というのが、金融庁が主張する今回の変更の主な理由です。

 

また、投機対象としての側面が強かったのも、呼称変更の一因と考えられます。

約1年前、2017年12月20日には、その価値は1BTC(ビットコインの単位)200万円を超えていました。ただ2018年12月19日現在、1BTCは40万円程度です。一時期のおよそ5分の1となっています。

これほど価値の変動が激しければ、通貨として使うのは難しいでしょう。

今回の呼称の変更には、仮想通貨と言われるものは通貨としての役割を果たしていなかった、という意味も込められているように思います。

 

ただ一方で、通貨としての役割を果たせずとも、使える技術はあります。

暗号通貨に用いられたブロックチェーン技術は、「暗号」としての役割は果たしていました。

これまで、マウント・ゴックスのビットコイン流出騒動や、コインチェックのネム流出騒動などの暗号資産にまつわる事件がありましたが、これは取引所の問題であって、ビットコインやネムに使われている技術の問題ではありませんでした。

技術が悪いわけではないのです。

 

たとえ何かに失敗しても、活かせるところは今後も活かすべきです。これはビジネスにおいても同じことが言えます。

チームで何か新しいチャレンジをして失敗したとしても、全てが駄目だったわけではないと思います。失敗したものの中から、次に活かせるものは何か、探すことが大切なのではないでしょうか。

そうして、最終的に成功と言えるものができれば、その失敗は「成功への過程」に変わるのです。

 

参考

〈金融取材メモ〉『暗号資産』と改称のワケは 金融庁、仮想通貨に苦悩」(2018/12/19)、日本経済新聞

仮想通貨、「暗号資産」に 金融庁が改称、国際標準に統一」(2018/12/18)、日本経済新聞

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