20代で年収800万円はリッチ?手取りは?貯金や生活は?

マネー

20代で年収800万円以上は20代全体の0.6%。手取り月給は約37万5000円。ひと月あたり自由になる金額は約20万円。リッチな生活を思い浮かべますが、実は生活レベル次第で残るお金はどんどん減っていきます。20代で年収800万円を稼ぐ人はどのような人で、どのような生活をしているのでしょうか。この記事では、20代で年収800万円の人の割合や職業、手取り、生活や家族構成ごとのお金の使い方についてまとめました。

20代で年収800万円は高い?

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総務省統計局の調査によると、2014年の20代の人口は約1300万人。そのうち、労働人口は約1000万人です。

転職サービスDODAの「平均年収ランキング2015(約22万人がデータ基)」によると、20代で年収800万円以上を稼いでいる人の割合は、0.6%しかいません。

20代の労働人口は約1000万人なので、20代で年収800万円以上の人は日本に約6万人しかいない、貴重な人材といえます。

 

20代で年収800万円、20代後半で1%

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DODAの「平均年収/生涯賃金データ2014」によると、年収800万円を稼ぐ人は、20代前半ではほとんどいません。28歳、29歳でようやく1%ほど現れます。

同調査によると、59歳の平均年収が約800万円です。20代で年収800万円を稼いでいれば、定年退職間近の方の平均年収と同じ金額を稼いでいるのです。

 

20代で年収800万円、職種や職業は?

20代で年収800万円を越える主な業種は

  • 金融
  • 不動産
  • 総合商社
  • 広告
  • 医療・医薬品
  • コンサル

です。この中でも大手企業を中心に上位数%に限られています。金融であれば大手銀行や証券。不動産であれば財閥系の不動産。総合商社も財閥系+伊藤忠、丸紅の5大商社。医療系やコンサルでは外資系が中心になります。

どの業種を選んでも20代で年収800万円に到達するのは難しいといえます。

職種では

  • 金融トレーダー、アナリスト
  • 営業職(MR含む)
  • コンサルタント

といった、給与におけるインセンティブ比率が高い人の年収が高い傾向にあります。インセンティブは成績次第で多くの報酬がもらえますが、結果が出ない方との間に年収の差が大きく開くこともある制度なのです。

 

年収800円、手取り金額は?

ボーナス 算式 手取り給与
支給単位 支給回数 月額
2ヶ月 年2回 800万円 / 16ヶ月 * 75% 37.5万円
2ヶ月 年1回 800万円 / 14ヶ月 * 75% 42.9万円
0ヶ月 800万円 / 12ヶ月 * 75% 50.0万円

年収800万で、

  • 独身
  • 養っている家族(扶養家族)なし
  • 生命保険の加入なし
  • ボーナスは2ヶ月分が年2回支給(合計4ヶ月分)

の条件で概算すると、月の手取りは約37万5000円です。同条件で「ボーナス2ヶ月分が年1回の支給」の場合の手取りは約42万9000円、「ボーナス無し」だと約50万円です。

年収800万円の場合、年収から引かれる「税金と社会保険料」は約205万円ほどになります。稼いだ額の約25%は税金と社会保険として無条件に差し引かれるのです。

 

年収800万円の20代独身の人の生活は?

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20代で年収800万円を受け取ると、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市圏
  • 1人暮らし
  • 寮・社宅制度なし

の前提で考えます。

物件情報サイトSUUMO(スーモ)によると、東京23区のワンルームマンションで平均家賃の最も安いのは葛飾区の6.1万円、最も高いのは港区の10.1万円です。

年収が800万円だと、いい家に住みたいと考える人も多いので、家賃を11万円と想定します。

光熱費が1万円、携帯など通信費が1万円、食費が3万円、その他費用(日用品、移動費など)が1万円とすると、17万円が「必ずかかるお金」=固定費です。当然、最も大きな固定費は「家賃」です。

ひと月の手取りを38万円とすると、ひと月あたり自由になる金額は21万円です。一週間で5万2500円が使える金額の目安となります。

かなりリッチに感じますね。

飲みに行くと使う金額もついつい増えてしまうので1回7000円として計算すると、「週に3回飲み行く(7000円×3=2万1000円)」「土日に1万円使う」「月に1回はデートで2万円使う」とすると、14万4000円が交際費や雑費として支出されます。月に残るお金は6万1000円です。

案外、残るお金が少なく感じませんか?

少ないと感じたらその理由は2つあります。

・年収が高くなってきたので生活レベルを上げた(家賃、飲みに行くと使う金額)
・額面の25%を税と社会保険に支払った

年収が上がれば上がるほど、少しずつ生活レベルをあげる傾向にある方は、年収が上がった方が貯金に回せるお金が少ないということも起こりえます。年収が上がったからといって、それに比例して手取り金額があがるわけではないことも気をつけるべきポイントの一つです。

 

年収800万円の20代独身、貯金や保険は?投資や運用は?

年収800万円の20代独身の方におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代独身のビジネスパーソンにおすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
21万円 2万1000円 4万2000円 14万7000円
(96万円) 9万6000円 19万2000円 67万2000円

上記の表で使用している「つかうお金」「まもるお金」「ふやすお金」の意味は下記の通りです。詳しくは関連記事にまとめていますので、あわせてご参照くださいね。

「つかうお金」

生きる上で必要なお金の消費を指します。この記事の場合、生活に「必ずかかるお金」は既に差し引いているため、娯楽費や遊興費が「つかうお金」に当たります。

「まもるお金」

貯蓄と保険を指します。急な出費やまとまったお金の出費への積立、万が一の際に家族を守るための備えが「まもるお金」に当たります。

「ふやすお金」

投資と運用を指します。金融商品や不動産などの資産運用だけでなく、書籍や人とのネットワーキングなど自分の価値と高めたり、生活を豊かにするための投資や運用が「ふやすお金」に当たります。

 

結婚前のビジネスパーソンへは、投資や運用といった「ふやすお金」の割合を大きくすることをおすすめします。

年収800万円の独身の場合、無理をすることなく「ふやすお金」を確保できます。ただ、収入が多いだけに、遊興費や娯楽費に多くの金額を使いがちなので、注意が必要です。結婚前で生命保険や医療保険が最小限に抑えられる貴重な時期を有効活用し、「ふやすお金」をさらに大きくすることがおすすめです。

貯金額は月額給与の3ヶ月分から半年分が理想といわれています。「まもるお金」を全額貯金とした場合、1年間で80万4000円のお金が貯まる計算になります。計算すると簡単に貯まりそうな額ですが、実際にはなかなか貯金額が大きくならない方も多いかもしれません。「つかうお金」が大きくなりすぎていないか一度精査してみることをおすすめしますよ。

年収800万円の20代出産前夫婦の生活とは?

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年収800万円の20代出産前夫婦の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族)なし
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 2人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。

同じく「HOME’S」によると、東京23区内の30平メートル以上の1LDKの家賃相場は、足立区が最も安くて7.5万円、港区が最も高くて19.2万円ですので、家賃は15万円程とします。光熱費が1.5万円、携帯など通信費が2万円、食費が5万円、その他費用(日用品、移動費など)が1.5万円とすると、25万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが38万円とすると、1ヶ月で自由になるお金は13万円程度になります。1週間に割ると3万2500円です。夫婦それぞれが「週に1回ずつ飲みに行く(1回5000円)」、「週末にでかけてランチをする(2人分で1回2500円)」としても、1ヶ月で8万円の余りが出る計算になります。

 

年収800万円の20代出産前夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収800万円の20代出産前夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金13万円の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代出産前の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
13万円 1万3000円 5万2000円 6万5000円
(88万円) 8万8000円 35万2000円 44万円

結婚後は貯金に加えて、保険が加わるため「まもるお金」の割合が大きくなります。具体的には、夫婦それぞれの生命保険と医療保険がかかります。特に、奥さんの妊娠後の医療保険加入が難しいため、結婚直後に加入することが一般的です。

年収800万円の出産前家庭の場合、1年間で「まもるお金」を122万4000円、「ふやすお金」を153万円とすることができますよ。

出産前の「ふやすお金」の割合は、独身の時に比べて下がるものの、出産後よりも大きくできる時期です。お金の管理さえすれば、年収800万円の家庭ではまとまったお金の確保が容易です。FPなど相談できるパートナーを見つけて、有効な資産運用を行うこともおすすめですよ。

 

年収800万円の20代子持ち夫婦の生活とは?

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年収800万円の20代子持ち夫婦(子供は1人)の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族) 2人
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 3人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。

出産直後夫婦の家の間取りは、出産前と同程度と仮定し、家賃は15万円程とします。育休中の奥さんの在宅を仮定し、光熱費を5000円アップの2万円、携帯など通信費が2万円、乳幼児に必要な食費を仮定し、食費が1万円アップの6万円、その他費用(日用品、移動費、育児費用など)も5000円アップの2万円とすると、27万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが38万円とすると、1ヶ月で自由になるお金は11万円程度になります。1週間に割ると2万7500円です。「週に2度、旦那さんか奥さんいずれかが飲み会へ行く(1人分で1回5000円)」、「毎週末に家族で出かけてランチをする(大人2人分で1回2500円)」しても6万円ほどのお金が残る計算です。

 

年収800万円の20代子持ち夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収800万円の20代子持ち夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金11万円の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代出産後の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
11万円 6000円 6万円 4万4000円
(86万円) 4万3000円 47万3000円 34万4000円

出産後は、教育積立を目的とした貯金や保険への加入が一般的です。そのため、出産前に比べて、より「まもるお金」の割合が増えることになります。

年収800万円の出産後家庭の場合、1年間での「ふやすお金」は154万6000円、「ふやすお金」は112万8000円となります。つい、週末に家族で外出した時の「つかうお金」が大きくなりがちです。「つかうお金」の上限額は夫婦で話し合っておくことをおすすめします。

年収800万円の家庭の場合、2人目を出産しても「まもるお金」「ふやすお金」を保ちながら生活を送ることができます。ただ、贅沢をしてしまうと家族4人の出費により、「つかうお金」が大きくなりやすいです。お金の使い方、管理の仕方について、夫婦間またはFPを交えて話し合ってみてくださいね。

 

生活レベルをあげない選択肢を検討する

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この記事を読んだ人20代で年収800万円の方へのアクションアイテムは

「生活レベルをあげない選択肢を検討する」です。

20代で年収800万円を稼ぐ方は20代全体の1%未満です。その背景もあり、額面年収が上がれば上がるほど、生活レベルを上げる方が多いです。

年収800万円になっても、年収300万円のように慎ましく生活をすれば、自由になるお金が増えます。自由になるお金をある程度貯めてから、自己投資や資産運用をする順序がポイントです。

資産運用のなかではFxがオススメです。通貨レートの上下は経済動向と相関があるので、世界経済全体の流れを勉強できるからです。資産運用をしながら世の中の動きを予測し、自分の知識や経験値を高めてくださいね。