20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.8
2019.11.8
厚生労働省によれば、フリーターの定義は以下のようになっています。
仕事をしていない場合でも、働く意欲があればフリーターと呼ばれます。
現在ではフリーター時代のアルバイト経験が評価される場合も多く、フリーターから正社員になる道は大いにあると言えるでしょう。
出典:統計局HP-統計FAQ
これから就職活動を始めようとしている方は、まず、どんな方法で就職活動ができるのかを知ることから始めましょう。
就職エージェントを利用すれば、自分に合った求人の紹介、書類添削や面接対策、スケジュール調整などのサポートを無料で受けられます。
Web上で無料登録したあと、担当のエージェントが就活に必要な全ての手順をサポートしてくれるので、就活に慣れていない方は積極的に利用すると良いでしょう。
エージェントの利用は一般的に就職成功率が高く、入社後のサポートも充実しています。基本的には無料で利用できるエージェントがほとんどなので、効率よく就活を進めたい方は利用して損はないでしょう。
マイナビやリクナビなどのサイト上に掲載されている求人広告をチェックし、自分で応募して就活を進めます。
「未経験者歓迎」「フリーターから正社員を目指す」といった条件に絞って求人検索をすると、効率的に求人を探すことができます。ただし、就職エージェントと違って基本的に自分一人で就活を進めるので、面接対策なども自分でしなくてはなりません。就活の知識が少ない場合、時間や手間がかかってしまう可能性があります。
フリーターや既卒(高校・大学・専門学校などを卒業後、正社員として勤務したことがない者)向けの求人情報も多いですが、就職エージェントと比べるとサポートは薄くなってしまいます。
また、いわゆる「カラ求人」やブラック企業にあたる可能性もあります。求人をきちんと見極める必要があるので、就活に関する情報収集力がある方は利用しても良いでしょう。
※カラ求人とは、企業が採用する気がないのに掲載される求人広告のことです。
企業のホームページにある採用ページから、その企業へ直接応募することもできます。ただし、企業ごとに1件ずつ応募するので手間はかかります。
また、業界に関する知識がないと、ブラック企業にひっかかる可能性もあります。就職エージェントや就職サイトを利用して知識をつけてから、自分で企業を選び、直接応募するのが効果的です。
就職活動の窓口がわかったところで、次に進んでいきます。せっかく決意を決めて就職活動をするわけなので、納得のいく就職のためにできることは準備して臨みましょう。
人材を採用する際、企業は「ウチで何がしたいのか」「どう成長していきたいのか」を気にします。そこで企業のニーズとマッチすれば、採用されます。
「ウチで何がしたいのか」「どう成長していきたいのか」を明確に伝えるには、「自分はどうしたいのか」という点が明確でなければなりません。ここがはっきりしないと、「この人は何がしたいんだろう?」と思われてしまいます。
「自分はどうしたいのか」には、さまざまな考えが含まれます。
フリーターから正社員になって安定したい、将来に備えたいなど、希望することは多いでしょう。しかし、これだけでは企業にとって「ウチで何がしたいのか」「どう成長していきたいのか」がはっきりせず、採用に踏み切ることができません。
「自分はどうしたいのか」という点と企業のニーズがマッチして初めて、双方が納得できる採用理由となります。
つまり、採用される側として「企業に入って自分はどうしたいか、正社員としてどう貢献するか、そしてどう成長したいか」という目的意識が必要なのです。目的意識を持つことで、自分のやりたいことも整理しやすくなります。「こういう会社に入りたい」「こういう業界で成長したい」という目的意識があれば、どうすればいいかが自然にわかり、主体的に行動できるからです。
逆に、ただ「安定したいから」と考えてしまうと、具体的にどうすればいいかがわからず、モチベーションも維持しにくくなる可能性があります。
このような点を踏まえ、「自分は何を求めているのか」という自己分析を徹底的に行いましょう。
自己分析で自分の軸がわかったら、その軸・希望に沿った業界や企業を研究しましょう。やみくもに企業を探しても、自分にマッチするかはわかりません。もし採用されたとしても、最終的に企業とのミスマッチが起こる可能性もあります。
まずは業界研究から進めましょう。企業単位の研究よりも、最初は業界ごとに研究した方が効果的です。より広い視点で見ることで自分に合った分野がわかるからです。
また、成長している業界か、衰退している業界かという情報も調べておいた方が良いでしょう。
業界研究で自分に合った業界を見つけたら、次は企業研究です。
事前に企業情報を知っておくことは、ミスマッチを防ぐために必要です。その企業が求めている人材に自分が合うかどうか、きちんと分析しましょう。何より、企業情報を知ることで志望動機につなげることができます。履歴書に書く志望動機や自己PRが充実し、面接でも効果的にアピールできます。
前述のとおり、人材を採用する際に企業は「ウチで何がしたいのか」「どう成長していきたいのか」を気にします。ここでアピールするためには、企業が求める人材を理解し、企業の事業内容や業績、力を入れている分野・サービスなどの情報を知った上で、自分の目的とマッチしていることが前提です。
就職活動では、応募書類、面接も重要な要素になります。しっかりと準備をすることで、自分が弱点だと思っていたことを武器にすることもできます。基礎的なことから順を追って見ていきましょう。
履歴書は、採用担当者が応募者を知る最初のステージです。履歴書は第一印象に大きく関係するのです。
誤字脱字がないか、丁寧に書いているか、志望動機や自己PRが具体的になっているか、きちんと確認しましょう。
フリーターでも、もちろん職務経歴書でアピールできます。アルバイト経験も立派な職務経歴だからです。履歴書のような決まったフォーマットがないため、最もアピールしやすい部分とも言えます。
職務経歴書を書く際には、とにかくわかりやすさが大事です。フォーマットが決まっていない分、わかりやすさを自分で判断して書く必要があります。スキル・経験や自己PRを項目に分けて示すなど、採用担当者にとってわかりやすい書類になるように意識しましょう。
アルバイト経験でも、経験した内容や身についたスキルをアピールできれば、それだけ企業のニーズとマッチする可能性が高まります。特にコミュニケーションスキルや接客などは、大いにアピールできるでしょう
次は面接対策です。コツをあらかじめ知っておくことで多くの準備をすることができます。
面接では、フリーターになった理由などを聞かれる可能性があります。しかし、動揺する必要はありません。ここでうまく答えられれば、逆にポイントは上がります。
「なぜフリーターになったのか」「なぜフリーターから正社員になりたいのか」「アルバイトではどんな経験をしたか」など、具体的な質問ごとに答えを用意しておきましょう。
例えば「なぜフリーターになったのか」という質問に対しては、
「やりたいことのためにやむを得ずアルバイトでつないだ」
「アルバイト先で責任のある仕事を任されたため、アルバイトを続けて貴重な経験を得たかったから」
など、明確な目的や理由があってフリーターになったということをアピールしましょう。
「なぜフリーターから正社員になりたいのか」という質問に対しては、
「アルバイトより責任を必要とされる正社員になって、企業に貢献したいから」
「企業の名で社会貢献するために、正社員で活動したいから」
といった、前向きかつ社会貢献度の高い答えを用意すると良いでしょう。
「アルバイトではどんな経験をしたか」という質問であれば、それぞれの経験とそこで得たスキルを具体的に答えられるように準備しておきましょう。
もし経験とともに自分の長所を聞かれたら、
「私の長所(得意なこと)は□□です。その理由は、アルバイト先で○○という経験をしたこ
とがあり~」
のように、長所を具体的に答えてから、理由としてアルバイト経験を述べるなど、わかりやすい答えを用意しておきましょう。
自己PRをする場合には、フリーター時代の経験をポジティブに伝えることが大切です。「自分は企業で何ができるか」をきちんとアピールする必要があるので、これまでの自己分析や企業研究の成果が問われます。
面接には基本的にスーツを着ていきましょう。服装自由という規定があっても、スーツで行ってダメということはまずありません。服装自由と規定されて迷ったら、スーツで行くのが無難です。スーツの色は基本的に黒です。女性はスカートでもパンツでも問題ありません。
なお、職種に合わせてスーツの色を変え、印象をよくするという手もあります。例えばスーツの色を落ち着いた濃いグレーにしてみると、知的で誠実な印象を与えることができます。ただし、派手な色や明るすぎる色はNGです。
就活期間はある程度自分で決めておきましょう。期間があいまいだと気合いが入らず、だらだらと就活を続けてしまうおそれがあります。重要なのは、期間を設けることでけじめがつき、目標設定もしやすいという点です。期間内に満足な結果が得られなければ期間を延長してもう少し頑張る、という意識でやってみましょう。
しかし、期間を決めすぎると、それに縛られてかえって逆効果な場合もあります。期間内に決まらないというのは、やはり精神的にもきついものです。ただ、期間を全く決めないということだけは避けましょう。最初は気持ちが楽でも、だらだらと就活が続くことで、かえって精神的にきつくなったという例は多いです。
期間ばかり気にする必要はありませんが、「1ヵ月以内に内定をとる」など、期間を決めて目標をきちんと立てることで、行動もしやすく、気持ちを入れて就活ができるでしょう。
また、求人が多くなる時期を見極めることも必要です。春なら3~4月、秋なら9~10月など、求人が多い時期に合わせて就活をすると効果的です。これらの時期は転職者も多いのでライバルは増えますが、準備さえすれば十分に戦えます。自己分析や業界・企業研究など、準備の成果を出しましょう。
積極的にフリーターを採用する企業は、全体的にはまだ少ない傾向にあります。しかし、フリーターから正社員に就職しやすい職種があることは事実です。このような職種の動向はきちんとおさえておきましょう。
高度な専門知識や技術が重視されない職種は、未経験でも歓迎されやすいです。例えば、営業、販売、サービス業など。これらの職種は、飲食店やコンビニ・スーパーなどでのアルバイト経験も活かしやすいため、フリーターが活躍しやすい環境と言えます。
事務職も未経験歓迎の求人はありますが、一般事務職以外の専門的な分野では難しいかもしれません。
土木・建築、介護などは、慢性的な人手不足で知られる職種です。未経験歓迎の求人もありますが、入社後にかなり専門的な教育が行われます。そのため、関連する資格や職業訓練の経験があると有利です。資格や職業訓練によって専門知識をアピールできれば、企業にとって入社後に即戦力になる人材と判断され、採用されやすくなります。
職種というわけではありませんが、成長中のベンチャー企業の動向は知っておきましょう。ベンチャー企業は、未経験でも多くのチャンスがあります。経験より意欲や人柄を重視する傾向が強いので、未経験の分野でも就職確率は上がります。
女性がフリーターから正社員を目指す場合、事務職が人気です。事務職はどの会社にも存在し、求人も比較的多いです。また、一般事務、経理事務などの多くの職種に分かれ、自分に合った職種を探しやすいのもポイントです。
事務職以外では、営業職、販売職、サービス職が多い傾向があります。事務職も含め、経験や資格があまり問われないケースが多いです。
以下、職種ごとに詳しく見ていきましょう。
未経験歓迎の求人が多く、専門知識や資格はあまり問われません。必要なスキルは、ワードやエクセルといったパソコンスキルや、メール・電話・来客対応などのコミュニケーションスキルなど、基本的なものがメインです。デスクワークが中心で、定時に帰りやすいこともメリットです。
なお一般事務職以外では、専門知識が必要な場合があります。例えば、経理事務は伝票整理・給与計算・決算業務などを行うので、簿記の資格があった方が有利です。簿記の資格が求められていない求人もありますが、その場合は重要度の高い仕事は任されない可能性があります。
また、営業事務も一般事務よりは専門性が高いです。数値を扱う仕事が増えるので、パソコンスキルは特に必要です。また人と接する機会も多いので、コミュニケーションスキルは特に重要です。
事務職と同じようにほとんどの会社にある職種のため、求人も多いです。個人営業と法人営業があり、訪問や電話、商品説明、受発注の手続きなどを行います。
歩合制が多く、未経験でも営業スキルを上げれば給与は上がります。経験はあまり重視されないので、高卒以上もしくは学歴不問の求人も多いです。
販売職は多方面で見られる職種で、さまざまな種類があります。そのため求人も多く、未経験でも多くのチャンスがあります。専門知識や年齢はほとんど問われず、「高卒以上」の求人も多いです。
販売のアルバイト経験があれば、大いに活かすことができるでしょう。もちろん仕事の内容上、コミュニケーションスキルは特に求められます。
具体的には、アパレルショップ販売員、スーパー販売員、量販店販売員、百貨店販売員などがあります。
化粧品販売員のような専門的な商品をメインに扱うものもあります。いずれも、商品管理、商品説明、PR、レジ業務などがメインですが、職種によっては高いビジネスマナーも求められます。(百貨店販売員など)
入社後に身につけることもできますが、ビジネスマナーに自信がある方はきちんとアピールしておきましょう。
販売職同様、さまざまな種類があります。そのため求人が多く、専門知識や年齢もほとんど問われません。例えば飲食業であれば、飲食店でのアルバイト経験を大いに活かすことができます。これまでの経験をもとに正社員としてキャリアアップするため、未経験分野へ進むより出世もしやすいでしょう。
また、介護職もサービス業に含まれます。介護職は慢性的な人手不足で、正社員募集の多さに特徴があります。専門知識や経験・資格が問われないケースも多いです。
また、看護助手(看護師の補助業務)も求人が多い職種の1つです。働きながら看護師を目指すこともできるので、長い目で見るとメリットがある職種です。採用年齢も広い傾向があり、チャンスが広がります。
保険外交員は、女性の管理職の割合が高い傾向があります。専門知識・経験が問われない求人も多く、女性にとってチャンスが多いでしょう。出産などによる退職後の再雇用、女性リーダー育成プログラムなど、女性向けの制度が充実している傾向も見られます。
エステティシャンやブライダルコーディネーターなども主に女性が活躍する職種で、未経験歓迎の求人が多いです。いずれも教育制度が整っており、入社後に現場でスキルを身につけることが可能です。
dodaが調査した「女性の平均年収ランキング2018」によると、先ほど述べた4つの職種に携わる女性の平均年収は以下のようになっています。
事務/アシスタント職 | 営業職 | 販売職 | サービス職 | |
女性の平均年収 | 314万円 | 377万円 | 296万円 | 296万円 |
出典:doda「女性の平均年収ランキング2018」
正社員になるとフリーターの生活からどう変わるのかが気になる方もいるかもしれません。短期的にはわからない違いも出てくるので見ていきましょう。
フリーターとは、冒頭で述べた通り、以下の人が該当します。
(参考:統計局ホームページ-統計FAQ)
フリーターと正社員では、生涯賃金が大きく異なります。一般的に、フリーターの場合は昇給がないので、収入が上がりにくく、不安定でもあります。また、正社員と比べてローンも組みにくく、何かと不便な面があります。
厚生労働省の調査をもとにした試算では、正社員の生涯賃金は2~3億円程度なのに対し、フリーターは5~8千万程度という結果が出ています。正社員とフリーターの生涯年収は実に3~4倍もの格差が生じる可能性があります。
正社員はローンが組みやすく、車や家の購入がスムーズにできます。長く勤務すれば金銭的に余裕が生まれ、趣味などにお金を使いやすい面もあります。一方、フリーターの場合は給与が安定しないので、車や家の購入は大変です。日々の生活費も、節約しなければならない機会が増えます。
また、正社員は比較的安定した生活リズムを保つことができます。しかし、フリーターはシフト勤務などによって生活が不安定になるおそれがあります。
フリーターが就職できない一番の原因は、企業とのミスマッチです。採用されるには、企業のニーズとマッチしなくてはなりません。
企業のニーズ・考え方をきちんと予想できないと、ミスマッチによって就職できない状態になります。就職エージェントを利用した方が良いと言われるのは、これが理由です。エージェントは独自の調査によって企業それぞれのニーズや考え方がわかるので、求職者の希望や特徴とマッチする企業を紹介し、サポートしてくれます。
転職エージェントの中には、面接対策に力を入れているところもあります。もし面接に自信がない人は、登録を検討してみてください。
模擬面接など、実際に行われる面接を想定して面接対策をしてくれます。面接官にいい印象を与えるようなテクニックも教えてもらえるので、面接に自信を持つことができます。
パソナキャリアについては、「パソナキャリアを徹底解説!特徴、デメリット、おすすめの人は?」にくわしくまとめてあります。
もし第二新卒での転職を考えているのなら、第二新卒エージェントneoがおすすめです。担当のキャリアアドバイザーと企業担当の方から、面接する企業の情報を教えてもらうことができます。企業担当の方は実際に企業を見てきているので、どのような人材がほしいのか、という視点から、面接の対策をしてくれます。
第二新卒エージェントneoについては、「第二新卒エージェントneoとは?利用するメリットとデメリットは?利用する際のポイントや流れについても解説!」にくわしくまとめてあります。
既卒や未経験での転職を考えている人は、DYM就職の登録を検討してみてください。正社員の就職を目指す人をターゲットにしているエージェントで、書類選考なしの案件を多く取り扱っています。面接の際に企業からよく聞かれる質問や傾向などを教えてもらえるので、面接対策もしっかりすることが可能です。
DYM就職については、「DYM就職ってどんなエージェントなの?フリーターから正社員になる最強の方法教えます」にくわしくまとめてあります。