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【新聞から読み解く今】ファイザーモデルから新しい価値の生み方を考える(2018/12/07)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

製薬業界には「ファイザーモデル」と呼ばれるモデルがあります。

これは、製薬会社が別の製薬企業を買収し、買収した企業の医薬品の特許が切れればまた新たな製薬会社を買収する、というものです。

かつてアメリカの製薬会社ファイザーがこの手法を多用したことから、このように名付けられました。

 

このモデルを用いると、取り扱う医薬品の数は増えていくので、単純に売上高は向上します。

ただ一方で、研究をして新たな医薬品を生み出しているのは買収した企業ですので、自社内での中長期的な研究開発力はなかなか強化できません。

もし、買収した企業の製薬技術などを有機的につなげて研究開発に活かすことができれば、ファイザー自身が新たな医薬品を数多く生み出すことができたのではないかと思います。

 

このファイザーモデルは、自分自身が新しい価値を出す方法に通じるのではないでしょうか。

自分自身をファイザー、新しく身につけるスキルを買収される企業の製薬技術として考えてみます。

ファイザーモデルのように次々と企業の製薬技術(=新しいスキル)を手に入れても、それを有機的に繋げることができなければ、新たな医薬品、つまり新しい価値を生み出すことはできません。

スキルが増えれば単純にできることは増えますが、さらにそれを活かすことができれば、手に入れたスキル+αを出すことができるのです。

闇雲にスキルを身に着けてそれで終わり、ではなく、身に付けたスキルをどのように活かすのか、考えることが大切なのではないかと思います。

 

もしかしたら、新しく身につけるスキルだけではなく、今までに身に付けたスキルも、活かし方次第で新たな価値を生み出せるかもしれません。

つまり、大切なのはスキルの活かし方なのだと思います。

既にあるスキルをどう活かすのか、これから獲得するスキルをどう活かすのか。

これを考えることが、身に付けたスキル以上の新しい価値を生み出すことに繋がるのではないでしょうか。

 

参考

「武田、巨額買収に潜むワナ 『ファイザーモデル』成果乏しく 創薬力再生、成否占う」(2018/12/06)、日本経済新聞

 

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