20代で年収700万円の職種や職業は?手取りや貯金は?

マネー

20代で年収700万円以上の人は20代全体の1.4%。手取りは約32万8000円。自由になるお金は1ヶ月17万円。20代で700万円を稼ぐ人はどのような人で、どのような生活をしているのでしょうか。保険や年金、税金はいくら収めなければならないのでしょう。この記事では、20代で年収700万円を稼ぐ人の割合や職業、手取り、生活や家族構成ごとのお金の使い方についてまとめました。

20代で年収700万円は高い?

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総務省統計局の調査によると2014年の20代で働いている人は約1000万人います。

転職サービスDODAの「平均年収ランキング2015(約22万人が調査対象」によると、20代で年収700万円以上の人の割合は、20代全体の1.4%だけです。20代で年収700万円以上を稼いでいる人は14万人しかいないのです。

 

年収700万円を平均給与より高い

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国税庁の平成26年度分「民間給与実態統計調査」によると、平均給与が最も高いのは50〜54歳です。

それでも平均年収は656万円なのです。年収700万円は、年齢階層別に見た平均給与の最も高い年齢層よりも高い金額なのです。同調査によると、20代後半(25〜29歳)の平均年収は378万円です。

20代で年収700万がいかに大きな数字かわかりますね。

 

20代で年収700万の人の職業や職種は?

20代で年収700万円を越える主な業種は

  • IT
  • 金融
  • 建築・不動産
  • 総合商社
  • 広告
  • 医療・医薬品
  • コンサル

です。いずれも上位数%に限られており、どの業種でも20代で年収700万円に到達するのは難しいといえます。

職種では

  • 金融トレーダー、アナリスト
  • コンサルタント
  • 営業職(MR含む)

といった成績によりボーナスが変動する職種や利益率の高い職種の年収が高い傾向にあります。実力次第では20代でも年収700万円は可能です。当然のことながら、自分に実力があることが前提です。

 

年収700万円の人の手取りは?

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ボーナス 算式 手取り給与
支給単位 支給回数 月額
2ヶ月 年2回 700万円 / 16ヶ月 * 75% 32.8万円
2ヶ月 年1回 700万円 / 14ヶ月 * 75% 37.5万円
0ヶ月 700万円 / 12ヶ月 * 75% 43.7万円

年収700万円で

  • 独身
  • 養っている家族(扶養家族)なし
  • 生命保険の加入なし
  • ボーナスは2ヶ月分で年2回支給

の条件で概算すると、月給の手取りは約32万8000円です。

同条件で「ボーナス2ヶ月分で年1回の支給」の場合の手取りは約37万5000円、「ボーナス無し」だと約43万7000円です。

年収700万円の場合、年収から引かれる「税金と社会保険料」は約171万円ほどになります。

年収500万円であれば手取りは額面の80%ほどですが、年収700万円の場合は75%にまで減額します。年収があがればあがるほど手取り給与があがるわけではないという事実は、年収700万円位から体感しはじめるのです。

 

年収700万円の20代独身の人の生活は?

20代で年収700万円の人は、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市圏
  • 1人暮らし
  • 寮・社宅制度なし

の前提で考えると一番大きな支出は「家賃」です。

物件情報サイトSUUMO(スーモ)によると、東京23区のワンルームマンションで平均家賃の最も安いのは葛飾区の6.1万円、最も高いのは港区の10.1万円です。家賃は9万円として計算します。

光熱費が1万円、携帯電話などの通信費が1万円、食費が3万円、その他費用(日用品、移動費など)が1万円とすると15万円が「必ずかかるお金」です。

月の手取りを約33万円とすると、一ヶ月に自由になる金額は18万円です。一週間あたりに換算すると4万5000円になります。

「週に3回飲み行く(1回5000円)」「土日に1万円使う」しても、一週間に約2万円は手元に残ります。一ヶ月で約8万円が残る計算なので、一人暮らしであればかなり余裕があるといえますね。

 

年収700万円の20代独身、貯金や保険は?投資や運用は?

年収700万円の20代独身の方におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代独身のビジネスパーソンにおすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
18万円 1万8000円 3万6000円 12万6000円
(84万円) 8万4000円 16万7000円 58万5000円

上記の表で使用している「つかうお金」「まもるお金」「ふやすお金」の意味は下記の通りです。詳しくは関連記事にまとめていますので、あわせてご参照くださいね。

「つかうお金」

生きる上で必要なお金の消費を指します。この記事の場合、生活に「必ずかかるお金」は既に差し引いているため、娯楽費や遊興費が「つかうお金」に当たります。

「まもるお金」

貯蓄と保険を指します。急な出費やまとまったお金の出費への積立、万が一の際に家族を守るための備えが「まもるお金」に当たります。

「ふやすお金」

投資と運用を指します。金融商品や不動産などの資産運用だけでなく、書籍や人とのネットワーキングなど自分の価値と高めたり、生活を豊かにするための投資や運用が「ふやすお金」に当たります。

 

結婚前のビジネスパーソンへは、投資や運用といった「ふやすお金」の割合を大きくすることをおすすめします。

年収700万円の独身の場合、無理をすることなく「ふやすお金」を確保できます。ただ、収入が多いだけに、遊興費や娯楽費に多くの金額を使いがちなので、注意が必要です。結婚前で生命保険や医療保険が最小限に抑えられる貴重な時期を有効活用し、「ふやすお金」をさらに大きくすることがおすすめです。

貯金額は月額給与の3ヶ月分から半年分が理想といわれています。「まもるお金」を全額貯金とした場合、1年間で69万4000円のお金が貯まる計算になります。目標とする貯金額が貯まったら、「ふやすお金」の割合を大きくすることもおすすめですよ。

年収700万円の20代出産前夫婦の生活とは?

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年収700万円の20代出産前夫婦の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族)なし
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 2人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。同じく「HOME’S」によると、東京23区内の30平メートル以上の1LDKの家賃相場は、足立区が最も安くて7.5万円、港区が最も高くて19.2万円ですので、家賃は14万円程とします。光熱費が1.5万円、携帯など通信費が2万円、食費が5万円、その他費用(日用品、移動費など)が1.5万円とすると、24万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが33万円とすると、1ヶ月で自由になるお金は9万円程度になります。1週間に割ると2万2500円です。夫婦それぞれが「週に1回ずつ飲みに行く(1回5000円)」、「週末にでかけてランチをする(2人分で1回2500円)」としても、1ヶ月で4万円の余りが出る計算になります。

 

年収700万円の20代出産前夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収700万円の20代出産前夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金9万円の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代出産前の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
9万円 9000円 3万5000円 4万5000円
(75万円) 7万5000円 29万9000円 37万3000円

結婚後は貯金に加えて、保険が加わるため「まもるお金」の割合が大きくなります。具体的には、夫婦それぞれの生命保険と医療保険がかかります。特に、奥さんの妊娠後の医療保険加入が難しいため、結婚直後に加入することが一般的です。

年収700万円の出産前家庭の場合、1年間で「まもるお金」を94万8000円、「ふやすお金」を119万6000円とすることができますよ。

出産前の「ふやすお金」の割合は、独身の時に比べて下がるものの、出産後よりも大きくできる時期です。夫婦のライフプランに添って目標の貯金額を設定したうえで、出来る限り「ふやすお金」の割合を大きく保つことをおすすめします。

 

年収700万円の20代子持ち夫婦の生活とは?

年収700万円の20代子持ち夫婦(子供は1人)の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族) 2人
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 3人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。出産直後夫婦の家の間取りは、出産前と同程度と仮定し、家賃は14万円程とします。育休中の奥さんの在宅を仮定し、光熱費を5000円アップの2万円、携帯など通信費が2万円、乳幼児に必要な食費を仮定し、食費が1万円アップの6万円、その他費用(日用品、移動費、育児費用など)も5000円アップの2万円とすると、26万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが33万円とすると、1ヶ月で自由になるお金は7万円程度になります。1週間に割ると7500円です。「月に2度、旦那さんか奥さんいずれかが飲み会へ行く(1人分で1回5000円)」、「毎週末に家族で出かけてランチをする(大人2人分で1回2500円)」と、ほぼピッタリ無くなります。「必ず掛かるお金」である生活費を節約できないか、また、「自由なお金」の使途の相談が夫婦間で必要のある金額であるといえますね。

 

年収700万円の20代子持ち夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収700万円の20代子持ち夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金7万円の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代出産後の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
7万円 4000円 3万9000円 2万8000円
(73万円) 3万6000円 39万9000円 29万1000円

出産後は、教育積立を目的とした貯金や保険への加入が一般的です。そのため、出産前に比べて、より「まもるお金」の割合が増えることになります。

年収700万円の出産後家庭の場合、1年間での「ふやすお金」は118万2000円、「ふやすお金」は86万2000円となります。つい、週末に家族で外出した時の「つかうお金」が大きくなりがちです。「つかうお金」の上限額は夫婦で話し合っておくことをおすすめします。

年収700万円の家庭の場合、2人目を出産しても「まもるお金」を保ちながら生活を送ることができます。ただ、「ふやすお金」を毎月充分に確保できるレベルではありません。家族の理想とするライフプランにあわせて、収入の増加要否を相談し、お金の使い方や夫婦のキャリアプランについて話し合ってみてくださいね。

 

資産運用も視野に入れる

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この記事を読んだ人20代で年収700万円の方へのアクションアイテムは

「資産運用も視野に入れてお金の使い方を考える」です。

20代で年収700万円を稼ぐと、1年間に自由になるお金(384万円)の半分を貯蓄に回しても、約192万円は手元に残ります。結婚や出産などを控えていれば支出が多くなりますが、それでも自由になるお金には余裕があるといえます。

・余裕があるからといって無駄遣いしたくない
・貯金をしていても利率が低いのでもったなく感じる

このような人にオススメなのが資産運用です。
たとえばFX取引は、資産運用もしながら世界中の通貨の値動きを通じた経済や社会の仕組みの勉強にもなります。資産運用でお金も知識も増やしながら自由になるお金を増やしていくのもオススメです。