20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.8
2019.11.8
まずは、意外と曖昧になりやすい、既卒と第二新卒の違いについて明確にしておきましょう。
既卒とは、一般的に「高校・大学・専門学校などを卒業後、正社員として勤務したことがない者」を指します。卒業後、就職せずにいる状態を意味します。
第二新卒は、一般的には「大学などを卒業して就職したが、2~3年で退職し、転職活動をする求職者」を指します。正社員としての就業経験があることが、既卒との違いです。
既卒者が就職すると、一般的には新卒と同じ扱いになります。卒業後、初めての就職になるからです。
新卒採用は伸びしろが注目されます。初めての就職として、企業は社員の成長を期待するからです。これは、新卒扱いとなる既卒の就職も同様です。
第二新卒の場合も、「第二新卒」と言うくらいですから、新卒と同じ扱いになる場合もあります。例えば、新卒採用の社員と同じ研修を受けさせるといったケースです。
しかし、第二新卒は卒業後に一度就職しています。つまり、第二新卒としての就職は、転職を意味します。
そのため、中途採用として扱われることもあります。
卒業後2~3年の間でも、専門的なスキルや経験を身につけることはできます。専門性やスキルが高く評価されれば、中途採用として扱われるケースが多いでしょう。このように、中途採用は経験が重視されるのです。
整理すると以下のようになります。
既卒として就職 | 新卒扱い →伸びしろが期待される |
第二新卒として就職 | 新卒扱い →伸び代が期待される または 中途採用扱い →経験が期待される |
企業が正社員の採用を考える場合、新卒または経験者(社会人経験が3年程度を超える方)が優先されます。
新卒は未経験者として扱われますが、伸びしろが期待されるので、正社員として最も期待されます。また、社会人経験3年以上の経験者は経験・スキルが期待されるので、こちらも優先順位が高いです。
一方、既卒は「新卒ではない未経験者」です。また、第二新卒でも未経験者であれば、こちらも「新卒ではない未経験者」です。
新卒や経験者と比べると、既卒・第二新卒の優先順位はどうしても低くなります。ただ、近年は既卒・第二新卒の採用も増えています。
既卒は、就職した後は新卒と同じように扱われます。しかし就職するまでは、新卒採用と完全に同じとは限りません。在学中の就職活動と卒業後の就職活動が異なることを考えると、イメージが浮かびやすいかと思います。
新卒採用は、基本的に在学中の就活生を対象とします。しかし、既卒者は一度大学を卒業しているため、在学者を対象とした新卒採用枠とは異なります。就職市場として、既卒と新卒は異なる立場になるわけです。
就職市場で新卒と同じ立場ではないとすると、既卒は中途採用に含まれることになります。中途採用枠での就職(転職)では経験・スキルが重視されるので、「未経験者」である既卒はどうしても不利になります。
ただ、近年は既卒者を積極的に採用する企業が増えています。既卒という立場が考慮されるので、中途採用のように経験・スキルが重視されません。これは、既卒者も新卒扱いにしようという傾向を意味します。
企業が既卒者を募集するということは、既卒という状況を承知のうえで、採用を考えていることになります。中途採用のフィールドで就職を目指す場合、どうしても経験・スキルがネックになりますが、企業が積極的に既卒者を採用していれば、十分に戦うことができます。選考時においても、新卒採用とほぼ同じ扱いになるからです。
現在では新卒の定義として、卒業予定者だけでなく卒業後3年以内の既卒者・第二新卒者も含まれます。
「卒業後3年以内の既卒者でも新卒と同じように選考する」という要請が厚生労働省から出ており、既卒者の採用に対する助成金もあります。助成金があっても、企業としては既卒の採用に消極的なケースもありましたが、近年の就職状況は売り手市場と言われることもあり、既卒者の積極的な採用を考えている企業が多く見られます。
近年の就職率は比較的好調で、増加傾向が見られます。
既卒者の採用に積極的な企業が増えていることもあり、既卒者の就職率は改善傾向にあると言えます。
マイナビの「2019年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、既卒者の現在の内定率は、以下のようになります。
2014年度 | 30.7% |
2015年度 | 43.2% |
2016年度 | 45.0% |
2017年度 | 44.0% |
2018年度 | 45.0% |
2019年度 | 43.3% |
これらの調査結果から、ここ数年で既卒者の内定率は改善傾向にあることがわかります。
2019年度は2018年度より若干下がりましたが、おおむね43%近くの内定率です。2012年度と比べると、20%前後増加しています。
在学中の就活生や正社員の転職と比較すると、既卒の就職は確かに困難な場合が多いです。
しかし、既卒で就職ができないわけではありません。既卒者でも一定の内定率があり、既卒者の募集に積極的な企業は多く存在します。
既卒の就職活動が不利になる原因は、企業側と既卒者側に分けて考えることができます。
既卒でも就職できますが、就職活動が不利になる理由は知っておきましょう。理由を知ることで、弱点を改善できます。
企業の立場から考えると、たくさんの応募者と一人一人会うことは困難なため、選考の初期段階で応募者を絞る必要があります。そのために書類選考や筆記試験が行われますが、新卒かどうかも一つの線引きとなります。新卒でなければ応募できないという仕組みを作り、応募者を絞るわけです。
日本の就職が「新卒至上主義」と呼ばれるのは、このためです。
また、企業が「既卒者はこだわりが強い」と考える場合もあります。
こだわりが強すぎるから就職しなかったと思われると、協調性を疑われるおそれがあります。「少しでも嫌なことがあれば辞めるのでは……?」と思われれば、採用は難しいでしょう。
また、在学中の就活生と既卒者を比較すると、企業としては在学中の就活生の採用を優先します。
就活生も既卒者も未経験者のため、就職後に企業が仕事を一から教えますが、伸びしろは就活生の方が期待されます。就活生は年齢も若く、成長を期待しやすいからです。企業が未経験者を採用する際には、年齢が若いに越したことはないのです。
もちろん近年は既卒の募集も多いので、就活生の新卒だけが優先されるとは限りません。ただ、企業は一般的に若い人材を欲しがります。この点をきちんと把握し、新卒にはない強みをアピールし、年齢のハンデを克服しなくてはなりません。
アルバイトなどの社会的な経験を強くアピールする必要があるのは、このためです。しっかりとした心構えで、準備・計画が必要です。
卒業して就職せずにいると、周りからネガティブに捉えられる場合が多いです。アルバイトでも生活できれば問題はないのですが、その状況をネガティブに考える人は一定数存在します。
いろいろな働き方があるにもかかわらず、やはり新卒至上主義が根強いことが原因と言えるでしょう。
周りのネガティブな目線がきっかけで、就職活動をして正社員で就職できれば、もちろん好ましいです。一方、周りのネガティブな目線によって悲観的になり、なかなか行動に移せない方もいます。
一度就職活動をしても、新卒と比べて既卒という点がネックになるため、諦めてしまう方もいます。既卒の内定率は改善傾向にありますが、既卒者が就職できない原因の1つには既卒者の行動力も関係しているでしょう。
「2019年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、「在学中と比較して卒業後の就職活動の活動量に変化はあったか?」という質問に対し、「かなり活動量が増えた」が20.1%、「やや活動量が増えた」が30.5%となります。
一方、「あまり変わらない」が23.4%、「やや活動量が減った」が13.3%、「かなり活動量が減った」が12.7%となり、「かなり活動量が増えた」「やや活動量が増えた」を合わせても、50.6%しかありません。
つまり、既卒者の約半数は、在学中と比べて活動量があまり変わらないか、減っているのです。既卒者の就職活動に対する行動力には、高い人から低い人までかなり幅があると考えられます。
悲観的に考えて行動に移せない場合、まず悲観的な視点をなくす必要があります。先ほど述べたように、既卒者の内定率は改善傾向にあります。
新卒と比べると内定率は劣りますが、改善傾向にあることをポジティブに考えるべきでしょう。新卒採用だけでは人材の確保が難しい企業も多いです。新卒採用はどうしても大手企業に強みがあり、中小企業はむしろ人材不足に悩みます。
人材を確保したいと考えれば、既卒者も積極的に採用します。特に20代であれば、なおさらニーズがあります。在学中に内定を獲得しても、既卒になる方もいます。内定を獲得できるほどの力はしっかりあるので、人材として大きな問題があるわけではありません。企業としても、採用したい人材となるでしょう。
新卒至上主義も、徐々に薄れています。企業が既卒に抱くイメージも、新卒同様に「伸びしろがある」「教育しやすい」など、ポジティブなイメージが増えています。
また、一度既卒になったことで、「覚悟がある」と判断される可能性もあります。
例えば、難関資格の取得のために既卒になる方は多いですが(会計士、弁護士、司法書士など)、進路を変更して一般企業への就職を考える方もいます。目的があって既卒になっているので、「進路のためにあえて既卒になった」という点は、目的に対する覚悟として評価されます。
ここまで「既卒」の現状について見てきました。では、「既卒」が就職するためには、どのような戦略を取ればいいのでしょうか。
卒業後3年以内の既卒者を新卒と同じように選考するという要請が厚生労働省から出ていることもあり、新卒枠に既卒が含まれる場合もあります。
ただ、企業によって異なるので、それぞれ問い合わせて確認する必要があります。
就職サイトや合同説明会は、在学中とほぼ同じように活用できます。
就活生が使用する主要な就職サイト(リクナビ、マイナビなど)は、年度ごとにサービスが新しくなりますが、前の年度に登録することもできます。年度によってサービスが終了するからといって、全て使用できなくなるわけではありません。もちろん既卒者でも利用できます。
また、新卒向けの合同説明会を利用することもできます。新卒と同じように就職活動を進め、大手企業に受かる場合もあります。
ただし、既卒になった理由などは聞かれます。この点は新卒との最大の違いです。質問に対する答えを事前に用意し、対策しておきましょう。
新卒と同じ方法で就職活動もできますが、新卒と比較するとどうしても不利になります。一方、既卒枠なら十分に勝負できます。新卒と比較されることがなく、企業も既卒と知ったうえで募集しているからです。新卒の求人と比べると求人数は減りますが、優良な求人もあります。
既卒枠でも、既卒になった理由は聞かれます。既卒を承知のうえで募集する企業でも、既卒の理由は一つの判断基準になるからです。
理由がしっかりしていないと、書類選考・一次審査で落ちる原因になるので、注意しましょう。
また、既卒枠の採用を目指す場合、求人が少ないのでタイミングが重要です。求人情報をきちんと把握するためにも、既卒向け就職サイトやエージェントの活用が好ましいでしょう。
既卒向けのサービスは拡大しているので、複数のサービスを登録し、自分に合うものを絞る方法が効果的です。
既卒の主な就活経路
優良企業が比較的多く見られます。ブラック企業も存在しますが、数は少ないと言えます。
良い求人もありますが、ブラック企業も存在します。常に人材を募集している企業などは、ブラックの可能性があります。求人情報に注意し、良い求人を見分けなくてはなりません。
また、採用する気がないのに求人情報だけが掲載されている、「カラ求人」の可能性もあります。
企業のホームページから採用ページに入り、応募する方法もあります。ただし、一つ一つの企業に直接応募するので、手間と時間はかかります。
在学中と同じように使用できるため、手間がかかりません。大学で選んだ求人のため、ブラック企業の可能性は低いです。一方、求人数はどうしても少なくなります。
就職エージェントを利用すると、自分に合った求人紹介のほか、面接対策や書類添削、面接日程の調整など、さまざまなサポートを受けられます。
既卒向けの就職エージェントも多く、書類選考なしで面接がセッティングされる場合もあります。手厚いサポートが大きな特徴で、利用するメリットは多いです。
ただし、エージェントとの相性が悪い場合もあります。複数のエージェントを登録して検討することが必要です。
既卒になった理由は、きちんと説明できるようにしましょう。事情をしっかり伝えたうえで、自分の強みをアピールすることが重要です。
新卒より難易度が上がりますが、正当な理由を説明できれば、好印象を与えることができます。ネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由で事情を説明しましょう。
既卒になった理由の主な2タイプ
本気で就職活動をして内定がもらえなかった人は、素直にその事情を説明しましょう。
ただ落ちたことを伝えるのではなく、落ちた後どのように行動したかが重要なアピールポイントです。落ちたことを認め、なぜ落ちたかを分析し、次に活かすという姿勢が大事です。この点をアピールできれば、既卒でも正当な理由として判断されます。
なんとなく就職活動をして落ちてしまったという方もいるでしょう。しかし、このような方も、説得力のある理由をアピールできます。例えば、他に熱中していることがあり、就職活動がおろそかになってしまった、など。その場合、熱中していることが仕事につながるか、熱中していることから得たものは何か、といった点を伝えると効果的です。
一例ですが、「在学中の就職活動で出会った会社は、熱中していることに関係ない会社ばかりで、なんとなく就職活動をして失敗してしまった。しかし、今は自分の気持ちがよくわかり、自分に合う企業の傾向もわかった」など、ポイントを整理して伝えましょう。
在学中に就職活動をしなかった理由としては、
などが代表例です。それぞれ、事情をきちんと説明しましょう。
【アルバイトに熱中した】
アルバイトに熱中していた場合、アルバイトで学んだこと・経験・スキルをアピールしましょう。
目立つ実績があれば、大きなアピールポイントです。
【やりたいこと・夢があった】
やりたいこと・夢があった場合も、その熱意を仕事につなげるというアピールができます。なぜやりたいこと・夢を諦めたのか、学んだことは何か、仕事に活かせる点は何か、きちんとアピールしましょう。
【希望進路が士業で資格が必要だった】
会計士・弁護士・司法書士などの資格を狙って既卒になる方も多いです。進路を変更して一般企業に就職したい場合、進路を諦めた・変更した理由を伝えましょう。また、勉強で得た経験や知識を仕事でどのように活かせるのか、きちんとアピールすることも大切です。
【家庭の事情】
家庭の事情の場合、どうしてもデリケートな理由になります。ただ、就職活動をする以上、事情は説明する必要があります。わかりやすく、しっかりと伝えましょう。
また、大学の単位が取れずに就職活動ができないというケースもあります。ただ、単位が取れずに留年すれば、次年度に新卒枠で就職活動をするため、既卒の理由としては少数です。
就職活動では防御だけでなく、「攻め」も重要な要素になります。「既卒」でいる自分のアピールポイントもしっかり考えていきましょう。「そんなものない!」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。企業が「既卒」に求めるものを知れば、対策を打つことができます。
既卒は初めての就職となるため、新卒同様に意欲・熱意、成長、ポテンシャルが求められます。
企業は、自社に合う社員に育てることを考えます。つまり、「育てやすさ」が重視されます。育てやすさは、「素直か」「意欲・熱意があるか」「協調性があるか」といった点で判断されます。
また、企業の事情内容・仕事内容、最近の動向、最も力を入れている分野などを知っておくことも大前提です。企業の情報を知っていないと、意欲・熱意をアピールしても説得力がありません。「ウチ以外の会社でもいいのでは?」と思われたら、採用される確率は格段に下がります。「なぜこの会社で働きたいか」をアピールし、企業が求めている「育てやすさ」に説得力を持たせる必要があるのです。
企業が求めているスキルや経験もきちんと考慮しましょう。これらは企業によってアピールポイントが違うので、事前に複数のアピールを用意し、使い分ける必要があります。
アルバイト経験のほか、熱中して取り組んだこともアピールポイントです。これらを分析すると、個人の能力やポテンシャルなどの判断材料になるからです。アルバイトなどの仕事以外でも、アピールポイントを探しましょう。
アピールポイントを裏付ける根拠・経験も、もちろん整理しておく必要があります。
アピールポイントがわかったら、そのポイントと応募先の企業の仕事をつなげましょう。「~というアピールポイントがあるから、〇〇という仕事で活かすことができる」という点を説明しなくてはなりません。
既卒期間中にアルバイトに熱中し、正社員並みの経験をすることもできます。スキルが重視される専門職のアルバイトなどは、そこで得た経験・スキルは高く評価されます。やりたいことや夢など、何か熱中していることもアピールポイントになります。とにかく強みになる経験を目指しましょう。
また、既卒期間中に資格を取っておくことも一つの方法です。例えばTOEICや簿記など、アピールポイントとなる資格は多いです。会計士などの難関資格を目指している方は、他の資格を取ることは少ないでしょう。希望進路が資格系になるため、その資格の勉強に集中するからです。
このようなケースでない限り、TOEICや簿記など、気軽に受験できる資格は考慮しておきましょう。
大学指定の履歴書は避けた方が無難です。学生気分だと判断される原因になるからです。
気をつけるべきポイント
高校入学以降の学歴を記載します。
浪人や留年、留学は、長期間の場合には学歴欄に記載しましょう。1~2年程度であれば書かなくても問題ありません。
アルバイト経験はしっかりと書きましょう。正社員ではなくても、アルバイト経験は立派な職歴です。
自己アピール欄に書くことはもちろん、職歴欄にもしっかり書く必要があります。
採用担当者に意欲・アピールポイントが伝わるようにしましょう。
志望動機は、自分の意欲・アピールポイントと企業の仕事内容がつながっていなくてはなりません。
「ウチ以外の会社でもいいのでは?」と思われないように、説得力を持たせましょう。
自分のアピールポイントは、自己PR欄で具体的に示す必要があります。
また、既卒期間中の経験もポジティブに伝えましょう。
既卒理由別の自己PR例文
“在学中は○○業界に絞って就職活動をしておりましたが、うまくいかず、現在既卒として就職活動を続けています。人気の業界や業種にこだわりが強すぎて失敗した点を反省し、視野を広げた就職活動を心がけております。
アルバイト経験から得たコミュニケーション能力、商品の提案力を活かし、販売職や営業職を中心に就職活動を行っております。”
“在学中は塾講師のアルバイトを行い、主任講師として講師・スタッフをまとめ、3年間働いていました。塾講師は責任感の強い仕事で、アルバイトでも様々な業務に携わりました。生徒や親御さんとのコミュニケーションの中で、問題解決力とは何か、提案力とは何かについて、常に意識しておりました。また、普段の授業では、生徒のニーズに答えることを意識しました。
主任講師となり、さらに仕事量が増えたことで、結果として就職活動に専念できない状況となってしまいました。アルバイトとの両立ができなかったこと、就職活動ができなかったことは、大変反省しております。
現在は、アルバイトで培ったコミュニケーション能力、問題解決力、提案力などを活かし、様々な業界を視野に入れた就職活動を行っております。”
既卒向けの就職エージェントでは、幅広い相談ができます。
既卒になった理由も一緒に考えてくれるので、アピールポイントを探したい人には特におすすめです。
転職エージェントは、書類添削や面接対策が豊富です。
一人での対策が難しい書類や面接のサポートを受けられるので、非常に心強いです。
面接日程の調整など、応募先の企業とのやり取りはエージェントが行います。こちらも、一人で行う就職活動にはないメリットです。
なるべく既卒向けの就活サイト・エージェントを活用しましょう。新卒向けだと勝負が厳しくなりますが、既卒向けの案件なら平等に戦えます。こまめに求人情報をチェックしましょう。
求人探しは、自分の長所や経験が有利に働く職種・業種である必要があります。自分の長所や経験と共通点が多ければ、それだけ採用される確率が上がるからです。
条件だけを優先すると、自分に合った求人を探すことは困難です。最低限譲れない条件を整理したら、後は柔軟に対応することが重要です。
既卒だから採用したいと考えている企業もあります。既卒という状況をしっかり受け止め、必要な行動を起こしている人は、特に評価されます。これは、求人の条件面から判断できる問題ではありません。条件だけにとらわれず、本当に既卒の人材を必要としている企業かどうか、きちんと判断しましょう。
既卒の理由は間違いなく聞かれます。ネガティブにならず、ポジティブに伝えましょう。例えば就活をして失敗したのであれば、失敗した理由と対策、現在の行動など、きちんと伝える必要があります。ここで説得力のある説明ができれば、むしろポジティブに捉えられ、好印象を与えます。
正社員で就職したいという本気度は、きちんと伝えましょう。そのためには、卒業後、具体的にどう行動したかを説明する必要があります。アルバイトなどで様々な経験を得たこと、資格を取得したことなど、正社員の就職のための努力を伝えましょう。
志望動機は、自己PRを織り交ぜながら伝えましょう。
自己PRでは自分の長所を伝えますが、志望動機にも自己PRを織り交ぜつつ、「なぜその会社でなくてはいけないのか」という点を重点的に伝える必要があります。
意欲は絶対に必要です。精神論の話だけではありません。
経験をもとにしたアピールポイントも必要ですが、アピールポイントがあっても意欲が伝わらなければ意味がありません。先ほどから述べているように、「ウチ以外の会社でもいいのでは?」と思われたらアウトです。入社したいという意欲が伝わらなければ、採用される確率は格段に下がるのです。これは、高いスキルや経験を持っていても同じです。
話をしているとき、意欲があるかどうかは表情に出ます。一般的には気づかれなくても、採用担当者には気づかれます。意欲があれば、きちんと気づいてくれます。反対に、意欲がないこともすぐに気づかれます。
前のめり感くらいでも良いので、意欲はきちんと示してください。
既卒という状況・理由は、素直に受け入れましょう。先ほどご紹介したように、本気で就職活動をして失敗した場合であれば、失敗した理由を素直に受け入れることで、既卒になってもしっかりと行動できます。その行動をアピールすれば、大きく評価されます。
また、アルバイトに熱中した方であれば、その経験を伝えましょう。既卒という状況を受け入れつつ、自分なりに達成感があったはずです。その点をアピールしましょう。
やりたいこと・夢を追いかけた人や、資格取得を目指していた人も、諦めたことをきちんと受け入れ、次の行動に移すことが大切です。既卒の期間が無駄ということは絶対にないので、素直に受け入れつつ、きちんとアピールすることができます。
就職エージェントなどを活用しても、就職するのは自分です。主体的に動くことは絶対に忘れないようにしましょう。流されて就職活動をするだけでは、絶対に後悔します。
年齢が若いに越したことはありません。早い段階での動き出しを意識しましょう。
統計でも、在学中より就職活動の量が減ったという事例が見られます。しかし、既卒はむしろ在学中より就職活動の量を増やさなければなりません。各方面にアンテナを張り、行動量を増やしましょう。
さまざまな業種・職種を見て、可能性を検討することも大切です。自分のやりたいことに絞るだけでなく、自分にできそうなことがあれば、積極的に業種・職種の情報を入手してください。自分の可能性が広がります。
転職エージェントの中には、面接対策に力を入れているところもあります。もし面接に自信がない人は、登録を検討してみてください。
模擬面接など、実際に行われる面接を想定して面接対策をしてくれます。面接官にいい印象を与えるようなテクニックも教えてもらえるので、面接に自信を持つことができます。
パソナキャリアについては、「パソナキャリアを徹底解説!特徴、デメリット、おすすめの人は?」にくわしくまとめてあります。
もし第二新卒での転職を考えているのなら、第二新卒エージェントneoがおすすめです。担当のキャリアアドバイザーと企業担当の方から、面接する企業の情報を教えてもらうことができます。企業担当の方は実際に企業を見てきているので、どのような人材がほしいのか、という視点から、面接の対策をしてくれます。
第二新卒エージェントneoについては、「第二新卒エージェントneoとは?利用するメリットとデメリットは?利用する際のポイントや流れについても解説!」にくわしくまとめてあります。
既卒や未経験での転職を考えている人は、DYM就職の登録を検討してみてください。正社員の就職を目指す人をターゲットにしているエージェントで、書類選考なしの案件を多く取り扱っています。面接の際に企業からよく聞かれる質問や傾向などを教えてもらえるので、面接対策もしっかりすることが可能です。
DYM就職については、「DYM就職ってどんなエージェントなの?フリーターから正社員になる最強の方法教えます」にくわしくまとめてあります。
転職エージェントの中には、履歴書対策に力を入れているところもあります。もし履歴書に自信がない人は、登録を検討してみてください。
ワークポートでは履歴書の書き方のサポートを行っており、30分程度で履歴書を作成することが可能です。また、ワークポート社内に証明写真機が設置されているので、相談に行ったときに証明写真を取ることもできます。
ワークポートについては、「ワークポートを徹底解説!転職エージェントはどこを利用すべき?」にくわしくまとめてあります。
職務経歴書 / 履歴書には、様々な項目があります。書類の書き方から、志望動機などのこちらの考えを交えながら書く必要がある項目まで、面接官目線で目に留まるような書き方を教えてもらうことができます。
パソナキャリアについては、「パソナキャリアを徹底解説!特徴、デメリット、おすすめの人は?」にくわしくまとめてあります。