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【新聞から読み解く今】文化とはそこに生きる人々のことなのだと思う(2018/11/29)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

つい先日、吉幾三さんの名曲「俺ら東京さ行ぐだ」が、ラップに着想を得て作られた曲だと知りました。

この曲は日本語ラップの元祖と言われることもあるそうで、1985年のオリコンシングルチャートでは年間21位を記録したのだとか。

日本語によるラップはちょうどこの頃、1980年代から試みられてきたようです。

 

場所が変わって現在のタイでも、ラップによる、とある曲がヒットしています。

それは、動画サイトで公開された「プラテート・クー・ミー(俺の国が得たもの)」という曲。この曲を作るために集まった10人のラッパーが、現在の軍事政権を批判する内容になっています。

警察が動きだすほどの広がりを見せているとのことで、タイ社会全体の不満をこの曲が代弁していたからこそ、これだけ広がっていったのだと思います。

たまたま今回は音楽でしたが、タイ社会の不満が代弁できていれば、映画でも本でも、同様の広がりを見せたのではないでしょうか。

 

このようなニュースを見ると、文化はまさにその国の実情を反映しているのだと感じます。

それでは、日本の文化はどうでしょうか。

日本には、日本人から見ても素敵な文化がたくさんあります。どれも残していきたいものばかりですが、時代が変われば人々も変わり、文化も変わります。

時代の変化によって、消えてしまう文化があることは仕方のないことなのかもしれません。

ただ、消える文化があれば生まれる文化があります。インスタ映えなどはまさに新しくできた文化と言えるのではないでしょうか。

 

つまるところ、文化とはそこに生きる人々のことなのだと思います。日本の文化は、私たちそのものなのです。

良い悪いの問題ではなく、時代に合わせて私たちが変われば、文化も変わるわけです。

吉幾三さんの出身地である青森県には、ねぷた祭りという素敵な文化があります。その起源は諸説ありますが、江戸時代の様々な文化が融合して今のねぷた祭りへと発展してきたようです。

ねぷた祭りも、時代に合わせて変化してきたのです。

 

消える文化があれば生まれる文化がある。

私たちが生き抜くことで、どんな文化が生まれていくのでしょうか。

 

参考

タイで軍政批判ラップがヒット 配信で首位、不満を代弁」(2018/11/28)、日本経済新聞

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