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【新聞から読み解く今】JAXAの評価基準は日常生活にも応用できる(2018/11/27)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

2010年6月、約3億2000万kmの距離を往復して、探査機「はやぶさ」が地球に帰ってきました。様々なトラブルに見舞われながらも地球に帰ってきた「はやぶさ」の長旅は、映画の題材として取り上げられています。

その「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」が今、小惑星「りゅうぐう」に接近中です。

「はやぶさ2」の計画は、上空での観察や「りゅうぐう」に金属弾を撃ち込むことなどをミニマムサクセス、採取した岩石を地球に持って帰ることをフルサクセスとして設定しています。

 

ミニマムサクセスやフルサクセスは日本の宇宙開発で使われる言葉で、目標の達成度合いの基準を示したものです。JAXAの「成功基準(サクセスクライテリア)作成ガイドライン」に詳細が記されています。

用語 目安 イメージ
ミニマムサクセス 60点程度 及第点。最低限の要件を達成。
フルサクセス 100点満点 目標達成。

「はやぶさ2」の場合は、岩石を地球に持ち帰ることが理想ですが、最低限「りゅうぐう」の観察や金属弾の打ち込みができれば及第点、ということになるわけです。

目標の達成度合いがわかりやすいですね。

 

この基準は、ビジネスや日常生活にも応用できるのではないかと思います。

例えば、体を鍛える時のことを考えてみましょう。達成したい目標を「半年で腹筋を割る」に設定してみます。これが達成できればフルサクセスです。

ミニマムサクセスは仮に

  • 体脂肪率15%未満
  • 週2回以上ジムに行く

としてみましょう。

例え腹筋が割れなくても、週2回以上ジムに通っていればトレーニングする習慣がついていますし、体脂肪率15%未満ならお腹にうっすら腹筋のラインが見えてきているはずです。

腹筋が割れなくても、最低限これができていれば及第点とします。

このように設定することで、目標に対しての評価がしやすくなります。

 

何か目標を立てるときには、このJAXAの評価基準を応用してみるのも手段の1つとして覚えておくといいのではないでしょうか。

ちなみに、フルサクセス以上の成果を得られた場合はエクストラサクセスという評価が与えられます。どうせなら、半年を待たずして腹筋を割るようなエクストラサクセスを目指してみてもいいかもしれません。

 

参考

はやぶさ2、誤差15メートルの壁 1月後半以降に着陸予定 飛行精度の向上めざす

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