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【新聞から読み解く今】ITが発達した今だからこそ対面コミュニケーションが必要だと思う(2018/11/20)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

太宰治の名作「走れメロス」。

友の帰りを信じて待つセリヌンティウスのために走るメロスについて、太宰治は「少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。」と表現しました。

この表現を、明治大学理工学部兼任講師などを務める柳田理科雄氏が実際に計算しています。柳田氏によれば、地球の自転速度などから計算すると、メロスはマッハ11で走っていたことになるそう。

もちろん、この表現はメロスが一生懸命に走ったことに対する比喩ですが、本当だったらと考えると、これだけの速度が出ていたことになるのです。

 

かつて、誰かと会ったり話したりするためには、こうして直接その人のもとを訪れなければなりませんでした。

しかし今では、ITが発達し、直接会いに行かなくても、SNSやメール、テレビ電話などでコミュニケーションを取ることができるようになっています。

これに伴い、リモートワークを導入する企業も増えてきました。直接会わなくても、コミュニケーションが取れる現代において、同じ時間に同じ空間で働く意味は、薄れてきているのかもしれません。

 

ただ、直接対面してコミュニケーションを取る必要は全くないかと言われると、そうとも言い切れないのではないかと私は考えています。

その理由の1つに、雑談があります。

対面でのコミュニケーションがないと、コミュニケーションの目的は全て仕事に関するものだけになりがちです。

もちろんそうなることで、メリットも多いでしょう。ただ、雑談から生まれるアイデアがあることも事実だと思います。

BraveAnswerの編集会議でも、雑談をすることがありますが、そこから様々なアイデアが生まれています。

ちなみに、博報堂の打ち合わせの50%は雑談でできている、という調査結果もあるようです。

 

ITが発達し、働く場所に縛られなくても仕事ができるようになってきている中で、対面でコミュニケーションを取る必要性については、改めて考える必要があるのではないでしょうか。

私の考えが正解とは思いませんし、そもそも正解のない話だとも思います。それでも、これを考え続けることが、これからの世の中で必要になってくるのではないかと思います。

 

参考

『働くとは』考える集団へ 会社は個人の力発揮の場に スマートワーク経営調査 編集委員・中村直文」(2018/11/19)、日本経済新聞

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