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【新聞から読み解く今】夏休み期間中の小学生がわざわざ私に会いに来てくれた理由(2018/11/02)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

先日、上野の森美術館で開催されていた「世界を変えた書物」展という特別展に行きました(現在は終了しています)。

コペルニクスの「天球の回転について」、ニュートンの「プリンキピア」など、教科書で見たことがあるような名前の書物がたくさん展示されていました。

 

博物館や美術館などには、展示物の管理や特別展の企画などを行う学芸員と呼ばれる人がいます。

実は私は、この学芸員になる資格を持っているんです。大学の頃、資格取得のための授業を受けて、実習にも行きました。

 

この実習がなかなか大変。

私が行ったのは、地域の小学生が遊びに来るような小さな科学館でした。

実習は夏休み期間。長期休み中の小学生を対象に、科学実験を披露します。私はその準備や手伝い、展示品の設置などを担当しました。

特に大変だったのが小学生の相手をする事。こちらの話をなかなか聞いてくれません。

 

そこで私は、カフェのアルバイトの経験で磨いた「にこやかに優しく話しかける」スキルを使いました。

おかげで実習が進むに連れて小学生ともコミュニケーションを取れるようになり、なんと私に会うために、わざわざ2回科学館に来てくれた子もいました。

 

これは、私がカフェのアルバイトで磨いたスキルを小学生とのコミュニケーションに応用したからこそ起きた出来事です。

人手不足が深刻化している今の日本において、社内で通用するスキルしか持っていないため転職できない、という人の存在が浮き彫りになってきています。

ただ、実はスキルの応用の仕方を知らないだけで、社外にも通用するスキルを持っている人はいるのではないでしょうか。

 

世界は変わらなくても、少しでもなにかの役に立てばそれは立派なスキルだと思います。

それはどんな時に役立つのだろう。もしかしたらこんなことに役立つのではないか。これを考えることで、意外なスキルが意外なところで役立つかもしれません。

 

私だって、カフェのアルバイトがどこかで役立つなんて、働いている時は思っていませんでしたから。

 

参考

『採りたい人がいない』 人手不足・新次元(ルポ迫真)」(2018/11/01)、日本経済新聞

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