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【新聞から読み解く今】目的を達成するために、別の手段はありませんか?(2018/09/19)

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

かつて遣隋使や遣唐使と呼ばれる人々が、現在の中国に派遣されていました。

「当時の中国の先進的な技術や政治制度、文化、思想などを日本に持ち帰ること」が目的だったと言われており、真言宗の開祖である空海も、遣唐使として中国(当時は唐)に派遣されています。

 

当初、空海は20年の留学予定でしたが、2年間で技術や思想を学び取ったので、唐での勉強を終了して帰国しました。

その後、日本で真言宗の発展や土木事業(香川の溜池など)の分野で活躍しました。

遣唐使は、目的を達成するための手段に過ぎません。もし空海があと十数年中国にいたとしても、得るものは少なかったでしょう。

 

手段は、目的が達成できなければ別の手段に変えれば済む話です。いつまでも1つの手段にこだわっていては、目的は達成されません。

例えば新規企画をプレゼンする際。

目的は新規企画を上司に伝えることですが、伝わりやすいプレゼンにしようとするあまり、パワーポイントにばかり時間を使ってプレゼンそのものの準備が疎かになってしまうことがあります。

これでは、本来の目的を達成することはできません。

もしパワーポイントで伝えるのが難しければ、Excelで表を見せるなど、他の手段を使うべきです。

 

目的と手段の位置づけをはっきりとさせる必要ことが大切です。

遣唐使には明確な目的がありました。そして目的達成の手段として遣唐使の存在がありました。

 

あなたのその仕事は、何を達成するためにあるのでしょうか。

もしその仕事が何かを達成するための手段であるのなら、他の手段でも達成できないか、考えてみてはいかがでしょうか。

 

参考

千百余年の願い込め 真言密教の歩み追想(京都・醍醐寺展特集)」(2018/09/18)、日本経済新聞

 


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