20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.12
2019.11.12
海外の華々しさ。得意の英語を活かした環境。雑然としていないバリアフリーな町並み。進歩的で開放的、偏見など存在しないストレスレスな街。
海外での生活を想像すると、なんとなくこのようなイメージが湧いてきます。ただ、実際の生活には異なる面もあります。
「海外」という言葉には、憧れだけではない、様々な要素が含まれています。
海外転職のメリットとデメリットは?実現させる方法?転職エージェントの基本情報は?では、海外転職のメリット・デメリットについて紹介しているので参考にしてくださいね
そもそも、「海外」という言葉でどの国をイメージするでしょうか?
アメリカ?オーストラリア?はたまたヨーロッパでしょうか?
例えば外務省によれば、2018年11月現在、日本を含む193カ国が国連に加盟しています。「海外」という言葉には多くの国が含まれています。
国によって成り立ちやバックグラウンドは全く違うので、日本の常識が通じるとは限りません。
親日的かどうかによっても、日本と生活環境が異なってきますし、ところによっては日本より差別がきついところもあります。アメリカでも、地域によってはこのような場所もあるのです。
「海外」に転職するのであれば、相応の「分析」が必要と言えます。
出典:外務省「よくある質問集 世界の国数」
東南アジアの物価が安い国で悠々自適に暮らす、という選択もあります。ただ、東南アジアには経済面以外での困難さが存在します。
例えば英語。
海外に転職したいと思っている人は、英語に自信があるかもしれません。日本でネイティブスピーカーと英会話のレッスンをしたり、TOEICなどで高得点を獲得しようと努力したりしている人も多いでしょう。
しかし、一括りに英語と言っても、英語を母国語としない国の英語は、話す人によっては訛りが強く、ただ英語を勉強しただけでは聞き取るのが難しい場合もあります。
例えばタイでは”Apple”を「アップン」と発音するそうです。
聞き取りづらいと思うかもしれませんが、英語を母国語とする人にとっては、日本人の「アップル」も同じくらい聞き取りづらい発音でしょう。
また、全員が英語を話せるとは限りません。生活するためには、仕事で必要な英語とは別に現地語を覚える必要があります。
つまり、もしタイに住んで言葉に不自由を感じないで生活するためには、タイ語、タイ訛りの英語、英語の3つを押さえる必要があります。
「海外」という言葉には、このように憧れだけではない様々な要素が含まれています。
もし、日本の何かが嫌で、そこから離れようと海外に行こうとしているのであれば、言葉が通じない分、海外の方が大変かもしれません。
日本に嫌なことがあるのなら、まずはそれを言語化することが大切です。自分の感じていることを言語化するために、「何が嫌なのか」「何が満たされれば満足なのか」をリストアップしてみてください。
それができたら、リストアップした項目を満たす方法が本当に「海外への転職」しかないのか、考えてみましょう。
もしかしたらそれを満たす方法は、転職ではなくワーキングホリデーかもしれません。日本の外資系企業に転職することかもしれません。留学や海外旅行かもしれません。
どうすれば自分の不満が満たされるのか、一度立ち止まって考えてみましょう。
その上で、やっぱり海外に転職したいと思うのであれば、海外への転職に強い転職エージェントに登録して、転職活動を進めてください。
もし初めて海外で働くのであれば、日本からの直行便が飛んでいる国を選ぶのも一手です。
背水の陣で海外に挑む覚悟の人もいるかもしれませんが、日本に帰りやすい方が、精神的な面で支えになり、安心して挑戦することができるのではないでしょうか。
視野を広げて考える習慣は、海外転職に限らずあなたのキャリアを助けてくれるでしょう。
海外への転職を決めた人にまず知っていただきたいのが、海外に転職するためには、「現地採用」と「駐在員での海外赴任」との大きく2つの方法があるということです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
現地採用には、細かく分けると更に2つの種類があります。
日本企業の海外支社や現地法人に直接雇用される方法です。どの国で、どのくらいの期間、どんな仕事内容で働くか自分で選ぶことができます。
場合によっては、現地採用から本社採用に切り替わる場合もあります。
採用形態が本社採用の場合は、後ほど説明する「駐在員」となったり、日本に戻って同じ会社で働く場合もあるので、自分の採用形態は把握しておく必要があります。
日本企業以外の、現地企業もしくはグローバル企業に雇用される方法です。例えば、アメリカでアメリカの企業に採用される場合や、アメリカでイギリスの企業に採用される場合が当てはまります。
働き方は、日本企業に現地採用される場合と同じように、自分で選べる場合が多いです。
日系企業でないため、日本との関わりがなかったり、日本人がいなかったりする場合が多いのが特徴です。
日本人であることのアドバンテージはなくなりますが、国際的なビジネスパーソンとしての技量を身につけられます。
日本企業に就職して、海外支社や現地法人に出向する場合は「駐在員」として海外に赴任することになります。
会社からの指令ですので、本人の希望はなかなか通りません。採用された段階では、海外勤務が決まっていない場合あります。ただし、希望を出せる場合もあるので、企業に直接確認してみてください。
出向期間は3年〜5年程度が多く、期間が終了すれば日本に戻って同じ企業で働くことになります。
海外で働くにあたって気になるのは、やはり英語でしょう。
どんな会社でどんな仕事をするかで必要な英語力は変わります。言葉は違っても、職種が変わらなければ、語学力が特別高くなくても、業務経験や知識である程度はカバーできることもあります。
ただし、未経験職で海外に行く場合は、会話できるレベルの英語力はないと難しいでしょう。
日本と違い、人を長期間育成するという概念は海外企業には薄い傾向にあります。自分から学びを得るためにも、最低限のコミュニケーションができるだけの備えはしておいてください。
ワーキングホリデーなど、簡単な仕事を海外でこなす経験をしてからステップアップする、という手段もあります。
現地の日系企業や観光客を相手にする場合は、日本語が強みになることもありますので、取引先なども確認しておくといいかもしれません。
映画や英字新聞、ラジオなど、工夫して英語力を高めることがおすすめです。
日常会話だけでなく、専門用語も扱えるレベルの英語力が必要です。
現地の人と商談する場合、ハイレベルなビジネス英語が必要になります。商談では、会議などで意見発信をしなければならない場合もあります。
意見を正確にスムーズに伝えるためにも、日常会話以上の英語を扱えると安心です。
日常会話が問題なくできるレベルの英語が必要です。
社内スタッフに支持を出す必要がありますので、会話に違和感がなく、スムーズに会話できる状態が好ましいと言えます。
アジアやアフリカでは、現地語ができなくても英語ができればOKの場合もありますので、最低限の英語レベルは獲得しておきましょう。
生活に困らないレベルの英語力が必要です。
スムーズに会話ができる必要はありませんが、意見は伝えられる状態であることが大切です。
ただし、エンジニアの場合は専門用語は覚える必要があります。
日本人観光客相手の販売業なども、同様の英語力が必要です。日本人に人気の観光地など、日本人のみが相手の場合はあまり喋れなくても問題ないこともあります。
必要な英語力がわかったところで、海外に転職するまでの流れを確認しましょう。海外転職の方法や流れ、タイミング、注意点、おすすめエージェントは?に詳しく紹介していますが、海外に転職するための基本的な流れは以下のとおりです。
海外転職の流れ
まずは、働く国を決めます。
「自分がどんな国に行ってどんな仕事をしたいか」「どのようなキャリアプラン立てているか」によって、行きたい国、行くべき国が絞られてきます。
景気や求人状況、社会情勢や生活環境なども考えることが大切です。
また、生活環境に関しても、自分にあった国をリストアップする必要があります。生活環境が自分に合わなければ仕事に集中できません。
様々な要素を検討した上で、希望の勤務国を決めてください。
インターネットや本、セミナー、転職エージェントなど、使えるものを使って情報を集めてみることが重要です。
生活習慣や食文化、気候や治安など、生活にまつわる情報を把握しておく事をおすすめします。以下の点を中心に確認してみましょう。
生活習慣 | 時間の感覚や衛生面、食事の回数などの確認。特別な習慣がある可能性も。 |
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食文化 | 食べてはいけないものの確認。日本食レストランがあるかどうかや、日本食の食材が入手しやすいかどうか。 |
宗教 | 服装や礼拝の習慣など。現地で日本人でも気をつけることがあれば知っておきたい。 |
気候 | 年間を通しての天候や気温。スコールやハリケーンなどの自然災害も確認。 |
カレンダー | 休みや行事などが日本と違う。イスラム教の場合、休日が日曜日でないケースも。 |
時間 | 日本との時差はどれくらいあるのか。 |
対日感情 | 日本人ということで、危険な目にあう可能性が高いのか低いのか。 |
治安 | 危ない場所はあるか、警察や消防の対応は迅速かどうか。 |
医療 | 医療費はどれくらいなのか、病院はどのくらいの水準にあるのか。歯医者の水準も重要。 |
水 | 水道水は飲めるか、どのくらいきれいか。浄水がない地域や中水がある地域も。 |
チップ | チップの習慣はあるか。どれくらいの額が適切か。 |
求人を探すにあたって、希望の条件を具体的に列挙しておくと効率的です。
また、海外への転職の場合、面接が現地で行われる場合が多いため、スケジュールにも注意が必要です。引越しや面接など、考慮すべきことが多くなってきます。
やはり海外は直接訪れるのが1番です。雰囲気や景気、社会情勢、物価など、生活する上で必要な数字が見えてきます。
転職サイトや転職エージェントなどを利用して、求人情報を探していきます。
転職エージェントの場合、サイトにはないような非公開求人などを紹介してもらえる可能性があります。無料で利用でき、キャリアコンサルタントが相談に乗ってくれるので、もし求人を探すのであれば転職エージェントがおすすめです。
英文の履歴書や日本語の履歴書、日本語の職務経歴書などが必要になります。こちらは、転職エージェントに登録して添削してもらうといいでしょう。
基本的に、応募フォームやメールでの応募が一般的です。ただ、稀に郵送の場合もあるので、送り方には気をつけて下さい。
海外の企業へ転職する場合、面接は基本的に現地で行われます。そのため、面接には周到な準備が必要です。
ただし、電話やスカイプの面接が行われる場合もあるため、どのような形式で面接をするのか事前に確認しておきましょう。
面接は、早いタイミングで受けられるようなスケジューリングをするのがおすすめです。企業側としては、本当に海外へ来て働く気があるのかを見ています。
面接を早いタイミングで受けることで、熱意を伝えることができます。
面接などの短期間での入国にはビザなどは必要なく、パスポートのみで入国できるケースが多いと思います。ただ場合によっては、面接だけの訪問でもビザが必要となることもあります。該当国の駐日公館に確認しましょう。
交通費や滞在費については、基本的には自己負担です。お金にはしっかりと余裕を持っていきましょう。
基本的には国内での転職活動と同じです。堂々とした態度で受け答えすることが大事ですので、自信を持って面接に望むようにしましょう。
以下のような質問よく聞かれるので、しっかりと答えられるように準備しておいて下さい。
内定は、基本的に電話やメールにて伝えられます。答えに時間が欲しい場合には、「一週間後に連絡します。」などと返しておく必要があるので、気をつけてください。
就労ビザは基本的に、現地で勤務先が決まってから取得します。雇用主が決まっていないと取得できませんので、焦らず面接の結果を待ちましょう。
ここまでに述べてきたように、海外への転職には、転職エージェントを利用するのがおすすめです。それでは、どのような理由から転職エージェントがおすすめなのでしょうか。
転職エージェントがおすすめな理由
海外転職の場合、現地に行かないと手に入らない情報もあります。しっかりと情報を仕入れておかないと、いざ現地に行ってみたら想像と違った、となってしまう可能性もあります。
注意したいのが、転職エージェントに相談すればこの問題が解決できる、というわけではないことです。
海外に拠点のない転職エージェントの場合は、どうしても現地の情報に限りがあります。なるべく情報を手に入れるために、希望する国に拠点がある転職エージェントに登録するのがおすすめです。
既に述べたように、転職関係でトラブルが起こった場合、転職エージェントにサポートしてもらえます。
現地の情報を知らないと対応できないトラブルも考えられますので、できるだけ海外拠点のある転職エージェントに登録しておきましょう。
JACリクルートメント(ジェイエイシーリクルートメント)については、JACリクルートメント(ジェイエイシーリクルートメント)を徹底解説!特徴やメリットとデメリットは?に詳しく紹介しています。
ロバートウォルターズについては、ロバートウォルターズは実際にはどんな転職エージェント?に詳しく紹介しています。
海外への転職となると、キャリアも生活も大きく変わります。
転職エージェントは、転職しようか迷っている段階で相談することもできますので、海外への転職を考えているのであれば、まずは登録して相談に行ってみることが大切です。
キャリアを考えるプロが相談に乗ってくれます。
海外に転職するためには、通常の転職手続きの他にも、様々な手続きが必要です。
全てではありませんが、例えばこのような手続きが必要になります。
これを全て1人でやるのは大変です。転職エージェントに登録すれば、これらの手続きのサポートをしてもらうことができます。
自分に合った転職エージェントに登録して、理想の転職を実現してくださいね。