30代の転職

30代での転職、転職回数が多いのは不利?転職回数ってどう見られてるの?

一般的に、転職の際に転職回数が多いのは不利とされています。実際に回数だけを見ると不利ですが、転職の際には回数だけを見るわけではありません。転職が多いことから感じる「すぐに辞めてしまうのでは」という企業側の不安を解消できれば転職回数がハンデになることは少ないはずです。この記事では30代での転職、回数などについてまとめています。

転職回数はどう見られているの?

30代の平均転職回数

30代の平均転職回数はおよそ1~2回

30代の平均転職回数は、おおむね1~2回と考えることができます。リクナビNEXTの集計(2017年)によると、30代の転職回数は、ゼロが47%、1回が24%、2回が16%、3回が8%、4~5回が5%となります。4~5回の部分を5回として考えると、平均回数は1.05回で、1回をやや上回ります。

リクナビNEXTの集計(2017年)による30代の転職回数

0回 1回 2回 3回 4-5回
47% 24% 16% 8% 5%

 

また、enミドルの転職の調査「「退職」について(2014年版)」によると、30代の転職回数は、ゼロが20%、1回が24%、2回が21%、3回が19%、4回が8%、5回以上が8%となります。5回以上の部分を5回と考えると、平均回数は1.95回で、約2回となります。
enミドルの転職の調査(2014年)による30代の転職回数

0回 1回 2回 3回 4-5回
20% 24% 21% 19% 8%

 

以上のデータをもとに考えると、30代の平均転職回数は1~2回と考えられます。

また、30代で、3回以上転職をした人もいます。ただし、1回2回よりは少なく、4回以上になると割合は大きく下がります。3回からは転職の成功確率が下がると考えるべきでしょう。

 

企業は転職回数を気にするのか

企業としては、転職回数は気になる部分です。実際に、転職回数があまりに多いと書類選考で落とされることもあります。ただ、必ずしも転職回数が多いから悪いとは言えません。基本的には経験やスキル、退職理由などをもとに考慮するからです。

転職回数をどの程度気にするかは、企業によって異なります。特に、ベンチャー企業や外資系は転職回数をあまり気にしない傾向が見られます。

 

結局転職回数が多いのは不利?

転職回数だけで見れば不利と言えますが、実際には転職理由やスキルなどが重要視されます。この点をアピールすることで、転職回数の多さというハンデを克服できます。

 

たとえ転職回数が多くても、「この人をぜひ採用したい」と思われるくらいスキルや経験があれば、採用される確率は格段に上がります。最終的には、自分のスキルや経験が企業のニーズとマッチするかどうかが重要なのです。

スキルや経験は、書類や面接時にきちんとアピールできることが大切です。その際には、企業のニーズに沿ってアピールすることが求められます。企業のニーズとマッチすれば、転職回数が多くても魅力的な人材と判断されるでしょう。

 

企業が転職回数を気にするのは、「すぐに辞めないか」などの不安要素があるからです。企業が持つ不安要素を解消するためにも、スキルや経験といった自分の強みをアピールすることが大事ですよ。

 

転職回数が多い人が転職で成功するために大事な4つのポイント

転職回数が多いと不利と言えますが、転職回数だけで判断される場合は少ないです。転職回数を気にしすぎるのではなく、その他の部分できちんとアピールすることが大事です。大きく分けると以下の4点が重要です。

転職回数が多い人が転職で成功するために大事な4つのポイント

  1. 自己分析で明確にする
  2. 企業探しを効率よく
  3. わかりやすく伝える
  4. 効率よく転職活動を行う

 

1.自己分析で明確にする

自己分析をきちんと行うことは、自分自身を知ることを意味します。自己分析では、「転職の目的」「自分の強み」「退職理由」の3つを明確にしましょう

 

1-1.転職の目的を明確にする

転職目的の明確化は、自分のキャリアプランを考えるうえで重要です。ただ周りに流されて転職するのではなく、転職で自分がしたいことを明確することで、自分のキャリアプランが見えてきます。

実際に、企業は「何のために転職したいのか」という部分を知りたがります。ここがはっきりしないと、企業からの信頼度は下がります。ただ何となく転職を繰り返していると判断されては、採用は難しいでしょう。

一方、転職目的を明確にして自分のキャリアプランを示すことができれば、企業からの信頼度は上がります。目的がはっきりしている分、企業とのミスマッチも減らすことができ、転職活動の効率も上がります。

 

1-2.自分の強みを明確にする

自分の強みがはっきりしていると、わかりやすい自己PRができます。企業としても、自分の強みをどう活かしたいのかを気にします。自分の強みを明確にし、企業のニーズに沿ったアピールができるようにしましょう。

 

1-3.退職理由を明確にする

退職理由はごまかさず、きちんと示しましょう。「なぜ辞めたいのか」は、企業も気にする部分です。自社と本当にマッチするかどうかの判断材料となるからです。退職理由をごまかすと、ミスマッチを引き起こす可能性があります。

 

2.企業探しを効率よく

企業探しを効率よく行うことで転職活動がだらだらと長引くのを防ぐことができます。下記の4点を意識すれば、転職活動においてミスマッチなどによる失敗も減らすことができます。

 

2-1.希望条件に優先順位を決める

条件の優先順位を決めておくと、条件に沿った会社を選びやすくなります。つまり、会社選びで失敗する確率は格段に下がります。また、効率良く企業を選べるようになり、転職活動の長期化を防ぐことができます。

 

2-2.妥協してもいい要素を考える

希望条件は、「譲れない条件」「妥協してもいい条件」に分ける必要があります。「譲れない条件」以外は、その都度柔軟に対応しましょう。

妥協すべき点を決めておかないと、希望する企業を見つけるのに時間がかかります。結果として転職活動がズルズル長続きしてしまいます。妥協してもいい要素はきちんと決め、効率的な転職活動にしましょう。

 

2-3.企業のフェーズから選ぶ

企業は、フェーズによって求める人材が異なります。例えば拡大期の企業は、多様な経験を持つ人材を多く採用したいと考える傾向があります。この場合、転職回数はあまり問題にならず、経験やスキルがより重要視されます。

一方、大手企業になってしまうと転職回数を気にする場合があります。大手は倍率が高いので、採用基準が上がります。あまりに転職回数が多ければ、書類選考で落とされるケースもあります。

このように、企業のフェーズによって求める人材は変わります。フェーズに合わせて企業を選ぶと、転職に成功する確率は上がります。転職回数が多い方は成長フェーズにある、事業拡大などに積極的な企業を狙うのがおすすめです。

 

2-4.採用されやすい業界を選ぶ

採用されやすい業界を選ぶことも、転職活動の一つの方法です。採用されやすい業界の目安としては、離職率が高い業界を狙うという方法があります。ただし、その業界が本当に自分に合うかはわかりません。そのため、最後の手段とも言えます。

 

3.わかりやすく伝える

転職回数が多い場合、書類なども多くなるため、わかりやすく伝えるテクニックが必要です。また、自身の強みを伝える際などにも企業にどういったメリットになるか、どう貢献していくかをわかりやすく伝えることが大切です。

 

3-1.退職理由はポジティブに伝える

ネガティブになりがちな退職理由も、ポジティブに伝えることが大切です。特に転職回数が多いと、退職理由をネガティブに捉えられる場合があります。転職回数というハンデを克服するためにも、退職理由はポジティブに伝えなくてはなりません。

採用担当者としても、退職理由にネガティブな部分があることは想定しています。そのため、退職理由は減点方式と考えるとよいでしょう。減点が最低限であれば高評価となります。そのためには、退職理由が未来志向のポジティブな内容につながっているかが重要です。具体的には、「~がしたい」という転職理由につながっているかどうかです。ポジティブに考え、矛盾しない退職理由を伝えましょう。

 

3-2.一貫性のある自己PRをする

自己PRは、自分の強みを言うだけでは足りません。自分の強みを企業でどう活かしたいかも伝える必要があります。自分に強みがあっても、それを企業で活かす意思を示さなければ、自己PRとは言えません。「この人の強みはウチとは関係ないな」と思われる場合もあるからです。

自分の強みは、企業のニーズにマッチしなくてはなりません。そのことを伝えるために、自分がどのような強みを持っていて、それを企業でどう活かしたいかを示し、一貫性のある自己PRが必要です。

 

3-3.職務経歴書をわかりやすく

転職回数が多いと、職務経歴書がわかりにくくなってしまいがちです。自分の強みをきちんと伝えるためにも、職務経歴書はわかりやすく書きましょう。

業務内容別にまとめること、スキルや経験をわかりやすくまとめることなど、工夫が必要です。

 

4.効率よく転職活動を行う

転職活動が長引くのは金銭的にも、精神的にも負担になるためあまりよくないことだと言えます。長引いてしまうと焦りからの妥協なども生まれかねません。長期化を防ぐためにも、効率よく転職活動を進める必要があります。

 

4-1.転職活動は在職中に行う

在職中の転職活動は、経済的に安定します。金銭面で安心できるので、精神的にも余裕を持つことができます。退職後の転職活動は経済的な安定が少ないので、在職中の転職活動の方が好ましいです。

 

4-2.転職エージェントを活用する

転職エージェントは、書類添削や面接対策などのサポートや情報提供を受けられ、効率的に転職活動を進められます。転職回数が多いというハンデを克服する方法など、エージェントと相談することもできるでしょう。

転職エージェントに関してはこちらの記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

 

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