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第二新卒の転職で必要な準備は?新卒や既卒、ミドル層との違い、転職理由、成功するためのポイントについても解説!

第二新卒での転職は、まずは不満を洗い出し優先順位をつけることが大切です。より満足できる状態を目指すためには、何の不満から優先的に解決していけばいいのかを明確にしていく必要があります。その後は、転職の準備です。第二新卒が転職をするためには、どんな情報を知ってどんな準備をすればいいのでしょうか。この記事では、第二新卒の転職で知っておいてほしい情報や準備についてまとめました。

第二新卒と新卒・既卒・ミドル層との違いを理解する

第二新卒とは一般的に、新卒入社した1年目〜3年目の求職者のことを指します。4年制大学を卒業して新卒入社した場合は、25歳前後です。

これは年齢ではなく、あくまで職務経歴書上、新卒入社から3年以内を指します。1年浪人して4年制大学に入学した場合は社会人3年目の26歳までが第二新卒として扱われますし、高卒社会人2年目の20歳でも第二新卒です。

ただこの定義は法律等で決まっているものではありません。企業によって定義が異なりますので、もし第二新卒枠での転職を考えている場合は、直接問い合わせるか、転職エージェントを通じて応募企業に確認しておくことをおすすめします。

 

企業が第二新卒を採用するメリットは、新卒と違って社会人経験があることから、0から育成する手間が省けることです。更に、30代よりも若いので、今後の伸びしろを加味したポテンシャルを期待できます。

 

また、厚生労働省「新規学卒者の離職状況」によれば、大学を卒業して新卒で入社し、3年以内に離職した人の割合は、2018年時点で11.6%となっています。大学を卒業して新卒入社した人のうち、およそ10人に1人が離職をしていることになります。

出典:新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

 

既卒との違い

第二新卒と似た言葉に、既卒があります。

既卒とは一般的に、中学校・高校・大学を卒業後、正社員として働いたことがない人のことを指します。

厚生労働省は2010年、「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための指針」を一部改正し、既卒であっても学校を卒業後3年以内は新卒採用枠で応募できるように変更しました。

厚生労働省「労働経済動向調査」によれば、2018年時点で「新規学卒者の採用枠で正社員の募集に既卒者が『応募可能だった』事業所割合」は69%となっており、日本のおよそ半分以上の企業が新卒以外でも新卒枠として募集をしています。

出典:労働経済動向調査の概況

 

新卒との違い

新卒は「その年に卒業する、または卒業予定の学生」のことです。

企業の中には、新卒採用はしているものの、第二新卒採用はしていない企業も多いです。希望する企業があるのであれば、第二新卒採用をしているかどうか、確認しておくことをおすすめします。

第二新卒は新卒と違って、短い期間であっても社会人経験があるので、一定の社会人スキルは求められることを覚えておいてください。

 

ミドル層との違い

ミドル層は30代を指すことが多いです。マネジメント経験や具体的な実務経験を求められ、即戦力として期待される傾向にあります。

 

第二新卒のよくある転職理由

まだ社会人経験の浅い第二新卒ですが、転職理由は様々です。

  • 就職してから本当にやりたい仕事や挑戦したい業界が見つかった
  • 成長できる環境で働きたい(裁量持ちたい)
  • 待遇改善(年収や休みなど)
  • 人間関係がうまくいかない

中には、就職してみたら実はブラック企業だった、という場合もあります。このように転職理由はポジティブな理由もネガティブな理由もあります。

転職とは、理想とする将来像を実現するために、現状とのギャップを埋めることを目的として行うものです。転職を成功させるためには、まずはなぜ自分が転職をしたいのか考えることが大切になってきます。

次の章で自分にあう転職先の探し方を理解して、転職を成功させましょう。

 

第二新卒で転職するメリットとデメリット

第二新卒のタイミングで転職するメリットとデメリットについては、【第二新卒の転職】メリット、デメリットと悩みに対し考える3つのポイントに詳しく紹介しています。それぞれ詳しく見てきます。

 

メリット

先程見たように、現在第二新卒のニーズは拡大しています。そのため、これから第二新卒で転職しようと考えている人にとっては、転職しやすい状況です。

また、第二新卒はミドル層と違ってポテンシャルを重視して採用されます。そのため、未経験職への転職も可能です。

もし現在の労働環境が良くないのであれば、未経験職などへの転職によって環境が改善する可能性があります。働き方そのものを変えるチャンスなのです。

第二新卒での転職については、「第二新卒での転職は好きな職種、業界を選ぶチャンス?」に詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。

 

デメリット

第二新卒での転職が一般的になってきていますが、見方によっては、第二新卒での転職が一般化することによって「まだ第二新卒だから嫌だったら転職しよう」という安易な転職者を増やしてしまうかのせいも否定できません。

また、採用担当者に「新卒就職後数年で離職した定着しにくい人材」という印象を与えるリスクは常にあります。叩き上げの社員を大切にする企業もありますので、第二新卒で転職する際には社風にも注意が必要です。

それまで築き上げてきた現職の企業からの信頼がリセットされてしまう点もデメリットとしてあげられます。転職をしたら、信頼関係を位置から構築する必要があるのです。

 

第二新卒の転職に必要な準備は?

第二新卒で転職するためには、どのような準備が必要なのでしょうか。

第二新卒の転職に必要な準備

  1. 転職理由の明確化
  2. すぐに辞めない根拠を見つける
  3. 書類・面接対策
  4. 企業&業界分析
  5. プロに相談

1.転職理由の明確化

なぜ現職を辞めるのか、その理由を明確にしてください。転職は、現職の不満と理想とのギャップを埋める行為です。つまり転職理由は、自分の理想を実現するためにギャップを感じている部分を改善するため、ということになります。

何が理想で、応募企業に行けばそれが解決できる、ということを明確にしましょう。企業は、仕事が嫌でやめた人よりも、明確に目的を持って転職を決めた人のほうが意志をもって行動している人のほうが欲しがります。

転職理由を明確化すべき理由については、第二新卒の転職は不満の言語化から始まるに詳しく紹介しています。

 

2.すぐに辞めない根拠を見つける

第二新卒は企業からのニーズもある人材ですが、3年以内に就職した企業を離職しようとしていることに変わりはありません。企業はどうしても、またすぐに離職するのではないか、という心配をします。

もし必要な資格やスキルなどがあれば、取得しておくことをおすすめします。自分から積極的に学び取り、知識やスキルを身に着けていく姿勢を見せることで、やる気を見せ、すぐに辞めそうという不安を払拭していきましょう。

 

3.書類・面接対策

企業のホームページ、雑誌、転職サイトやエージェントなどの採用ページなどから情報収集し、企業がどのような人材を求めているのか調査しておきます。

企業が求めている人材であるかどうか、転職活動を始める前にチェックが必要です。

第二新卒の転職については、「第二新卒の転職、職務経歴を伝える3つのアピールポイント」「第二新卒の転職、自己PRや志望動機の伝え方の3つのポイント」「第二新卒の転職、面接で注意したい3つのポイント」にも詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。

 

4.企業&業界分析

印象やイメージだけでなく、働いている人が実際どうなのか、調査します。ホームページなどではわからない部分はどうしてもあります。それが後々、再び離職理由となってしまうかもしれません。

職場見学やOB・OG訪問によって、イメージと現実のギャップを埋めていきましょう。

 

5.プロに相談

転職は重労働です。時間に余裕がある人やすでに転職を経験して全体感を把握している人であれば1人でもできるかもしれませんが、特に第二新卒など、経験もなく忙しい人材は、転職全てを自分1人でやるのは難しいです。

転職を決意したら、転職のプロである転職エージェントに登録するのがおすすめです。

【徹底比較】第二新卒の転職におすすめの転職エージェント10選と活用のポイントに第二転職におすすめのエージェントを紹介しているのであわせてご覧ください。

 

転職サイトと転職エージェントの違い

【転職サイト】

転職サイトは、転職経験者や自分のペースで転職したい人におすすめです。転職期間などが設定されておらず、求人案内などが頻繁に来るわけでもないので、応募したい案件に自由に応募することができます。

【転職エージェント】

転職エージェントは、第三者からの目線が欲しい人や忙しい人におすすめです。

電話面談、メールによる転職先への希望や条件聞き取り、履歴書や職務経歴書の添削、面接準備、スケジュール調整など、転職に必要な細々した業務を行ってくれます。

また、求職者に合った求人を絞って紹介してくれるので、膨大な求人から自分に合った求人を探す手間を省くことができます。

 

第二新卒の転職は現職を続けながら転職するべき?

現職を辞めてから転職活動をするメリットとデメリット

転職活動をする際に、現職を辞めてから転職活動をするパターンと、現職を続けながら転職活動も平行するパターンがあります。

それぞれのメリットとデメリットを知って、どちらのパターンで転職活動をするか考えてみてください。

メリット

現職を辞めてから転職活動をする場合、

  • 時間の余裕
  • 現職のストレスがかからない
  • 退職日・入社日の融通がきく(引き継ぎ期間や有給消化など考える必要がない)

といったメリットがあります。

仕事を続けながら転職活動をすると、どうしても制限が生まれてしまいます。退職してから転職活動を進めると、その制限を取り払うことができます。

デメリット

デメリットとして、

  • 活動中は無収入
  • 履歴書に空白期間が残る
  • 自己都合退職の場合失業保険は退職後3ヶ月後から支給される
  • 住民税、健康保険、年金などの支払をしなければならない

が挙げられます。

退職してしまうと、収入源が絶たれてしまいます。ある程度資金をためてから出ないと、転職先が決まる前に貯金が尽きてしまうかもしれません。

また、履歴書に仕事をしていない空白期間が生まれてしまうのも、気にする採用担当者はいます。

 

働きながら転職活動をするメリットとデメリット

働きながら転職活動をする場合にも。メリットとデメリットがあります。

メリット

メリットは、

  • 金銭面の心配不要
  • 採用側の印象を悪化させない

です。

現職を続けていれば、生活資金は担保されます。お金の心配はする必要がありません。また、履歴書に空白期間が生まれないので、採用担当者の心象を悪化させることには繋がりません。

デメリット

デメリットとして、

  • 時間がない
  • 有給やボーナスがなくなる可能性
  • 転職活動が職場にバレる可能性

が挙げられます。

転職のタイミング次第では、ボーナスなどが目前に迫っていても退職しなければならないこともあります。転職先の都合や、自社で必要な引き継ぎ期間の関係次第です。

 

現職を続けながら転職活動をするのかどうか、メリットとデメリットを比べて考えてみてください。

 

第二新卒の転職のよくある失敗と成功させるためのポイント

転職した人の中には、思ったように転職ができなかった人もいます。

【第二新卒の転職】キャリア形成に不利?労働時間は増える?失敗しない考え方第二新卒での転職、失敗する人と成功する人の3つの違いでは、第二転職で失敗しないためのポイントを紹介しているので参考にしてくださいね。

どのような人が失敗しやすく、どうすれば成功しやすくなるのか、見ていきましょう。

 

よくある失敗

よくある失敗

  1. 会社をやめるために転職する
  2. 会社を辞める理由を自分以外に求める
  3. 新卒就活と同じと考えている
  4. 転職する前に退職する

1.会社をやめるために転職する

「休日出勤や残業が多い」「人間関係が良くない」など、会社への不満から環境を変えるためだけに転職するのは、できるだけ避けましょう。もちろん、あからさまにブラック企業であれば、今すぐ転職したほうがいいです。

ただ、キャリアプランがない状態で転職すると、「仕事を探す基準がわからない」「退職理由と志望動機が一致しない」といった問題が発生します。

まずは、何が不満なのか、どうなれば満足なのか、1つ1つ書き出すことから始めてください。

2.会社を辞める理由を自分以外に求める

会社をやめたい理由は人それぞれあると思いますが、その会社を辞めるという決断をしたのは他でもない自分です。それを他人に責任転嫁しても、状況は何も変わりません。

企業が悪い、上司が悪いなど、他人に責任を押し付けると、もし転職に失敗しても、その責任を他人に押し付けてまた転職するかもしれません。

最初にその企業を選んだのは自分ですから、会社だけが悪い、というように、一方的に責任を押し付けるのは避けるのをおすすめします。

3.新卒就活と同じと考えている

転職をするということは、最初に就職した企業とミスマッチが生まれている、ということです。つまり転職では、会社とのミスマッチを防ぐ方法を考えるべきなのです。これは新卒就活にはなかった視点のはずです。

新卒就活のように、たくさんの企業にエントリーしてもまた転職の種を作るだけになる可能性があります。何を解決したいのか、応募企業はそれを解決できるのか、しっかりと見極めましょう。

4.転職する前に退職する

転職先が決まらないと、収入がない中で転職活動を進めることになります。ある程度の貯金をしてから転職活動をすると思いますが、もしすぐに転職先が決まらなかった場合、働いてお金を稼ぐことが転職の目的になってしまい、キャリアプランに沿った転職はできなくなる可能性があります。

時間の縛りなどあると思いますが、可能であれば現職を続けながら転職活動を進めるのがおすすめです。

 

成功させるポイント

成功させるポイント

  1. 自己分析とキャリアプランを考える
  2. スケジュールを把握する
  3. 自分のルールを決める
  4. 退職理由をポジティブに考える
  5. 転職活動が長引く場合を考慮する
  6. 数をこなす

1.自己分析とキャリアプランを考える

転職の目的は「今の会社をやめること」ではなく「将来実現したい状態のためのアクション」です。10年後の生活、仕事、時間の使い方、環境などを考えて、それを実現するための転職こそ有意義となります。つまり、将来の理想がないと、転職してもまた不満が生まれて転職したくなる可能性があります。

なんのために転職するのかをはっきりさせることが大事です。自分が望むキャリアを実現することを転職の目的に据えて、まずは「なぜ仕事をやめようと思ったのか」をはっきりさせることから始めましょう。

2.スケジュールを把握する

スタートからゴールまでのスケジュールを決めましょう。転職を決意したら、行動をすることが大切です。ゴールを決めることで、具体的な行動に落とし込みやすくなります。

転職先出勤初日から逆算し、退職日、内定、面接期間、応募、企業選びの日程を考えてください。有給消化や業務引き継ぎ期間も考慮するのを忘れないようにしましょう。

転職は3ヶ月〜半年程度かかると言われているので、目安にしてみてください。

3.自分のルールを決める

譲れない条件と譲ってもいい条件を事前に決めます。手に入れたい理想に優先順位を付ける作業ですね。

  • 残業はOKだけど土日出勤は嫌
  • ハードワークしてもいいから年収アップ
  • 企業規模は選ばないから自由な社風

業種や職種を最初から絞るのではなく、幅広い可能性から、自分で決めたルールに沿って企業を探していくのがおすすめです。

4.退職理由をポジティブに考える

前職で叶えられないことがあるから転職しようとするはずですので、転職を決めた時点で前職に対して何かしら不満があるのは当然です。

それをどうポジティブに言い換えられるかが、採用担当者の印象を変えます。例えば「社内の人間関係が悪い→周りと連携を取りながらチームワークを発揮して仕事を進めたい」のように、「ネガティブな退職理由→ポジティブな転職理由」に変換していきましょう。

5.転職活動が長引く場合を考慮する

転職活動中も、生活費や移動費などはかかります。もし仕事をやめてから転職活動をするなら、最低でも半年は生活できる資金をためてからにしましょう。

もしそれが難しければ、在職中に転職活動をすることをおすすめします。また、スケジュールを組んだとしてもそのとおりに行くとは限らないことを忘れないようにしてください。

6.数をこなす

転職が始めてであれば、体験することの多くは始めてやることのはずです。やってみなければわからないこともあるので、もし自分に合うと感じる良い求人があれば、積極的に応募していきましょう。

いくつかの求人で選考を進めることで、わかることもありますよ。

 

年代別で選ぶ転職エージェント

自分の「年代」によって選ぶべき転職エージェントも変わってきます。自分の年齢により特化している転職エージェントを選びましょう。

 

20代

20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは?」では、「20代全員におすすめ」「20代で正社員に挑戦したい人やはじめての転職におすすめ」「20代でキャリアアップの転職をしたい人におすすめ」「20代の女性におすすめ」の4つに分けてご紹介しています。

 

30代

30代におすすめの転職エージェント14選!選び方、使い方、転職実態、年代による違いについても解説」では、30代全員におすすめの転職エージェントの他に、正社員未経験もしくはブランクが長い場合、マネジメント経験がない場合とある場合、女性の場合に分けて、おすすめの転職エージェントを紹介しています。

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