女性が転職を検討したらどんな準備が必要?注意点や未経験の転職についても解説!

女性はライフイベントが多い分、人生における選択肢もたくさんあります。ただその選択をするためには、しっかりとした準備が欠かせません。この記事では、女性が転職する理由や必要な準備、注意点など、女性が転職するために必要な情報ついてまとめました。

女性の転職、理由は?

そもそも女性が転職したいと感じる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。一人ひとり転職したい理由はあると思いますが、その中でも主に言われている理由をまとめました。

女性の主な転職理由

  1. 体質の古い企業から環境を変えたい
  2. ワークライフバランスを保ちたい
  3. 出産や子育てについての制度が整っていない
  4. パートナーの転勤についていく
  5. 現職の人間関係がよくない

1.体質の古い企業から環境を変えたい

女性に責任ある仕事を任せなかったり、女性の方が男性よりも裁量が少なかったりする古い体質の企業もあります。そのような企業から転職して環境を変え、積極的に仕事に取り組みたいという転職理由もあるようです。

年齢層と男性比率が高く、保守的な企業に多い傾向にあります。

 

2.ワークライフバランスを保ちたい

「仕事とプライベートのバランス」を考えることはひとつの大切な要素です。「結婚」「出産」といったライフイベントに直面するタイミングではキャリアについて見つめ直す人も多いですね。

年齢によってハードワークができなくなってきた人や、結婚をして家庭とバランスを取りたいと感じている人もこの理由に当てはまります。

 

3.出産や子育てについての制度が整っていない

現職で出産や子育ての環境が整っていない場合も、転職理由になります。

現職の労働環境や雇用形態の関係で、産休や育休の取得が難しい場合や、育休後に仕事の復帰事例がない場合、時短勤務などの柔軟な働き方ができない場合は、環境や制度が整っていないと言えます。

結婚や出産、育児などのライフイベントに合わせて、制度や社風が整っている企業に転職するのも選択肢の1つです。

結婚のタイミングにおいては、夫婦間の話し合いや協力をすることで仕事と両立できることも多いようですが、出産となると女性は産休で仕事を中断しなければなりません。「会社が出産にサポートしてくれるか」は女性にとって極めて重要なポイントといえます。サポート体制のない企業に勤めている女性は、それだけで転職を考えるきっかけになることもあるのです。

 

4.パートナーの転勤についていく

パートナーが遠くに転勤をする場合、単身赴任となるか一緒についていくかは、キャリアプランに影響します。もしついていくことを選択肢た場合は、場合によっては転職の選択肢を取る必要もあります。

 

5.現職の人間関係がよくない

OBOG訪問などによってある程度就職先の雰囲気は把握できるものの、働いてみないと実際の空気感はわかりません。

働いてみて、あまりにもストレスに感じるほど自分と合っていなければ、転職によって環境を変えるというのも手段の1つです。

 

女性は男性と比べてキャリアに関する選択肢が多様です。「総合職か一般職」「バリキャリ派かゆるキャリ派か」の選択肢にはじまり「結婚」「出産」「育児」「復職」など様々なイベントとキャリア選択が密接に関わってきます。

選択肢が多様なので、転職をする理由も多様です。一般的な調査では明らかにならない「ひとりひとり、違った理由」が、転職を決断している背景にあるといえます。

 

女性の転職は30代で限界?

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実際女性は30代でも転職できる

転職したいと考えていても、「30代転職限界説」を聞いて転職を諦めてしまう人もいます。

女性は30代になると転職できない、という情報もありますが、データで見ると30代であっても転職することはできます。

厚生労働省「平成28年雇用動向調査結果の概要」によると、男女別の30代の入職率と離職率は以下のとおりです。

30〜34歳 35〜39歳
男性 入職率 12.2% 9.1%
離職率 12.6% 9.4%
女性 入職率 17.9% 16.2%
離職率 18.4% 14.0%

もし離職率が入職率を大きく上回っていれば、退職したものの就職できていない人が多いことになりますが、そのような状況は見られません。

女性の30〜34歳の世代で入職率が離職率を下回っていますが、これは出産や育児のために一時離職する人もいるためと考えられます。

30代の女性は転職や再就職が著しく難しい、という事実はないのです。

 

企業は女性の転職者に対してこう思う

それでは、企業は実際に女性の転職者のことをどのように感じているのでしょうか。

一昔前は30代以上の女性は敬遠されがちだったようですが、総合職系の職種は近年、結果さえ出せれば女性でも問題なく働ける状態に変わってきています。社会全体の意識が変わってきているのに加えて、人手不足によって優秀な男性の確保が難しいのも理由のようです。

ただ「結婚しているか」「入社後出産してすぐやめないか」は企業側としては気になるポイントです。ライフイベントが控えている場合は、企業側は将来の見通しが不透明と感じる場合もあります。

実際に面接などの際には聞かれないかもしれませんが、結婚や出産を考えているのであれば、面接の際にライフイベントと働き方について話しておくと、お互いに安心です。

 

女性が転職を成功させるために必要な6つの準備

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たとえ30代であっても転職できることが数字としてはっきりわかったところで、どのような準備が必要か見てみましょう。

女性が転職を成功させるために必要な6つの準備

  1. キャリアプランを明確にする
  2. 早いタイミングで活動を始める
  3. 資格を取る
  4. 情報収集をする
  5. 外との繋がりを持つ
  6. 女性に特化した転職サービスを活用する

1.キャリアプランを明確にする

これは男女限らずですが、キャリアプランを明確にすることは転職を考える上で必要なステップです。

女性の場合は、企業がライフプランの影響を気にするので、結婚や出産、子育てをどのように対応したいか、考えを持つことが大切です。仕事を優先に今後のキャリアを考えるのか、家庭とバランスを取りたいのか、出産後も働きたいのかなど、まずはライフイベントについて考えてみてください。

それができたら、働き方の理想を考えます。

  • 1年後、新しい職場でどのような仕事を任されている?
  • 今と比べてどんな変化がある?
  • プライベートではどんな生活?

このように、どのような状態を実現するのが理想か考えていきます。その中で大切と思うキーワードを拾っていき、自分の働き方として望ましい状況をイメージしてみましょう。

このように、徐々に未来の自分のあり方を探す方法をポジティブアプローチといいます。普段は忙しくてあまり考えられないかもしれませんが、「自分が本当はどうしたいのか」を自分で探していきましょう。

 

2.早いタイミングで活動を始める

一般的に、男女ともに30代を超えるとポテンシャルよりも数字などの実績や経験を求められます。この傾向は歳を重ねるごとに大きくなってきますので、転職を決断したら早いタイミングで活動を始めるのがおすすめです。

未経験職に転職する場合も同様です。20代はポテンシャルを重視する一方、企業は長く働ける人が欲しいので、未経験への挑戦は30代が限度とも言われます。

年齢が上がるほど未経験の転職は難しくなるので、転職を決めたら早めに動き始めましょう。採用枠が少なくなってくるので中々転職先が決まらない場合もありますが、根気よく続けてください。

 

3.資格を取る

転職先で資格が必要であれば取得しておきます。そうでない場合でも、スキルレベルの高さやライセンスを示す、という意味では資格は有効です。

ただ、資格は取ればいいというものではありません。やりたい仕事が明確で、そのためにスキルアップなどをする必要があるのであれば、取得することでスキルが付くだけでなく、スキルを示すことにも有効となります。

オンスク.JP」のようなオンラインで受講できる資格講座もありますので、検討してみてください。

 

4.情報収集をする

希望する職種の求人情報を把握することで、必要な経験やスキル、準備を知ることができます。

女性の中には、子供を妊娠したり出産したりしたあとのことを考えて転職する人も多いです。そのため、情報収集の際には育休なども確認する必要があります。

働いている人の男女比で女性比率が高い企業は、女性も働きやすいような制度が整っている可能性が高いです。口コミなどもチェックすることをおすすめします。

以下に、結婚や出産を経て仕事復帰することを前提にした女性の転職先選びで、確認すべきポイントをまとめました。

結婚後、家事との両立はできるのか。夫が転勤した場合に仕事を続けられる環境なのか。出産や育児をしながら働ける会社なのかなど、あらゆるケースを想定して転職先を選んでください。

 

5.外との繋がりを持つ

年齢が上がってくると、それまでの人脈から転職をするケースも増えてきます。ただ、家事や育児と両立している場合は、外との新しい出会いが少なくなってしまいます。

情報やコミュニケーションが少なくなると、考え方が偏ってしまう可能性があります。意識して、いろいろな人に会うようしましょう。

もし相談する相手がいないのであれば、転職エージェントに相談するのも方法の1つです。転職エージェントは、求人情報を仕入れるという意味でも有効な手段と言えます。

企業が公開している求人情報を見ただけで、企業側が求めている人材すべてをわかるわけではありません。転職エージェントなども活用して情報を仕入れ、何をアピールするべきか知るのも大切です。

 

6.女性に特化した転職サービスを活用する

女性にフォーカスした転職エージェントや転職サイトを利用すると、女性にとって働きやすい情報やニュースを手に入れやすくなります。

女性に特化した転職エージェントと総合型転職エージェントを併用することで、よりマッチした求人やエージェントが見つかるので、リクルートなど大手も一緒に登録するのがおすすめです。

転職エージェントは、面接や履歴書対策など、1人では対応が難しい部分までサポートしてくれます。転職エージェントとの面談の際に経歴や希望を伝えると、マッチしやすい求人を紹介してもらえるので、マッチング率も高いサービスです。

『とらばーゆ』

リクルートジョブスが運営している「とらばーゆ」は、日本において女性の転職を一般的にしたサービスといわれています。「バリキャリ」から「ゆるキャリ」まで、正社員以外の求人も含む幅広い仕事を求人広告として紹介する点が特徴です。

1980年から30年以上、女性へ転職情報を提供しています。元々は雑誌でしたが、現在はWebサイトで情報提供をしています。毎週2回、月曜日から木曜日に新着求人がアップされるので、具体的に転職を考えていない方にとっても「世の中にはいま、どんな求人があるのか」をチェックすることができます。

 

『LiBzCAREER』

キャリア志向の女性に特化したサービスに特徴があるのが、「LiBzCAREER (リブズキャリア)」です。キャリア志向の女性に対して、キャリア志向の女性を採用したい企業の求人を紹介しています。転職希望者および企業からの支持を得て、急成長しています。出産や育児で一時仕事を離れていて、また総合職として働きたい方にもオススメのサービスです。

 

女性が転職する時に確認したい5つのポイント

女性が転職時に考慮したい5つのポイント

  1. 勤務時間
  2. 勤務先
  3. 休暇
  4. 産休取得者の有無
  5. 育児休暇の取得可能期間

1.勤務時間

勤務時間は誰でも気になるポイントです。

  • お給料はそこそこで習い事などプライベートを充実させたい
  • フレックスタイムで自分のライフスタイルに合わせて仕事をしたい
  • キャリアを積むため、ときには遅い時間まで働きたい

など、自分が重視したいポイントに沿って「リアルな実情」の情報を集めるのがポイントです。転職を考えている会社に知り合いがいる方は、詳しく話を聞くのがオススメします。

子どもが産まれた後は、保育園へのお迎えの時間などを考慮する必要があります。時短制度(8〜17時の勤務時間を9〜16時に短縮など)は、子どもがある程度の年齢に達するまでの家庭にとって心強い制度といえますね。

 

2.勤務先

パートナーの転勤が多い場合、全国に拠点がある企業であれば希望を出して同じ地域の拠点に移れることもあります。また、パートナーの転勤期間は退職や一時休職扱いでも、また働けるタイミングで復職できる企業も少しずつ増えてきました。

パートナーの転勤がない場合は、自分自身も転勤がない企業を選ぶと、どちらかの都合で離ればなれになるリスクを減らすことができますね。

 

3.休暇

休暇が「カレンダー通り」か「平日休み」かは、転職後の生活を考える上で1つの判断材料になります。

加えて有給の消化状況の確認も必要です。個人でノルマを追う仕事は「会社の制度的には有給がとれても、ノルマ的に有給がとれる状況ではない」ということも起こりえます。

企業が従業員の休暇にどのようなスタンスを持っているのか。働いている人の満足度はどうなのか。可能な限り情報収集をするのがオススメです。

 

4.産休取得者の有無

産前産後休暇の取得は労働基準法で権利として認められておりますが、企業文化がそれを許さないケースもあります。一部の企業には、妊娠したら辞職をする暗黙のルールが根付いていたり、妊娠してもサポート体制が整っていなかったりということが現実にあります。

結婚・出産をしている先輩社員の有無や企業への満足度は大きな材料となりますね。入社前に会えるようであれば、人事やコンサルタントを通じて合わせてもらいましょう。

 

5.育児休暇の取得可能期間

育児休暇をフレキシブルに対応してくれる企業は、働く女性にとって貴重な存在です。働く女性の増加にともない、保育園に子どもを預けられないことがあります。

子どもが1歳半や2歳になるまで育児休暇を取得できる企業は、子育てをする家庭にとって有難い存在といえます。

 

女性の転職で注意すべき5つのこと

女性の転職で注意すべき5つのこと

  1. 採用側は不安を感じている
  2. 企業はライフイベントに理解がある?
  3. キャリアプランに沿った転職ができている?
  4. 活躍の場がある?
  5. 年齢によって企業からのニーズは変わる

1.採用側は不安を感じている

企業は採用する時、女性ならではのライフイベントを気にします。

  • 結婚によって転勤ができないのではないか
  • 育休、産休などを入社後すぐに取得する可能性があるのではないか
  • 育児中で、子供の体調によってよく休むことがあるのではないか

このような不安を持っています。

特に未経験の職種に挑戦する場合、ライフイベントに左右されずに一定期間仕事に集中してスキルアップしてほしい、というのが採用側の立場です。

もし上記したような出来事がありそうなのであれば、ライフイベントの際に仕事面でどのように対処するのかを伝えることで、担当者の不安を払拭することを意識してください。

 

2.企業はライフイベントに理解がある?

そもそも、企業によってはライフイベントを重要なものと見ておらず、制度などが整っていない企業もあります。

育休や産休がどれくらい取れるのか、時短勤務は可能なのか、など、自分の理想と照らし合わせて企業を選ぶようにしてください。

 

3.理想のプランに沿った転職ができている?

転職に焦るあまり、理想の生き方から逆算したプランとは異なる転職をしてしまうことがあります 。

転職は目的ではなく、あくまで自分の理想とする生き方を実現するための手段でしかありません。転職活動をする場合は、その点を忘れないようにしてください。

 

4.活躍の場がある?

もし、スキルアップのために転職を考えていた場合、転職をしても活躍できるだけの裁量をもたせてもらえなければ、キャリアプラン通りの転職をしたとは言えません。

ただ近年は、女性が活躍できる場は広がりつつあります。

内閣府は2003年に「社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする目標」を設定しました。「2020年30%」と呼ばれるこの目標は、現実には実現が難しいと言われますが、近年は新しい働き方の登場によって女性の活躍の場は広がりつつあります。

この目標は、女性にとっては活躍の場が広がる、ポジティブな目標なのです。

 

女性が未経験で転職する際に知っておきたいこと

女性が未経験で転職する際に知っておきたいこと

  1. 拡大している業界を探す
  2. 現職を続けながら転職活動をする
  3. 女性が未経験で転職する際のネックを知る

1.拡大している業界を探す

もし未経験で異業種に転職しようと考えている場合は、市場規模が拡大している業界やIT企業、ベンチャー企業などに転職することをおすすめします。

これらの業界や企業は、人材が不足しがちで未経験中途採用を積極的に行っていることが多いからです。

  • 営業アシスタント/営業サポート
  • 営業(法人営業、個人営業)
  • 販売員(アパレル、化粧品業界など)
  • システムエンジニア

などの職種は人材が不足している場合が多いので、上記業界や企業と併せて選択肢に含めてみてください。

 

2.現職を続けながら転職活動をする

転職活動は全てスムーズにうまくいくとは限りません。すぐに転職先が決まらない場合も考えられます。無収入の転職活動はただのプレッシャーでしかありません。

結婚、出産、育児などをきっかけに働き方を変えたい場合、

  • 退職して業務委託を受ける
  • 契約社員になる
  • 正社員雇用のまま時短勤務にする

などの選択肢も考えられます。ゼロから仕事を見つけるのは大変です。現職の延長であれば、新しい仕事よりも好条件の場合もありますし、人間関係などのストレスも少なくて済みます。選択肢は幅広くもっておくのがおすすめです。

派遣会社の無期雇用派遣などもありますので、選択肢の1つとして持っておくといいかもしれません。

 

3.女性が未経験で転職する際のネックを知る

経験や実績をアピールできない

未経験で転職する場合、現職での経験や実績の全てをアピールポイントとするのは難しいです。転職先と関連するスキルや資格を取得することによって、やる気やスキルなどをアピールできるようにしておくのがおすすめです。

書類選考で落とされる可能性がある

転職経験がない場合は、記入方法や表現の仕方、文字の丁寧さなどの基本的な部分を十分に理解できていない場合があります。

書類選考を通過して初めて面接に進めるので、もしはじめて転職する場合は、転職エージェントに相談するなどの対策が必要になります。

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