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IT業界の転職で事前に準備するべき7つのこと。

IT業界で転職を決断したのなら、行動を始める前に準備が必要です。行動することは大切ですが、進む方向を間違えてしまうと、思っていたような転職ができなくなってしまいます。自分の理想とする状態に近づくためにも、しっかりと事前準備をしていきましょう。この記事では、IT業界で転職するために必要な7つの準備と、市場動向や求められる人材など、転職活動を始める前に知っておきたい情報についてまとめました。

IT業界で転職するための7つの準備

転職するには、事前準備が欠かせません。IT業界で転職するために必要な準備を以下にまとめました。

IT業界で転職するための7つの準備

  1. キャリアプランの明確化
  2. キャリアの整理
  3. 市場価値を知る
  4. スキル磨き
  5. 資格を取得する
  6. アウトプット
  7. 情報収集

1.キャリアプランの明確化

今後どうしたいのか、キャリアプランを明確にしておきましょう。注意したいのは、「転職=キャリアアップ」ではない、ということです。

なぜ今の職場ではだめなのか、なぜ転職をしたのか、整理することが大切です。

例えば、「ITアーキテクトになりたい、ただ現職では人数が少なく、ITアーキテクトに必要なマネジメント能力を磨きにくいので、より大人数でプロジェクトを動かしている企業に転職したい」という整理が必要です。

 

2.キャリアの整理・スキルの棚卸し

これまでのキャリアと身につけたスキルを整理していきます。

定性的な内容よりも定量的な内容のほうが具体的にどのようなキャリアを歩んできたのか明確にすることができ、自己アピールをする際にも説得力をもたせることができるので、可能であれば数値に置き換えていきましょう。

例えば、「5年間Webシステムの構築を担当。Java、HTML、CSS、javaScript、PHPを身につける。構築したシステムによって顧客流入数が2倍に増加」のように、実績やスキルと数値を結びつけるとわかりやすいです。

そもそも、自分のキャリアを語れない人は選考対象にもならない場合もあります。まずは具体的な実績を洗い出し、何をしたいのか、何ができるのかを明確にした上で、簡潔にアピールできる材料を用意してください。

 

3.市場価値を知る

自分の市場価値を知る方法はいくつかあります。例えば、社外の勉強会などを通じてエンジニアと知り合い、どのようなレベル感なのか把握する方法や、転職サイトなどで自分の整理したスキルでどれくらいの求人が表示されるか調べる方法などです。

MIIDASを使うのも手段の1つです。MIIDASは適正年収を調べることができるサービスで、今自分が市場でどのような価値を持っているか、客観的に判断することができます。以下のボタンでMIIDASに飛ぶことができますので、ぜひ利用してみてください。

転職を失敗してしまう要因の1つに、社外での自分の価値を知らないことがありますので、しっかりと市場での価値を把握できるようにしましょう。

 

4.スキル磨き

プログラミングスキルは持っておいて損はありません。

当然のことながら、スキルは高ければ高いほど転職はしやすくなります。日頃からコードを書いたり、情報収集をしたりして、ITエンジニアとしてのレベルを上げておきましょう。

Udemyなどはオンラインでプログラミングスキルを磨くことができますので、もし今のスキルを伸ばしたり、全く新しい言語にチャレンジしたりしようとしているのであれば、登録してみることをおすすめします。

 

5.資格を取得する

資格を取得することもおすすめです。資格は知識を持っていることの証明になるだけでなく、向上心をアピールすることもできます。

例えばITスペシャリストを目指すのであれば、データベーススペシャリスト試験やネットワークスペシャリスト試験などを取得することをおすすめします。いずれも合格率は10%台と難易度が高いですが、その分取得できれば大きな価値になります。

 

6.アウトプット

実績をアピールする際に、自分でなにかしらのアウトプットをしていると、その成果をアピールすることができます。

コードを公開したり、メディアを運営していれば、その分だけ評価対象を増やすことができます。

 

7.情報収集

知識だけでなく人脈も大切です。他社のエンジニアと知り合うことができれば、そこから様々な情報を手に入れることができます。

また、社内だけでない評価、つまり市場価値を知る手助けにもなります。

ITエンジニアで転職経験がある人が身近にいれば、直接転職について聞いてみてください。経験した人ならではの視点から、転職について語ってくれます。

もし身近にそのような人がいなければ、転職者のブログを読んでみるのも方法です。

 

市場動向や必要とされる人材など、基本的な情報を以下にまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

IT業界の転職市場の動向はどうなっている?

IT業界は人材不足と言われています。

経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました」によれば、2016年時点でのIT人材は約91.9万人、不足数は17.1万人と想定されています。

厚生労働省が発表する「一般職業紹介状況」によれば、2018年5月時点の「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は2.44倍でした。全体の有効求人倍率は1.60倍でしたので、他の職種に比べてIT人材は人手不足が鮮明になっています。

経済産業省の資料によれば、不足数は今後拡大していく傾向にあり、2020年には36.9万人、2030年には78.9万人のIT人材が不足する可能性が指摘されています。

不足する人材を補うために未経験転職の求人も多く出ています。

 

近年、大企業や公官庁の情報漏えい事件が頻発したことを受けて、情報システムのセキュリティやリスクマネジメントに対して関心が高まっています。

また、今後マイナンバーを扱う機会が増えていくことから、情報セキュリティスペシャリストなど、情報のリスクマネジメントに関する職種の募集が増加傾向です。

 

IT業界で求められる人材は?

IT業界で求められる人材は、即戦力となり、広範囲に渡る知見を持った人です。IT業界で働く場合、クライアントの業種は多岐にわたります。基本的なIT知識は必要ですが、それだけでなく、幅広い知識を持っていると、重宝されます。

ただIT業界はトレンドの移り変わりが激しい業界ですので、即戦力にならない転職者の場合は現職よりも待遇が改善されない可能性もあります。未経験よりも経験者採用のほうが好まれるのは事実です。

人手不足だからといって短絡的に転職しようとしても、失敗してしまいます。

 

また、クライアントと顔を合わせる機会も多くなりますので、技術力だけでなく、コミュニケーション能力などのヒューマンスキルも持っていると、転職した際に活躍の幅が広がります。

システム開発工程の「要件分析(クライアントの要望を言葉に落とし込む)」などは、クライアントと直接話をすることも多いですので、簡潔に、ロジカルに説明したり、相手の要望を言葉にしたりする力が必要となります。

 

IT業界における希少な存在とは

IT業界においては、英語が話せて専門技術も持っているバイリンガルIT人材が特に不足しており、希少価値が高いと言われています。

加えて、SaaS(Software as a Service)やIaaS(Infrastructure as a Service)と呼ばれるクラウド領域は一般化してから数年しか経っていないため、専門性を持った人材は希少性が高いです。

バイリンガルIT人材でクラウド領域に専門性を持っている人材は、IT業界の中でかなり希少性の高い人材と言えます。

 

また、このような希少な存在でなくても、人手不足を背景に給与水準は上昇傾向です。

 

7つの観点から考えるIT業界に転職するメリットとデメリット

IT業界で業界に転職するメリットとデメリット

  1. 業界が成長している
  2. 給料が高い
  3. 専門スキルが身につく
  4. フリーランスになりやすい
  5. 風通しが良い
  6. 実力主義
  7. 変化が早い

1.業界が成長している

IT業界は業界全体が成長しているタイミングです。

IT業界は1990年代から、売上、従業員ともに急速に拡大しました。成長し始めてからまだ30年程度と他の業界に比べて新しい業界であり、今後も拡大が予想されます。

そのため、待遇は好転しやすく、新しいチャレンジに挑戦しやすい土壌が整っています。

 

2.給料が高い

国税庁が発表する「民間給与実態統計」によれば、2016年の情報通信業の平均給与は575万円で、全15業種の中で、「電気・ガス・熱供給・水道業」「金融業、保険業」に次いで3番目に高い水準です。

同資料によれば、2016年時点での日本の平均給与は422万円でしたので、平均と比べても給与水準が高いことがわかります。

 

3.専門スキルが身につく

IT業界で、例えばプログラミングという専門知識を身につけることができれば、そのスキルを活かして他の企業でも活躍することができる可能性が広がります。

1つの企業でしか通用しないスキルではなく、他の企業でも活躍できる専門的なスキルを身につけられることも、IT業界に転職するメリットの1つです。

 

4.フリーランスになりやすい

専門スキルを身につけることができれば、フリーランスとして働くことも視野に入れられるようになります。

フリーランスのエンジニアで活躍されている方も多くいますので、今後のキャリアプランを考える上で1つの選択肢として知っておくと視野が広がります。

 

5.風通しが良い

企業にもよりますが、業界自体が新しいため、会社の年齢層も比較的若いことが多いです。そのため、厳しい上下関係が生まれにくく、風通しが良い企業が多くあります。

 

6.実力主義

IT業界は良くも悪くも実力主義の場合が多いです。成果を出せればそれだけの評価を得ることができますが、成果を出せない場合は、それ相応の評価をされます。

一生懸命働いたとしても、成果が出なければ給与も結果に応じた分だけしか支払われないので、結果が出ない限り努力は報われないとも言えます。

 

7.変化が早い

IT業界は変化が早い業界です。頻繁に新しい技術が生まれるので、情報を常にキャッチアップしていないと、すぐに情報が時代遅れになってしまいます。

変化が早いぶん、勉強しなければならない量も多いです。ただ、勉強すればするだけ世の中の流れがわかるようになりますので、しっかりと情報を追い続けることができれば、メリットにもなり得ます。

 

IT業界への転職で注意したい3つのこと

IT業界への転職で気をつけたい3つのこと

  1. 年齢によって企業評価は変化する
  2. 社内評価と社外評価は一致しない
  3. 売り手市場だが簡単になったわけではない

1.年齢によって企業評価は変化する

20代の求職者に対して、企業は将来性や吸収力、素直さを期待します。そのため、同じスキルレベルなら、30代よりも20代を採用する傾向にあります。

あまりにも早すぎる転職は、キャリアプランがはっきりとしていないか、仕事が長続きしない人、というレッテルを貼られてしまう可能性もありますが、30代は在籍した企業独自のやり方に染まっている可能性も考慮されてしまいます。基本的には30代よりも20代が選ばれやすいです。

ただ、IT業界は先程述べたように実力主義の企業も多いです。しっかりとしたスキルを身に着けていれば、30代や40代でも十分に転職できます。転職準備の段階でスキルの整理をしておきましょう。

 

2.社内評価と社外評価は一致しない

30代になるまで自身のキャリアや転職について考えていないと、社内での評価基準でしか自分の評価を知ることができません。

たとえ社内では役職についていたとしても、そこで身につけたスキルが市場で評価されるかどうかは別の話です。

採用側からすれば、前職でしか通用しないスキルしか持っていない人材は採用したくありません。つまり、社内評価と社外評価、市場価値というのは別物なのです。

特に30代の転職でつまずく原因の1つが、この「市場価値を知らないこと」にあります。多くの場合、その要因は他社のエンジニアとの交流が少ないことにありますので、意識して勉強会などに参加して、自分の評価は他社ではどう評価されるのか調べてみることをおすすめします。

 

3.売り手市場だが簡単になったわけではない

IT業界は特に人手不足が叫ばれていますが、だからといって転職が簡単になったわけではありません。IT業界のことを全く知らなければどうしても転職は難しくなります。

ここまでに述べてきたように、IT業界は変化の激しい業界ですので、今から新しいプロダクトに触れるなどして、アンテナを高く張っておくことが大切です。

 

転職で失敗する理由と成功するポイント

失敗する理由

20代前半

20代前半のITエンジニアの転職で多い失敗は、

  • 志望動機や意欲が低い
  • コミュニケーション力が低い
  • 企業理念・方針と合っていない

というものです。

転職理由やキャリアプランが不明だと、志望動機や意欲が低いという評価をされてしまいます。自己分析とスキルの棚卸しをして、キャリアプランを明確にするところから始めてください。IT業界のキャリアパスは多様化しているので、自分が目指したい将来像をしっかりと定めましょう。

コミュニケーション能力が低いと思われてしまう原因は、面接の受け答えにあります。自分のコミュニケーションを客観視する必要がありますので、面接練習を友人や転職エージェントに見てもらうなどして、客観的なアドバイスを貰ってください。

企業理念や方針と合っていない人は、企業が何を求めているのか把握することが大切です。大企業は組織を乱さず優秀な人、ベンチャーはとにかく成果が出せる人を欲しがる傾向にあります。

もちろん、経営スタイルなども関係していますが、企業がどんな人材を求めているのか把握してから転職活動を進めていくことをおすすめします。

20代後半

20代後半では、社会人として何年も働いていながらキャリア感がおとなになりきれていない、向上意欲がない、自信がない、といった理由で転職に失敗してしまう場合があります。

給与は労働の成果に対する対価です。給与を貰う立場としての自覚がない人は、転職をしたとしても自分自身をいい環境に置くことは難しいでしょう。

また、自発的に学ばない人も問題です。変化が激しいIT業界で学ばないということは、成長意欲がなく、取り残される選択をしていることになります。

自信がない人の場合は、スキルの棚卸しや実績の整理ができていない可能性があります。自分にはどんなスキルがあり、どんな実績を上げてきたのか、整理することで、自身を持つことができます。

30代

自分の市場価値を客観的に把握できていない場合や、自分のキャリアイメージがない場合は失敗しやすいです。

30代になると、20代と比べて即戦力採用の意味合いが強くなります。そのため、汎用的なスキルがない人は市場価値が低くなりがちです。社外で同世代のエンジニアと出会い、レベル感を把握することで、自身の市場価値を把握しましょう。

また、40代50代でこのような状態になりたい、というビジョンがない場合は、50歳になった時にどのように会社に貢献したいか考えることが大切です。

自分のスキルや実績を整理した上で、将来どのようになりたいか、考えてみてください。

 

成功するポイント

IT業界への転職を成功に導く2つのポイント

  1. プロに頼る
  2. 行動する

1.プロに頼る

独りよがりに転職しようとしても失敗する可能性があるので、転職のプロに頼ることをおすすめします。

転職エージェントは、求職者が転職するのを助けるサービスです。身の回りに転職経験者がいなくても、転職エージェントなら様々な情報を教えてくれます。

もし転職を決断したのなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。ワークポートなど、IT業界に強みを持つ転職エージェントもあります。

転職エージェントに比べて、転職サイトのほうが求人をたくさん見ることができる、というメリットがあるものの、転職エージェントのように転職のプロが転職を助けてくれることはありません。

転職サイトはどんな求人があるのか確認する際に使用し、実際に転職する際には転職エージェントを使うのがおすすめです。

IT業界の転職でおすすめの転職エージェントについては「IT業界の転職におすすめする評判の転職エージェントと活用のポイント」にまとめましたので、併せてご覧ください。

2.行動する

転職を決断してしっかりと準備ができたのなら、そこからの行動は早いに越したことはありません。

転職エージェントに相談することを構えてしまう人がいますが、迷ったら相談してみるのがおすすめです。一人で悩むより、転職エージェントに相談したほうが、様々なアドバイスを貰うことができます。

 

統計上は、新卒で就職後3人に1人は転職をしていることになっていますが、だからといって3年を区切りとして転職する必要はありませんし、3年も働いていないから転職してはいけないわけでもありません。

結局の所、統計データだけでは意思決定はできないのです。もちろん、採用側がどのような印象を受けるかなど、知っておかなければならない情報はあるものの、データに振り回されては、希望するキャリアを歩むのは難しいでしょう。

統計ではなく、自分の意志で、行動することが大事なのです。

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