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IT業界への転職を考えているなら知っておくべき市場動向、求められる人材、メリットとデメリット。

IT業界の転職市場は人材不足が叫ばれており、2016年時点でのIT人材は約91.9万人、不足数は17.1万人と想定されています。2018年5月時点の「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は2.44倍で、人材不足が表れています。ただ、人材が不足しているからといって転職が簡単になったわけではありません。IT業界は情報の入れ替わりが激しく、常に情報をキャッチアップしていないとすぐに取り残されてしまいます。この記事では、そんなIT業界に転職するために知っておきたい知識をまとめました。

そもそも、IT業界とは?

IT業界には様々な分類があり、企業や職種によって業務内容は大きく異なります。転職を考える前に、まずはIT業界そのものについてしっかりと理解しておきましょう。

IT業界の分類

IT業界の4つの分類

  1. Web系
  2. 情報処理サービス
  3. ソフトウェア系
  4. ハードウェア系

1.Web系

プラットフォームを持っている企業や、アプリ開発を中心にソーシャルゲームを手がける企業です。

2.情報処理サービス系

基幹システムやウェブサイトのサービス開発・運用などを手がけます。いわゆるSIerです。

3.ソフトウェア系

パソコンやスマートフォンを動かすOSと、特定の作業を行うためのアプリケーションを扱います。

4.ハードウェア系

コンピューターを構成する電子回路や周辺機器など、ハードウェア開発を行います。

 

各系統で、好んで使われる開発手法が異なります。

Web系ではアジャイル型と呼ばれる手法を用いられることが多く、情報処理サービス系はウォーターフォール型を採用する傾向にあります。

このように、同じIT業界であっても、その内容も開発手法も異なるのです。

 

続いて、IT業界の職種について見ていきましょう。

 

IT業界の職種

IT業界の3つの職種

  1. エンジニア系
  2. Web系
  3. 営業系

1.エンジニア系

エンジニア系の職種には、システムエンジニア(SE)とプログラマーの2つに大きく分けられます。

SEは担当企業や案件によって業務内容が変化する場合が多いです。一方のプログラマーは、システムを作り上げる職種で、プログラミングの知識やスキルだけでなく、案件によってスピードを求められたり、精度を求められたりと、ニーズも様々です。

2.Web系

web系には、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、コーダー、ウェブプログラマーといった職種があります。それぞれ案件の担当箇所が異なり、仕事内容も異なります。

3.営業系

サービスを販売する職種です。ITの知識に加えて、自社製品や自社サービスの知識が必要になります。ただ、SEやプログラマーなどの実務経験が必要とは限りません。

クライアントに営業を行いますので、知識に加えてプレゼン力や課題解決力が必要になります。

 

SEとプログラマーの違い

SEとプログラマーは、同じIT業界の職種ですが、その業務内容は異なります。混同しやすい部分ですので、それぞれどのような業務に当たるのか理解しておきましょう。

システム開発工程

SEとプログラマーの違いを理解するためには、IT業界の案件を受注してから納品するまでのフローを確認する必要があります。

一般的なシステム開発の工程は以下の通りです。

  1. 要件分析(クライアントの要望を言葉に落とし込む)
  2. 要件定義(実装しなければならない機能を検討)
  3. 基本設計(システムの全体像や概要を考える)
  4. 詳細設計(基本設計を細かく落とし込む)
  5. プログラミング(設計に沿って作成)
  6. テスト
  7. 稼働

SE

SEは上記工程に一通り携わります。実際にどのような作業を行うかは、案件によって様々です。

プログラマー

実際にサービスを作成する「5.プログラミング」をメインに携わります。プログラミングの言語知識だけでなく、効率よく記述する技術も求められます。

SEとプログラマーの向いている人の違い

SEはどちらかというと文系寄りで、クライアントとプログラマーの仲立ちをします。案件などによっては、自分で手を動かすよりも人と話していることのほうが多い場合もあります。

これに対してプログラマーは技術者よりです。ルールに基づいた一貫性の高さが求められます。

 

IT業界の転職市場の動向は?

IT業界は人材不足と言われています。

経済産業省が2016年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました」によれば、2016年時点でのIT人材は約91.9万人、不足数は17.1万人と想定されています。

厚生労働省が発表する「一般職業紹介状況」によれば、2018年5月時点の「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は2.44倍でした。全体の有効求人倍率は1.60倍でしたので、他の職種に比べてIT人材は人手不足が鮮明になっています。

経済産業省の資料によれば、不足数は今後拡大していく傾向にあり、2020年には36.9万人、2030年には78.9万人のIT人材が不足する可能性が指摘されています。

 

ただIT業界はトレンドの移り変わりが激しい業界ですので、即戦力にならない転職者の場合は現職よりも待遇が改善されることは期待できません。未経験よりも経験者採用のほうが好まれるのは事実です。

人手不足だからといって短絡的にIT業界に転職しようとしても、転職に失敗してしまいます。

 

一方で、やはり人材不足は否めず、不足する人材を補うために未経験転職の求人も多く出ています。

 

IT業界における希少な存在

IT業界においては、英語が話せて専門技術も持っているバイリンガルIT人材が特に不足しており、希少価値が高いと言われています。

加えて、SaaSやIaaSと呼ばれるクラウド領域は一般化してから数年しか立っていないため、専門性を持った人材は希少性が高いです。

バイリンガルIT人材でクラウド領域に専門性を持っている人材は、IT業界の中でかなり希少性の硬い人材と言えます。

もしこのような希少な存在でなくても、人手不足を背景に給与水準は上昇傾向です。

 

IT業界で求められる人材や職種は?

人材

IT業界で求められる人材は、即戦力となり、広範囲に渡る知見を持った人です。IT業界ではたらく場合、クライアントの業種は多岐にわたります。基本的なIT知識は必要ですが、それだけでなく、幅広い知識を持っていると、重宝されます。

また、クライアントと顔を合わせる機会も多くなりますので、技術力だけでなく、コミュニケーション能力などのヒューマンスキルも持っていると、転職した際に活躍の幅が広がります。

システム開発工程の「要件分析(クライアントの要望を言葉に落とし込む)」などは、クライアントと直接話をすることも多いですので、簡潔に、ロジカルに説明したり、相手の要望を言葉にしたりする力が必要となります。

 

職種

近年、大企業や公官庁の情報漏えい事件が頻発したことを受けて、情報システムのセキュリティやリスクマネジメントに対して関心が高まっています。また、今後マイナンバーを扱う機会が増えていくことが予想されます。

そこで、情報セキュリティスペシャリストなど、情報のリスクマネジメントに関する職種の募集が増加傾向です。

 

IT業界に転職する5つのメリット

IT業界で業界に転職する5つのメリット

  1. 業界が伸長している
  2. 給料が高い
  3. 専門スキルが身につく
  4. 独立しやすい
  5. 風通しが良い

1.業界が伸長している

業界によっては、成長が鈍化し、停滞している分野もありますが、IT業界は成長を続けており、業界全体が伸長しているタイミングです。

IT業界は、1990年代から売上、従業員ともに急速に拡大しました。成長し始めてからまだ30年程度と他の業界に比べて新しい業界であり、今後も拡大が予想されます。

そのため、待遇は好転しやすく、新しいチャレンジに挑戦しやすい土壌が整っています。

 

2.給料が高い

国税庁が発表する「民間給与実態統計」によれば、2016年の情報通信業の平均給与は575万円で、全15業種の中で、「電気・ガス・熱供給・水道業」「金融業、保険業」に次いで3番目に高い水準です。

同資料によれば、2016年時点での日本の平均給与は422万円でしたので、平均と比べても給与水準が高いことがわかります。

 

3.専門スキルが身につく

IT業界で、例えばプログラミングという専門知識を身につけることができれば、そのスキルを活かして他の企業でも活躍することができる可能性が広がります。

1つの企業でしか通用しないスキルではなく、他の企業でも活躍できる専門的なスキルを身につけられることも、IT業界に転職するメリットの1つです。

 

4.独立しやすい

専門スキルを身につけることができれば、独立して働くことも視野に入れられるようになります。

フリーランスのエンジニアで活躍されている方も多くいますので、今後のキャリアプランを考える上で1つの選択肢として知っておくと視野が広がります。

 

5.風通しが良い

企業にもよりますが、業界自体が新しいため、会社の年齢層も比較的若いことが多いです。そのため、厳しい上下関係が生まれにくく、風通しが良い企業が多くあります。

 

IT業界に転職する2つのデメリット

IT業界に転職する2つのデメリット

  1. 実力主義
  2. 変化が早い

1.実力主義

IT業界は良くも悪くも実力主義の場合が多いです。成果を出せればそれだけの評価を得ることができますが、成果を出せない場合は、それ相応の評価をされます。

一生懸命働いたとしても、成果が出なければ給与も結果に応じた分だけしか支払われないので、結果が出ない限り努力は報われないとも言えます。

 

2.変化が早い

IT業界は変化が早い業界です。頻繁に新しい技術が生まれるので、情報を常にキャッチアップしていないと、すぐに情報が時代遅れになってしまいます。

変化が早いぶん、勉強しなければならない量も多いです。ただ、勉強するだけ世の中の流れがわかるようになりますので、しっかりと情報を追い続けることができれば、メリットにもなり得ます。

 

IT業界への転職で気をつけたい4つのこと

IT業界への転職で気をつけたい4つのこと

  1. 年令による企業評価の変化
  2. 社内評価と社外評価の不一致
  3. スキルの棚卸し
  4. 売り手市場だが簡単になったわけではない

1.年齢による企業評価の変化

20代の求職者に対して、企業は将来性や吸収力、素直さを期待します。そのため、同じスキルレベルなら、30代よりも20代を採用する傾向にあります。

あまりにも早すぎる転職は、キャリアプランがはっきりとしていないか、仕事が長続きしない人、というレッテルを貼られてしまう可能性もありますが、30代は在籍した企業独自のやり方に染まっている可能性も考慮されてしまうので、基本的には30代よりも20代が選ばれやすいです。

 

2.社内評価と社外評価の不一致

30代になるまで自身のキャリアや転職について考えていないと、社内での評価基準でしか自分の評価を知ることができません。

たとえ社内では役職についていたとしても、そこで身につけたスキルが市場で評価されるかどうかは別の話です。

採用側からすれば、前職でしか通用しないスキルしか持っていない人材は採用したくありません。つまり、社内評価と社外評価、市場価値というのは別物なのです。

30代の転職でつまずく原因の1つが、この「市場価値を知らないこと」にあります。

 

3.スキルの棚卸し

はじめての転職をする場合、新卒就活以来自己アピールする機会がありません。

転職における面接は、求職者と採用側がお互い一緒に働くことでプラスになるかどうかを見極める場ですので、自分を的確に表現する必要があります。

スキルの棚卸しができていないと、アピールポイントがずれてしまう可能性があるのです。

 

4.売り手市場だが簡単になったわけではない

IT業界は特に人手不足が叫ばれていますが、だからといって転職が簡単になったわけではありません。IT業界のことを全く知らなければどうしても転職は難しくなります。

ここまでに述べてきたように、IT業界は変化の激しい業界ですので、今ならIoTなどの新しいプロダクトに触れるなどして、アンテナを高く貼っておくことが大切です。

 

IT業界への転職でありがちな落選理由

IT業界への転職でありがちな落選理由

  1. 向上心がない
  2. キャリアプランがない

1.向上心がない

変化が激しいIT業界において、自分で何も勉強したりしていないと、受け身で意欲に欠けているように見られてしまいます。

未経験でも勉強をしたり、簡単なアプリ開発をしたりすることはできますので、何かにチャレンジしている姿勢を見せることが大切です。

 

2.キャリアプランがない

転職動機やキャリアプランが不明瞭な場合は、落とされてしまう可能性が高いです。何が実現したくて転職するのか、しっかりと考えておくことが大切です。

 

IT業界の転職で失敗する人が陥りがちな2つのポイント

IT業界の転職で失敗する人が陥りがちな2つのポイント

  1. 独りよがり
  2. 行動しない

1.独りよがり

転職活動を1人ですると、様々な情報が入ってこないので、失敗の原因になります。

なにか高価な買い物をする時、例えば車を買うときには、恐らく車を購入したことのある人に話を聞くはずです。既に経験した人の話を聞かずに車を購入すると、知っていれば防げたはずの失敗も防げません。

転職も同様です。単純に知ってれば防げたミスも、ただ独りよがりに誰の力も借りずに転職すれば失敗してしまいます。

 

2.行動しない

転職するべきかどうか悩んでばかりで、転職に対するアクションをしない人は、転職に失敗してしまう傾向にあります。

上記したように、企業の評価は年齢が上がると変わります。そのため、何年も転職しようか悩んでいる場合、悩んだ時間だけ評価が変わっていることになります。

 

IT業界への転職を成功に導く2つのポイント

IT業界への転職を成功に導く2つのポイント

  1. プロに頼る
  2. 行動する

1.プロに頼る

転職を成功させるためには、失敗する人が陥りがちなポイントを上手く避けることが大切です。独りよがりに転職しようとしても失敗してしまいますので、転職のプロに頼ることをおすすめします。

転職エージェントは、求職者が転職するのを助けるサービスです。身の回りに転職経験者がいなくても、転職エージェントなら様々な情報を教えてくれます。

もし転職を決断したのなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職サイトと転職エージェントはどっちがいい?

転職エージェントに比べて、転職サイトのほうが求人をたくさん見ることができる、というメリットがあるものの、転職エージェントのように転職のプロが転職を助けてくれることはありません。

転職サイトはどんな求人があるのか確認する際に使用し、実際に転職する際には転職エージェントを使うのがおすすめです。

 

2.行動する

転職を決断したのなら、そこからの行動は早いに越したことはありません。

転職エージェントに相談することを構えてしまう人がいますが、迷ったら相談してみるのがおすすめです。一人で悩むより、転職エージェントに相談したほうが、様々なアドバイスを貰うことができます。

 

IT業界への転職で求められること

IT業界への転職で求められる3つのこと

  1. 数字で説明できる実績
  2. キャリアプラン
  3. 知的好奇心や向上心

1.数字で説明できる実績

多くの場合、20代は将来的な価値や期待値、30代は客観的な現在の価値を見られます。どちらにせよ、これまでの業績を数字を使って客観的に説明する必要があります。

定性的な成果ではなく、数字で説明できるように、実績を整理しておきましょう。

 

2.キャリアプラン

転職の面接では、自分が今度どういう方向に進むか聞かれる場合もあります。

技術を鍛えるのか、将来CTOを目指すのか、起業するのか。

キャリアプランにおける自分自身の軸を明確にしておきましょう。

 

3.知的好奇心や向上心

20代は比較的新しい技術や業界動向、情報をキャッチアップしていると思われる傾向にありますが、30代になると、いろいろなことができるようになっているものの、そのような新しいものに対する柔軟性は失われているという評価が下される場合もあります。

知的好奇心や吸収力、柔軟性などが衰えていないことをアピールできるようにしておきましょう。

 

IT業界への転職で必要な準備は?

IT業界への転職で必要な準備

  1. キャリアの整理
  2. 市場価値を知る
  3. キャリアプランの明確化
  4. プログラミングを学ぶ
  5. 資格を取得する

1.キャリアの整理

これまでのキャリアを整理し、数字に置き換えられるものは数字に置き換えてみてください。

定性的な内容よりも定量的な内容のほうが具体的にどのようなキャリアを歩んできたのか明確にすることができ、自己アピールをする際にも説得力をもたせることができます。

そもそも、自分のキャリアを語れない人は選考対象にもならない場合もあります。まずは具体的な数字で実績を洗い出し、何をしたいのか、何ができるのかを明確にした上で、簡潔にアピールできる材料を用意してください。

 

2.市場価値を知る

自分の市場価値を図る方法はいくつかあります。例えば、社外の勉強会などを通じてエンジニアと知り合い、どのようなレベル感なのか把握する方法や、転職サイトなどで自分の整理したスキルでどれくらいの求人が表示されるか調べる方法などがあります。

転職を失敗してしまう要因の1つに、社外での自分の勝ちを知らないことがありますので、しっかりと市場での価値を把握できるようにしましょう。

 

3.キャリアプランの明確化

今後どうしたいのか、キャリアプランは明確にしておいて下さい。注意したいのは、「転職=キャリアアップ」ではない、ということです。

転職は、すれば必ずキャリアアップするということではありません。なぜ今の職場ではだめなのか、なぜ転職をしたのか、整理することが大切です。

 

4.プログラミングを学ぶ

もし未経験で転職するのであれば、プログラミングスキルは持っておいて損はありません。今ではたくさんの言語がありますが、汎用性の高さや学びやすさなどの観点から言語を選ぶことをおすすめします。

 

5.資格を取得する

未経験なら、資格を取得することもおすすめです。資格は知識を持っていることの証明になるだけでなく、向上心をアピールすることもできます。

ITパスポートや基本情報技術者試験などは、基本的な知識を学ぶことができるのでおすすめです。

 

未経験でIT業界に転職できる?

異業種から転職しやすい人

異業種から転職しやすい人の2つの特徴

  1. ものづくりがしたい
  2. 新しいものが好き

1.ものづくりがしたい

保守管理などを除くIT業界の多くの仕事は、無から有を作り出す仕事です。クライアントからの要望を元に、1からサービスを作り出します。

そのため、なにかものづくりがしたい、という人には合っている業界です。

 

2.新しいものが好き

IT業界は誕生から日が浅く、技術革新のペースが早い業界です。新しいものが好きであれば、常にキャッチアップして最新情報を仕入れることが苦になりません。結果として、向上心や知的好奇心のアピールにも繋がります。

 

未経験でチャレンジできる求人の特徴

若手募集が多い求人は、未経験でもチャレンジしやすいです。実績よりも、向上心などがあることそのものを評価してもらえる可能性があります。

 

未経験でIT業界にチャレンジするときの応募書類の書き方

IT関連の資格や、独自の活動、意欲、業務推進能力など、IT業界で活躍するために企業が必要と考えている能力を書くことをおすすめします。

 

未経験でIT業界にチャレンジするときの志望動機の伝え方

具体的に話すこと、転職理由から一貫性があることが重要です。もし未経験なら、なぜIT業界なのかを明確にしておきましょう。

何を身に着けたいのか、具体的に伝えられるように準備しておくことが大切です。

 

ITエンジニアが転職する時に必要な準備

ITエンジニアが転職する時に必要な準備

  1. スキル磨き&情報収集
  2. 勉強会&交流会に参加
  3. アウトプット
  4. 転職経験者に確認

1.スキル磨き&情報収集

当然のことながら、スキルは高ければ高いほど転職はしやすくなります。日頃からコードを書いたり、情報収集をしたりして、ITエンジニアとしてのレベルを上げておきましょう。

 

2.勉強会&交流会に参加

知識だけでなく人脈も大切です。他社のエンジニアと知り合うことができれば、そこから様々な情報を手に入れることができます。

また、社内だけでない評価、つまり市場価値というのを知る手助けにもなります。

 

3.アウトプット

実績をアピールする際に、自分でなにかしらのアウトプットをしていると、その成果をアピールすることができます。

コードを公開したり、メディアを運営していれば、その分だけ評価対象を増やすことができます。

 

4.転職経験者に確認

ITエンジニアで転職経験がある人が身近にいれば、直接転職について聞いてみてください。経験した人ならではの視点から、転職について語ってくれます。

もし身近にそのような人がいなければ、転職者のブログを読んでみるのも方法です。

 

ITエンジニアの転職でありがちな失敗

20代前半

20代前半のITエンジニアの転職で多い失敗は、志望動機や意欲が低い、コミュニケーション力が低い、企業理念・方針と合っていない、というものです。

 

転職理由やキャリアプランが不明だと、志望動機や意欲が低いという評価をされてしまいます。自己分析とスキルの棚卸しをして、キャリアプランを明確にするところから始めてください。

コミュニケーション能力が低いと思われてしまう原因は、面接の受け答えにあります。自分のコミュニケーションを客観視する必要がありますので、面接練習を友人や転職エージェントに見てもらうなどして、客観的なアドバイスを貰ってください。

企業理念や方針と合っていない人は、企業が何を求めているのか把握することが大切です。大企業は組織を乱さず優秀な人、ベンチャーはとにかく成果が出せる人を欲しがる傾向にあります。

もちろん、経営スタイルなども関係していますが、企業がどんな人材を求めているのか把握してから転職活動を進めていくことをおすすめします。

 

20代後半

20代後半では、社会人として何年も働いていながらキャリア感がおとなになりきれていない、向上意欲がない、自信がない、といった理由で転職に失敗してしまう場合があります。

給与は労働の成果に対する対価です。給与を貰う立場としての自覚がない人は、転職をしたとしても自分自身をいい環境に置くことは難しいでしょう。

また、自発的に学ばない人も問題です。変化が激しいIT業界で学ばないということは、成長意欲がなく、取り残される選択をしていることになります。

自信がない人の場合は、スキルの棚卸しや実績の整理ができていない可能性があります。自分にはどんなスキルがあり、どんな実績を上げてきたのか、整理することで、自身を持つことができます。

 

30代

自分の市場価値を客観的に把握できていない場合や、自分のキャリアイメージがない場合は失敗しやすいです。

30代になると、20代と比べて即戦力採用の意味合いが強くなります。そのため、汎用的なスキルがない人は市場価値が低くなりがちです。社外で同世代のエンジニアと出会い、レベル感を把握することで、自身の市場価値を把握しましょう。

また、40代50代でこのような状態になりたい、というビジョンがない場合は、50歳になった時にどのように会社に貢献したいか考えることが大切です。

自分のスキルや実績を整理した上で、将来どのようになりたいか、考えてみてください。

 

ITエンジニアのキャリア

転職先

ITエンジニアの転職先には、SIer、ウェブ制作会社、社内SE、自社サービスなどがあります。

キャリアステップ

ITエンジニアのその後のキャリアステップとして、ITスペシャリスト、フルスタックエンジニア、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなどの道があります。

 

人生の安定とは?

変化の激しい今の時代に、安定している業界を探すのはなかなか難しいものです。なぜなら、変化が激しいほど、技術や情報をアップデートし続けなければならないからです。

アップデートできてれば問題ありませんが、もしアップデートできていないのであれば、あっという間に取り残されてしまうことになります。

 

統計で意思決定はできない

統計上は、新卒で就職後3人に1人は転職をしていることになっていますが、だからといって3年を区切りとして転職する必要はありませんし、3年も働いていないから転職してはいけないわけでもありません。

結局の所、統計データだけでは意思決定はできないのです。もちろん、採用側がどのような印象を受けるかなど、知っておかなければならない情報はあるものの、データに振り回されては、希望するキャリアを歩むのは難しいでしょう。

統計ではなく、自分の意志で、行動することが大事なのです。

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