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2017.7.13
2017.7.13
FXとは、
の略称です。
取引業者に証拠金を預けて、差金決済による通貨の売買を行う投資方法です。
一言でいうと
「外国通貨を売買してその差益で収益をあげる投資手法」
です。
例えば「1ドル=100円」のときは、1000ドルが10万円で買えます。
その後円安が進んで「1ドル=110円」になったタイミングでは、1000ドルは11万円の価値になります。
このタイミングで1000ドルを円に換金すると、1万円の利益になりますね。
これがFXで収益をあげる大枠の仕組みです。
異なる2国間の通貨を取引し、為替レートの差額が収益になるのがFXなのです。
FXなどの投資も年収アップの方法のひとつです。
まずは年収アップの方法を一通り理解した上で、自分にあった方法をとることが大切です。
ニュースで「今日の東京外国為替市場の円相場は・・」というセリフを聞いたことがあるのではないでしょうか。
円相場は、円が外貨に対して取引された結果によって変化します。
円安に振れることもあれば円高になることもあります。
東京外国為替市場とは、銀行と銀行をつなぐネットワークを指しており、概念上の市場です。
特定の場所が存在しているわけではない仮想市場なので、世界各国の金融機関と簡単に取引ができるのです。
個人投資家だけでなく金融機関や一般企業、機関投資家も参加しているとても大きな市場なのです。
それでは、いよいよFXの具体的なメリットやリスクを見ていきましょう。
FXにはメリットもリスクも存在し、FXの特徴それぞれと紐付いています。
FXが持つ3つの特徴について、それぞれのメリットとリスクをご紹介します。
FXの特徴
レバレッジ(leverage)とは、直訳すると「テコ」という意味です。
レバレッジは、小さな力で大きなものを動かせる「テコ」のように、手持ちの金額以上の取引を行うことができる機能です。
最大25倍まで設定することができます。
例えば「1ドル=100円」のときに1万ドルを売買するとします。
1万ドルなので100万円を準備する必要がありますが、レバレッジを25倍に設定した取引の場合は
で済むのです。
FXでは元手となる金額を証拠金と呼びますが、証拠金よりも大きな取引ができるのがレバレッジの特徴なのです。
【メリット】
取引できる額を大きくして予想が的中すれば、収益も大きくなり、大きなリターンを得るチャンスが生まれます。
【リスク】
リターンが大きいということは、予想を外したときの損失も大きくなります。
レバレッジを大きく設定すればするほど、損出を出したときに大きな損を被ることになるのです。
レバレッジは「諸刃の剣」なので、自分に適切な倍率を見極めることが大切なのです。
はじめて投資をする方やFXに慣れていない方は、
です。
スワップポイント(Swap Point)とは、金利が違う2国間の通貨を売買した際に発生する金利の差額のことです。
各国の通貨にはそれぞれ金利が設定されています。
を取引したとします。
2016年2月時点で、南アフリカランドの金利は6.75%でした。
同時期日本の金利が0.1%であったため、「6.75%−0.1%=6.65%」が金利差となります。
この金利差が続けば、年間6.65%の金利を受け取り続けることができます。
1万ランドを円で買って1年間保有すれば、約4800円の金利が受け取れます。
2016年3月現在、1万ランドは約7万2000円なので、約7万2000円の元金で約4800円の金利が付くのです(年利約6.6%)。
スワップポイントは毎日受け取れるので、日々コツコツと資産を増やしたい人は「ランド」と「円」のようなスワップポイントの大きな通貨間でFX投資をするのがオススメです。
【メリット】
日本円は世界有数の低金利通貨なので、日本円をベースにすれば外貨を保有しているだけでスワップポイントを得ることができるのです。
【リスク】
高金利国の通貨で低金利国の通貨を購入すると損失となります。
日本円以外で取引を行う場合はそれぞれの通貨間のスワップポイントに注目してくださいね。
また金利は短期間で大きく変動する場合もあります。
知らない間に取引している通貨同士の金利が逆転し、スワップポイントがマイナスにはたらく可能性に注意が必要です。
スワップポイントは長期投資向きですが、気にしすぎると投資の幅を狭めてしまいます。
取引の際、スワップポイントに比重をかけすぎないこともオススメな考え方です。
世界中のどこかで、常に市場が開いていることもFXの特徴のひとつです。
そのため、24時間いつでも取引を行うことが可能なのです。
日本時間の朝9時に東京市場が開きます。
次いで香港やシンガポール市場が10時に開きます。
お昼過ぎには中東やロシアの市場が開き、夕方にかけてドイツ、スイス、フランス、イギリスのロンドンなどヨーロッパの市場が開いていきます。
アメリカのニューヨーク市場が開く22時頃からロンドン市場が閉まる深夜2時頃までが、最も通貨の売り買いが盛況になるタイミングです。
この時間帯には通貨の変動が大きく動くこともあるので、注意が必要です。
【メリット】
24時間取引ができるため、自分のライフスタイルに合わせて好きな時間に取引を行うことができます。
特に22時から深夜2時頃が最も活況なことも、多忙な20代ビジネスパーソンにとっては好都合といえます。
【リスク】
日本時間の深夜2時、ニューヨーク市場は真昼間です。
ホワイトハウスの動きや要人の発言で為替が大きく動く可能性があります。
取引をしたまま寝て、朝起きたら大きな損失を出していたということも起こりえます。
世界のどこかで市場は開いていますが、取引をする通貨によっては思わぬタイミングで為替が変動することがあります。
どの通貨ペアで取引を行うかは慎重に判断してくださいね。
20代のビジネスパーソンの資産運用としてFXがオススメの理由は5つあります。
20代のビジネスパーソンにFXをオススメする理由
20代のビジネスパーソンにFXを薦める一番大きな理由は世界経済や世界情勢を主体的に学べることです。
FXは世界経済や世界情勢の影響がダイレクトに反映される投資手法なので、取引をはじめれば自然と情報に敏感になります。
日経新聞を読むにしても、自分で投資をしている状態で読めばニュースが「自分ごと」として入ってきます。
長期的な変動を予測するためには、ファンダメンタルズ分析という手法が適しています。
この分析方法は、世界各国の政府が発表する経済指標(政策金利や各種統計など)に注目し、通貨のパワーバランスの変化を読み取ることで相場の値動きを予想しようという手法です。
指標は毎月発表されるものから、年数回発表されるものまで様々です。
内容も、雇用統計から企業景況感やGDPまで多岐にわたります。
これらを分析することで、市場変動を予測することができるだけでなく、世界情勢を把握できるようになり、世の中の流れをグローバル単位でつかむことに役立ちます。
円をベースにしたFX取引をする場合は特に、世界から見た日本という視点で日本を多面的に分析する必要があります。
円高になるか円安になるかは、経済情勢以外の事実も重要になるからです。
たとえば2011年の東日本大震災や、2012年の安倍内閣発足前後では円相場は大きく変動がありました。
経済だけでなく、自然災害などのリスクや政治の変化までを含め、大局観をもって判断をする必要があるのです。
簡単ではないですが、FXをはじめるとその視点に立つことができ、入ってくる情報も変わりますよ。
FXは大きなレバレッジを掛けなければリスクの低い投資手法といえます。
自分にとって安心のレバレッジで取引を行うことをルールとすることをオススメします。
初心者の目安は3〜5倍です。
それ以上のレバレッジを掛ける取引は低リスクとはいえませんので、慎重な判断をしてください。
FX市場は24時間いつでも開いています。
は「世界三大市場」と呼ばれ、この3つの市場だけでほぼ24時間をカバーしています。
そのため、ライフスタイルに合わせて取引をすることが可能です。
また、スマートフォンでも取引ができるので、通勤電車の中で取引を行うこともできます。
自分の時間の使い方を変えることなく取引が行えるのも多忙な20代にとっては魅力的ですよね。
FXは通貨を使って取引を行う投資です。
通貨は日常的に使うものなので、身近に感じることができますよ。
例えば海外旅行に行くときにはそれぞれの国の通貨や米ドルに換金をして使いますよね。
去年までは1米ドルが120円だったのにいまは110円ほどで換金できるというようなことは頻繁に起こります。
株や不動産と違い、投資対象を身近に感じることができるのもオススメの理由の1つです。
FXで取引できる通貨は、メジャーな通貨からあまり馴染みのない通貨まで多くの種類があります。
通貨にはそれぞれ特徴があります。例えばポンドやユーロはメジャーな通貨ですが、変動が激しいため初心者には向かない通貨です。
初心者向けの通貨は、
の3つです。
それぞれの特徴とオススメポイントを解説します。
世界の基軸となる通貨で、流通量も情報量も最も多い通貨です。
世界各国の変化が通貨価値に影響します。
情報量が多いということは判断材料が多いということであり、大きな流れを予測しやすいのも特徴です。
なじみ深い通貨のためはじめやすく、感覚がつかみやすいというメリットもあります。
FX初心者はまずは米ドルからスタートするのがオススメです。
豪ドルは「資源国通貨」といわれています。
原油や石炭、鉄鉱石といった、自国で産出した資源を輸出できるオーストラリアは、ゆっくりとしたインフレが起こりやすく、商品価格の上昇で通貨も値上がりしやすいという特徴があります。
これが資源国通貨の特徴です。
輸出する資源の価値が高まれば、それだけ通貨価値も高まるのです。
また豪ドルは、金利が高く設定されています。
スワップポイントを手に入れやすいというメリットも豪ドルがオススメの理由の1つです。
豪ドルと同様に、南アフリカランドも資源国通貨のひとつです。
金やダイヤモンド、レアメタルといった資源価値に左右されます。金利も高く、スワップポイントで利益を得ることができます。
南アフリカランドは小額から始めることができるため、FXの感覚をつかむのに最も適した通貨といえます。
FXを取り扱う証券会社は数多く存在します。
その中で、どの証券会社で口座を開けばいいのでしょうか。
以上4つの観点から「DMM FX」「SBI FXトレード」「GMOクリック証券」「外為どっとコム」の4つの証券会社をご紹介します。
証券会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|---|
DMM FX | 0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.7銭 |
SBI FXトレード | 0.27銭 | 0.69銭 | 1.19銭 | 0.77銭 |
GMOクリック証券 | 0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.7銭 |
外為どっとコム | 0.3銭 | 0.5銭 | 1銭 | 0.7銭 |
(2016/2月末時点)
最も取引量の多い「米ドル/円」での取引のスプレッドは、SBI FXトレードが最も狭くなっていますが、「豪ドル/円」のスプレッドが最も広いのもSBI FXトレードです。
スプレッドは取引するたびに発生するので、取引回数の多い通貨ペアのスプレッドが狭い証券会社を選ぶのがポイントです。
米ドルと円での取引をするのであれば、SBI FXトレードがオススメといえます。
証券会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|---|
DMM FX | 1円 | -19円 | 10円 | 37円 |
SBI FXトレード | 14円 | -5円 | 26円 | 46円 |
GMOクリック証券 | 10円 | -5円 | 18円 | 46円 |
外為どっとコム | 10円 | -15円 | 11円 | 41円 |
(2016/2月末時点)
スワップ金利は各国の政策金利をもとに、様々な金融機関から送られる情報に基づいて各証券会社が設定します。
そのため、証券会社によってスワップポイントに差が生じるのです。
また、政策金利の変更などによってスワップポイントは変動するので、常に最新の情報を手に入れるのもポイントです。
資源国通貨として長期投資向きな豪ドル/円のスワップポイントが高いのはSBI FXトレードとGMOクリック証券です。
長期投資を行う通貨ペアのスワップポイントが高い証券会社を選べば、より大きな利益を得ることができますよ。
通貨単位は、一度に最低どれだけの通貨を扱えるかで判断します。
例えば、最低取引数量が10000通貨に設定してある証券会社では、米ドル/円を取引する場合、10000ドルからしか取引を行うことができません。
特にビギナーは、最初は少ない通貨数で感覚をつかみましょう。
1通貨~1000通貨で練習するにはSBI FXトレードか外為どっとコムがオススメです。
証券会社 | サービス |
---|---|
DMM FX | スマートフォンで取引しやすい。LINEによる問い合わせ受付サービスがある |
SBI FXトレード | 全国約380行の金融機関からクイック入金できる |
GMOクリック証券 | スマートフォン専用アプリがある |
外為どっとコム | 為替の変動を見るチャートが多機能 |
最近はスマートフォンで取引を行う人が増えています。
20代のビジネスパーソンであれば、ほとんどの人がスマートフォンでの取引をするのではないでしょうか。
その意味ではスマートフォンでの取引がしやすいDMM FXの口座がオススメです。
ただスマートフォンは画面が小さいため、複数のチャートを表示しにくいという欠点もあります。
証券会社を選ぶ際には
で判断してくださいね。
この記事を読んでFX投資をはじめる方は、複数の証券口座を実際に使ってみて、使い勝手が良いサービスを探してみてください。
20代でFXを始めるのであれば「ビジネスパーソンとしての価値を高める」ことを目的とするのがオススメです。
また、自分の生活に影響がない範囲の金額しか口座にいれないようにもしましょう。
オススメは複数口座を作って、自分と最も相性が良い証券口座を見つけることです。
使いやすさやユーザーインターフェースとの相性は人それぞれ違うので、いろいろと試した後に自分が一番よいと感じる口座を中心に取引をしてみてください。
国際経済や情勢を学びながら資産運用をしてみてくださいね。