年収アップを目的とした転職が失敗しやすい3つの理由

年収アップを目的とした転職は失敗しやすく、キャリアダウンに繋がってしまうこともあります。収入に不満を持ち、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。収入をあげたいという考えは成果を出しているビジネスパーソンとしは自然な発想ですが、それが転職理由の筆頭に来てしまうとうまくいかないケースが多いのです。この記事では年収アップを目的とした転職が失敗しやすい3つの理由をまとめました。(監修: 株式会社キープレイヤーズ代表取締役 高野 秀敏 氏)

日本には年収アップのための転職が多い?

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DODA 2015年「転職理由ランキング」(4〜9月)によれば、転職理由のうち「給与に不満がある」が第3位です。

前年と比べてポイントが高くなっているので、自分の年収に不満を持ち、給与をあげたいという考えで転職活動をしているビジネスパーソンは増加傾向といえます。

20~30代で今の年収に不満があれば、転職は一つの選択肢です

2016年7月現在、日本の企業の業績は良く転職市場も活況です。テレビCMでは転職サイトの広告が頻繁に流れ、電車内広告でもよく目にします。給与に不満がある人が増加し、転職市場も活況なので、年収アップを目的にした転職が増えるのも当然といえますね。

 

年収アップが目的の転職は失敗するの?

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年収アップを目的にした転職は、たとえ実現させても「一時的な年収アップ」にしかつながらないことが多いのです。

どうして年収アップを目的とした転職は失敗してしまう可能性があるのか、理由を以下の3つにまとめました。

  • 理由1「転職での年収アップを市場価値の向上と勘違いするから」
  • 理由2「転職先が年収をアップしないと人が集まらない企業だから」
  • 理由3「転職エージェントが年収だけをみて紹介してくるから」

 

理由1「転職での年収アップを市場価値の向上と勘違いするから」

年収は会社それぞれが決めている基準です。20代での転職によって年収がアップするのは「従業員への価値基準が会社によって違うから」です。会社によって価値基準が違うので、同じ能力を持つビジネスパーソンでも会社によって年収が変わるのです。

つまり転職によって年収が上がるのは、自分の市場価値が上がったわけではないのです。入った会社と前の会社の年収に対する考え方が違いから、「一時的に」年収があがっているだけなのです。

転職して後も継続して年収をあげるためには、転職による年収アップを自分の価値向上と勘違いせず、転職後も努力を惜しまずに成長を続ける必要があります

 

理由2「転職先が年収をアップしないと人が集まらない企業だから」

転職先の企業が年収をフックに人材を集めていることもあります。この場合は一般的に、給料を多く支払わないと人が集まらないほど、職場環境に問題がある会社です。年収アップを理由に転職先を選んでいると、このような企業を見分けることができません。

年収を高く提示してくる企業はその分要求も多いので、仕事の成果があがらないとドンドンきつい状況になりがちです。

入社を決めるまえに、一緒に働く人やその会社を辞めた人の話を聞く機会を作って、どんな会社なのかをリサーチするのがオススメです。

 

面接での逆質問の時間で、企業の本質を見抜くのも大切なポイントです。

 

理由3「転職エージェントが年収だけをみて紹介してくるから」

転職エージェントは求職者の転職を決めることで報酬を得られます。

 

転職エージェントのビジネスモデル上、「求職者のキャリア人生の成功」よりも「採用を成功させること」を優先して企業を紹介してくる転職エージェントもなかにはいます

 

求職者が転職エージェントに「年収アップ」が必要条件だと伝えたら、職場環境が劣悪でも高年収の職場を優先して紹介することもありえます。「キャリア人生の成功」が目的であれば紹介されない企業も、「年収アップ」をつよく要望した結果紹介されてしまうこともあるのです。

 

転職エージェントを活用した転職をする場合は、自分の担当をよく見極めてください。大手の人材紹介会社で「月末までに意志決定して欲しい」と迫ってくるのは、月末締めの営業ノルマに、あなたの転職成功で発生する売上を計上したいサインです。

相手もビジネスなので一概に否定はできませんが、その行動をする人がパートナーとして適切か、改めて考えてみてください。

 

年収アップを目的とした転職はキャリアダウンを招くことも

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この記事を読んだ方におすすめのアクションアイテムは

キャリア人生の成功に繋がりやすい企業を選んで転職し、成果を出して年収を上げる

です。

 

特に20代の転職は、実績が評価される転職よりも将来の活躍が見込まれた転職のほうが多いです。企業側はポテンシャルを評価しているのに対し、求職者側が目先の年収アップを求めているケースが散見されます。

 

目先の年収にこだわって転職先を選ぶよりも、自分のキャリアの成功を考え、その考えに沿って着実に実力をつけられる企業を選んだほう、長期的にみて着実なキャリア形成ができ、応じて年収があがる可能性は高いでしょう。

 

年収をあげることを目的とした転職はキャリアダウンに繋がることもあるので注意してくださいね。

 

キャリアアップができる転職をするには

キャリアアップをしながら、年収を上げていきたいと考えているのであれば、自身のグランドデザインをしっかりと持つことが必要になります。

グランドデザインとは「自分がどうなりたいのか」というビジョンのことです。

AIはゲルニカを描けるのか?」で詳しく書かれています。

納得のいく転職の流れとしては、

  • 人生のグランドデザインを描く
  • そのために必要なことを知る
  • 必要な要素を持った仕事を探す

というものです。

グランドデザインさえ描くことができれば、転職エージェントを利用することをオススメします。なぜならば、こちらの要望をはっきり伝えることで、より自分にフィットした多くの提案をしてもらえるからです。

ただ、転職エージェントにも相性があります。転職エージェントの傾向や、担当者の力量によって転職が左右されるともいわれています。自分に合ったエージェントに出会うためにも、傾向をみながら複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。

各転職エージェントの特徴ごとにおすすめをご紹介します。

 

すべての人がまず登録すべき転職エージェント

すべての人がまず登録して間違いないのが「大手総合転職エージェント」です。求人の量・質ともに充実しているのが以下の大手転職エージェントです。

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リクルートエージェント

非公開求人10万件以上。日本最大の転職エージェント。案件数、エージェントの質ともにオススメ。

DODA

求人数10万件以上(日本最大級)。DODA限定の求人も。転職者に親身な担当者が多いと評判。

マイナビエージェント

非公開求人約80%。マイナビ限定の求人あり。幅広い層に人気。

パソナキャリア

大手転職エージェントの一角。丁寧なサポート体制。女性の転職に強いことも特徴のひとつ。

大手転職エージェントは求人の量・質が多い反面、登録している転職希望者が多いので競争が激しくなるという一面もあります。

最低でも大手ともう一社しておくとよいでしょう。

 

今までの職務経歴に自信のない方におすすめの転職エージェント

大手では扱っていない案件も多く扱っている転職エージェントをご紹介します。登録者数が大手よりも少ないので、穴場的な求人に出会えることもあります。また、内定・入社後にもアフターフォローがあるなどキャリアアドバイザーの対応もきめ細かいという特徴もあります。

大手と一緒に登録することで効果を発揮する転職エージェントです。

転職エージェント 詳細

type転職エージェント

非公開案件約80%。転職した人の約71%が年収アップに成功している。首都圏在住の方限定。

ワークポート

IT系や未経験からのキャリアチェンジに強い。ワークポート独自の「e-コンシェル」に定評。

 

今までの職務経歴に自信がある人におすすめの転職エージェント

大手転職エージェントでも扱わないようなハイキャリア向けの案件を多く持った転職エージェントもあります。今後海外も視野に入れたキャリアアップを目指す方には積極的におすすめしたい転職エージェントです。

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JACリクルートメント

業界3位。外資系企業や海外への転職に強く、アジア最大級のネットワークを持つ。

 

もう少し詳細に転職エージェントを知りたい方は、転職エージェント総まとめ記事をご覧ください。各エージェント毎の特色がまとめて理解できます。

 

またBraveAnswer編集部が考える転職については「転職とは何か。」にまとめてあります。転職をする前に、そもそも転職とはなにか、考えてみるとより豊かなキャリアを築けるのではないでしょうか。

 

BraveAnswer編集部では、キャリアに関するご相談を受け付けております。

  • 今後のキャリアが不安
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といった、具体的なアクションが明確でない人でも大歓迎です。

こちらより、お気軽にお問い合わせください。

 

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