福沢諭吉「学問のすすめ」に学ぶ!学問の目的とは?

この記事の結論は「学問の目的は判断力を身に付けること。判断力を身につけてやると決めたことをやり続けよう」です。1872年に初編が発行された福沢諭吉「学問のすすめ」は300万部売れ、明治初期の日本人の10人に1人が読んだ大ベストセラーでした。この記事では福沢諭吉が「学問のすすめ」で記した学問の目的についてまとめました。

素直さよりも疑うこと

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「信じることに偽りが多く、疑うことに真理が多い」

学問のすすめ第15編の書き出しは、この言葉から始まります。世間には人の噂、本の言葉、俗説や神仏、占いや言い伝えなどを素直に信じている人が多い。ただ、真理を見つけた人は、疑いから始めています。

・天動説を疑ったガリレオ
・リンゴが落ちるのを見て重力理論を疑ったニュートン
・絶対的だと思われていた宗教を疑ったマルチン・ルター

他にも「貴族社会を疑う人によって引き起こされたフランス革命」や「イギリス法律を疑うことで引き起こされたアメリカの独立」なども、疑うことからはじまっています。

素直に人の言うことを聴くのも大事ですが、聴きすぎて何も考えていない人も多いです。まずは普段のニュースや周囲で絶対視されている人の意見を疑ってみることから「疑う力」を養ってみてください。

 

学問は判断力を確立するためにする

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「疑う力」を養い続けていくとそれはやがて「判断力」になります。

福沢諭吉は学問の目的を「判断力を確立するためである」としています。福沢諭吉が生きた明治時代は「外国から来た文化はカッコいい、素敵」「日本固有の文化はダサい」という論調でした。福沢諭吉は、西洋かぶれが盲目的に信じている文化や常識を疑うことで、判断力が身につくともしています。

 

現代人にも必要な学問

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判断力が身につくと、あらゆることが議題になります。

・法律はこのままでいいのか
・政府の仕事はこのままでいいのか
・教育はこのままでいいのか
・外交はこのままでいいのか
・社会はこのままでいいのか

現代を生きる日本人は高度経済成長期が終焉をむかえ、「経済成長」を盲目的に信じられなった日本に生きています。成長期ではなく、成熟期に生きる我々に求められていることは、まさに福沢諭吉が説いた「判断力」なのです。

判断力を磨いて、世界で動いているすべてのことに自分の意見を持つようにしてみてください。

学問をする人に生じる義務

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この記事を読んで学問の目的を理解した人にオススメのアクションアイテムは

「やると決めたことをできるまでやること」

です。

「学問をする者はがんばらないといけない」

福沢諭吉は学問のすすめ第15編をこの言葉で締めています。

この言葉は「学ぶチャンスがある人、学ぶ必要性に気づく人はすべての人ではありません。つまり学問をする人、できている人は選ばれた人である。だから、がんばらないといけない」という意味で解釈できます。

フランス語の「ノブレス・オブリージュ」に似ている考え方で、学問を志す者への激励のメッセージにも聞こえてきますよね。

福沢諭吉の考える学問は実学なので、実際の生活に役に立たなければ意味がありません。

「何かをやると決める」「やると決めたことをできるまでやる」

この行動を通じて、福沢諭吉の想いを現代で体現してください。


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