ブログ

「断り方」がその人の運命を変える(かも)

1984年生まれ。東京都在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。映画、音楽、読書をこよなく愛す編集者。ビジネスについて勉強中。

イヤホンをして座って電車に乗っていた時のことです。

駅に止まり乗客が乗り降りしているのを座って見ていると、杖をついた男性がちょうど自分の前に。

私は基本的に席を譲ろうと決めているので機械的に立とうとすると、その男性は手を横に振り「2」のサインを出して「2駅だからいいよ」と笑顔で返してくれました。

私も言葉にはしませんが「そうですか」と自然と笑顔で会釈し、結局、座ったまま男性が2駅後に降りていくのを見届けました。

 

直接、言葉を交わしはしませんでしたが、お互いに気持ちが通じ合ったようで少なくとも私にとっては気持ちのいいやりとりでした。

 

私は男性の「断り方」に少し感動してしまいました。

こちらの気持ちまで気遣った姿勢が、瞬間的に伝わってきたからです。

 

「断る」ということは時にリスクをはらんでいます。相手の好意を無下にしてしまう可能性があるからです。しかし、今回のやり取りの場合は、「断られる」という行為を通して完全に私は心を動かされたわけです。

ともするとリスクをはらんだ「断る」という行為で逆に好意を生み出している状況が生まれ得るということです。

 

ではなぜ、そのような状況ができたのか。

私個人としては男性が私の行為を笑顔で受け止めてくれ、なおかつイヤホンをしている私の状況も瞬時に気遣って手振りだけですべてを伝えてくれた男性の気持ちに、非常に納得感を覚えました。

素直に「大丈夫だよ」という気持ちが伝わってきたのです。

席をゆずることはデリケートな話なので、こちらの行動が男性にとっても気を害する可能性もあると思いますがそんなことも感じさせません。

 

私の個人的な感想から、ひとつ言えることがあるとすれば、その男性はいろいろな角度から相手の立場を思う意図が、瞬時に伝えらているということです。

 

ビジネスにおいても、人間関係においても、相手の立場を考え行動できることは重要なことです。

 

インドの政治指導者ガンジーは人間関係について以下のように言っています。

世界の不幸や誤解の四分の三は、敵の懐に入り、彼らの立場を理解したら消え去るであろう。

たとえ断ったとしても、相手の立場を理解することで、いらない誤解や嫌な気持ちを回避することができるのではないでしょうか。

 

ビジネスのことを例にとると、入社して間もない時期に人間関係から様々なことを断れないという状況もあると思います。そんな時はまず、相手の立場に立って物事を考えてみましょう。

  • 相手が望んでいることは何か
  • 相手が気にしていることは何か
  • 相手がされて嬉しいことは何か
  • 相手がされて嫌なことは何か

相手の立場を理解することができれば、自分の意思の伝え方もわかってくるはずです。

 

仏教の言葉で「自因自果」という言葉があります。

  • 自分の運命は自分の行いが作る

という意味です。

「断り方」ひとつをとってみても、自分の行いを工夫することで気持ちのいい関係を増やすことができるのです。

あわせて読みたい

カテゴリー