GDPとは何か?簡単に子供にもわかりやすく説明します!日本の順位は?

GDPとは「国内総生産」のことです。GDPは民需+政府支出+貿易収支の総額であり、名目GDPと実質GDPの2つの指標があります。GDPは小学校の社会の教科書にも出てくる有名な指標ですが、その意味を明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。この記事では、GDPの意味や名目GDPと実質GDPの違いについてまとめました。

GDPとは?

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GDPは「Gross Domestic Product」の頭文字です。

 

日本語では「国内総生産」です。

 

GDPは「一定期間(主に1年間)に生み出された付加価値の総額」を指します。

 

GDPを簡単にいうと?

簡単にいうと、

国が1年間にどれだけ儲けたか?

と考えてもらって差し支えありません。

 

具体的には

民需+政府支出+貿易収支

という式で表すことができます。

 

  • 民需:消費と投資
    消費=生活者が行った支出
    投資=企業が行った支出
  • 政府支出:政府が使うお金
  • 貿易収支:「輸出額-輸入額」

です。

 

民需でなぜ消費と思う方もいるかもしれませんが、お金をだすということはお金をもらう人(儲かる人)がいるということです。

儲かるお金は、消費額からわかるのです。

 

GDPの約70%は民需が占める?日本のランキングは?

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世界における日本のGDPランキング

IMFによると、2015年の日本の実質GDPは

  • 約528兆円

です。

 

名目GDPでは日本は世界で、

  • 第3位

です。

 

アメリカと中国に水をあけられている

  • 1位:アメリカ
  • 2位:中国

です。

日本は上位2カ国に水をあけられている状態です。

 

ではGDPの説明に戻りましょう。

 

GDPを構成するのものは?

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GDPを構成する1つ目である民需は、

  • 家計消費:消費者が生活のために行った支出
  • 企業投資:企業が投資のために行った支出

にわけることができます。

 

家計消費

家計消費=日本国民約1億2700万人が使ったお金の総額

 

日本のGDP約500兆円における約55%は家計消費が占めています

 

2012年度、2013年度は家計消費は前年比微増でしたが、

  • 2014年度はマイナス5.1%

でした。

これは消費税が5%から8%にあがったことによる買い控えが原因です。

 

2015年度の家計消費が2014年度と比べてどのような変化があるのかは、消費税が8%から10%にあがることが決まっている日本からすると極めて重要な指標といえます。

 

企業投資

企業投資=企業が行った支出の総額

 

日本のGDPの約15%は企業投資です。

 

特に機械や工場など有形固定資産へ投資をした「設備投資」が重要な指標です。

設備投資は企業の短期未来予測が表れる指標です。

 

前年比プラスが続けば企業は景気が拡大していると判断し、マイナスが続けば企業は景気が悪いか、今後悪くなると判断しているということになります。

家計投資と企業投資からなる民需は、日本のGDPの約70%を占める最も重要な数値です。

特に家計支出はGDPの半分以上を占めるので、GDPを伸ばすとは家計支出を伸ばすとほぼ同義なのです。

 

政府支出や貿易収支とは?

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政府支出

GDPを構成する2つ目は政府支出です。

政府支出=主に国が発注する公共工事のこと

 

具体的には「公共工事請負金額」という指標でみることができます。

 

公共工事請負金額をみると、2012年度が昨年対比10.3%増で、2013年度が昨対比17.7%増となっています。

これは2011年3月に起きた東日本大震災復興のための公共工事により増えた数値です。

 

対して2014年度は昨対比マイナス0.3%、2015年度も昨対比減少傾向です。

復興支援の公共工事が減っていることがわかりますね。

公共工事は景気が悪いときに増え、景気が良いときには減る傾向があります。

 

過去数年の変化は東日本大震災の復興関連の公共工事が多かったので一概にはいえませんが、2014年度、2015年度のこれまでの推移をみていると、政府支出は景気回復トレンドを示しています。

 

貿易収支

GDPを構成する3つ目は貿易支出です。

貿易支出=国の輸出額から輸入額を差し引いた総額

 

日本では原材料を輸入して車や家電などの製品をつくり、製品を輸出する「加工貿易」によって産業が成立してきました。

 

加工貿易によって日本の貿易収支は1980年度以降ずっと黒字でしたが、リーマンショックがあった2008年度、日本の貿易収支は赤字になりました。

それ以降は黒字になったり赤字になったりしていますが、2011年度以降は継続して赤字であり、2015年度も赤字トレンドが続いています。

 

名目GDPと実質GDPの違いは?

GDPには

  • 名目GDP
  • 実質GDP

の2つがあります。

 

名目GDP:実際の金額

実質GDP:実際の金額をある時点の貨幣価値に直すといくらになるかを意味する数値

 

名目GDPはプラス、実質GDPはマイナス

2014年の名目GDPは約490兆円で昨対比約1.6%増加しています。

対して実質GDP(2005年連鎖価格)は約525兆円で昨対比0.9%のマイナスとなっています。

 

2005年連鎖価格とは、2005年の貨幣価値に換算した場合の価格という意味です。

名目GDPが1.6%増加しているのに対して、実質GDPが0.9%下がっているのは、何を意味するのでしょうか。

 

これは、GDPの実際の金額は1.6%増えたのに対して、2005年の貨幣価値を基準にするとGDPは前年比0.9%下がっていることを意味します。

つまり2014年度の日本のGDPは実質マイナス成長だったということを意味しています。

 

この例からもわかるとおり、重要な指標は実質GDPの成長率です

 

過去や諸外国と比較するときにも実質GDPの成長率で比較をするのが一般的です。

 

GDPについて30分勉強してみる

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GDPについて30分勉強をしてみよう」です。

 

アメリカ、中国、日本のGDP

たとえば日本のGDPはアメリカ、中国に次ぐ世界3位ですが、アメリカのGDPは日本の約4.3倍、中国のGDPは2.6倍あります。

 

日本のGDPは1990年代前半からまったく伸びていませんが、その間アメリカは約3倍に、中国は約20倍の成長がありました。

アメリカ、中国、日本は世界の経済大国としてベスト3といえますが、過去20年の推移を比べると決して同じ状況でないことがわかります。

 

他にも、現在のGDP世界トップ10ランキングや、そのランキングの過去10年前との比較、伸び率のランキング、一番GDPが少ない国など、検索をすればGDPにまつわる様々な情報を知ることができます。

 

30分調べるだけで教養が身につく範囲なので、30分だけでいいのでGDPに関する勉強をし、教養を身につけてくださいね。

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