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おばあちゃんが転んだらイノベーター理論的連鎖が生まれた

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。2017年4月入社の新卒1年目。

先日、いつものようにお弁当屋さんでお弁当を買おうとしたところ、入口付近で何かが落ちたようなドサッという音が聞こえました。パッと振り返ってみると、杖をついたおばあちゃんが転んでいます。とっさのことで動けずにいると、近くにいた女性がさっと手を差し伸べました。

女性がおばあちゃんを立たせてあげようとしているのを見て、私も手を差し伸べに行きました。すると近くを通りがかったご夫婦も手を差し伸べてくれて、結局私も含めて4人でおばあちゃんを助け起こしました。

 

人助けをしようと常日頃から思っていましたが、急に助けが必要な場面に遭遇するととっさには動けないものです。そんな中で、一番最初に手を差し伸べた女性はすぐに行動できてすごいと思います。

ただ一方で、最初の女性が手を差し伸べなかったら、誰もおばあちゃんに手を差し伸べなかったかもしれないとも思います。

困っている人がいたら助けようという優しい心をもっていながら、いざという時に最初に行動する一人目になれない。最初に1人でも誰かがアクションを起こしたらそれに追随する。

私も含めて、多くの人がこのような状態なのではないでしょうか。

この構造は、サービスや商品が普及していく過程と同じなのではないかと思います。

イノベーター理論という考え方があります。イノベーター理論はマーケティングの考え方で、消費者の行動を示したものです。新商品や新サービスが社会に浸透するまでの過程を表します。

以下の図を見てください。

この図は、新サービスや新商品が浸透するまでの図です。左から右に時間が流れていきます。

新商品や新サービスに対して一番最初に反応する人々がイノベーターです。iPhoneが新しく発売されたときに、発売前からお店に並ぶような人のことですね。最も積極的に行動しますが、少数です。

そこから次第に同調して行動していく人が増えていきます。最も多いのはアーリーマジョリティとレイトマジョリティと言われる人たちで、新商品や新サービスが浸透してきた頃に行動する人たちです。

 

私が体験した、おばあちゃんが転んでしまったシーン。

一番最初に手を差し伸べた女性はまさにイノベーターです。おばあちゃんがころんだことに対して真っ先に反応しました。それに追随して行動した私はアーリーアダプタ、そこから遅れはしましたが手を差し伸べてくれたご夫婦はアーリーマジョリティからレイトマジョリティといえるでしょう。

何かが浸透するには、一番最初に誰かが行動しなければなりません。せっかく革新的な商品が発売されても、最初の1人、つまりイノベーターが購入をしなければ、それに続いて購入する人は現れません。つまり、最初の1人が肝心なのです。

とは言え、最初の1人になるのは勇気がいることです。新しい商品やサービスが誕生した時、もしくは私が体験したような、誰かが最初に動かなければならない時、誰が最初にいくのかお互いの行動を見ていたりしますよね。その状態から最初に行動できた人こそイノベーターであり、その後の大きな流れを作り出します。

最初におばあちゃんに手を差し伸べた女性は、私達もそれにならっておばあちゃんに手を差し伸べるという行動を引き出しました。最初の第一歩を踏み出したその女性は本当に素晴らしいし勇気があると思います。

 

周りがやらないことに対して自分も同調するばかりでは、いつまでたっても流れは生まれません。勇気を持って最初の1人になること。これが、その後の大きな流れを生み出します。

もし何か実現したいことがあるのなら、周りの人に協力を仰ぐだけではなく、行動をしてしまうのも1つの方法です。行動を起こす最初の1人になれば、それに同調した人たちがきっとついてきます。

何事も、最初の1人、最初の一歩が大切なのです。

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