生き方

AI、IoT、ビッグデータがつながれば何でもシェアする世の中になると思う

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

最近様々な場面で「シェア」を目にする機会が増えてきたように思います。ルームシェア、カーシェアリング、民泊。食べ物をシェアする文化も、若者を中心に広がってきています。パピコやポッキーなど、シェアに寄せたアピールをするサービスや商品も出てきました。

先日のハロウィンでは、コインロッカーが埋まってしまい、荷物を預けられない人が続出しました。それに目をつけたあるベンチャー企業が、近くのお店の余っているスペースに荷物を預け入れるサービスを展開して話題となりました。これも余った空間を利用した「シェア」といえます。

ある調査では、日本のシェアリングエコノミーの市場規模は2025年に10兆円規模になるといわれています。様々な計算方法があるので調査によって数字は変わるかもしれませんが、とにかく規模が大きくなることは間違いありません。

なぜシェアビジネスが活況なのか。それには、今後世界を席巻していくであろう3つの技術、すなわちAI、IoT、ビッグデータが関係してるように思います。

これまでシェアが進んでこなかったのは、「誰が何をもっていて、いつ使っているのかわからないから」という理由があるのではないでしょうか。それを解決するのが上記3つの技術です。

IoTで「誰が何をもっていていつ使っているのか」の情報を収集し、ビッグデータに蓄積。それをAIが解析して、シェアを希望している人に対して最適解を提供する。

このようなフローが確立されれば、極論、この世の中に利用されていないものは存在しなくなる可能性もあります。

まだ食べられるけれどお店のサービスの問題で廃棄になる予定の食べ物の情報を集めて、より食べ物が必要な人のもとに分配する、といった、期限や制限があるものに対するシェアも可能になっていくかもしれません。

シェアビジネスのポイントは、シェアビジネスを展開する企業の手元にはシェアするものがないことだと思います。皆がもっているものを皆で使うのがシェアですから、手元にシェアするものがある必要はありません。シェアできる環境を整えるのが企業としての役割だと思います。

「みんなのものを皆で使う」という視点がこれまでのサービスとは違います。タクシーやバスも、「皆で使う」という意味ではシェアということも出来ますが、「みんなのもの」ではなく企業のものをシェアしている点が異なります。

同じ乗り物を使ったシェアでも、ライドシェアは車も車を運転する人も企業から提供されたものではありません。

単なる未来予想でしかありませんが、AI、IoT、ビッグデータがつながれば、この世のあらゆるものがシェアされ、不用品はなくなるかもしれません。

フリマアプリのメルカリには、トイレットペーパーの芯が出品されていることがあります。小学生の夏休みの宿題などで使われることが多いようです。

一見使いみちがないようなものでさえ、どこかで必要としている人がいる可能性があるのです。いつの日か、捨てるものがなくなる日が来るかもしれません。

あわせて読みたい