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使わないと錆びてしまうので使いましょう

1984年生まれ。東京都在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。映画、音楽、読書をこよなく愛す編集者。ビジネスについて勉強中。

先日、久しぶりにピアノを弾きました。

もともと小学生の時に習っていた程度で少し弾ける程度なのですが、それでも驚くくらい弾けなくなっていてショックを受けました。

 

考えてみると、昔やっていたけれども今はやっていないことが結構あります。

夢中になっていたことだからと少しは腕に覚えがあるつもりでいると、実は使わないで錆びているということが思っている以上にありそうです。

では「使わないと錆びる」とは実際にはどういうことでしょうか。

 

「忘却曲線」というものがあります。

ドイツの心理学者のエルマン・エビングハウスは、意味のない音節を記憶し、時間と共にどれくらい忘れるかの実験を行い数値化しました。

結果は

  • 20分で42%忘れる
  • 1時間で56%忘れる
  • 1日で74%忘れる

というものです。

これをグラフ化したものが「忘却曲線」です。

1度インプットしたものは、何もしないでいると時間と共にどんどん忘れていってしまうのです。

 

では、どうすればいいのか。もちろん使うことです。

 

使うことによってインプットしたものはどんどん定着していきます。

これもアメリカ、パデュー大学のカーピック博士が実験を行っています。

 

40個のスワヒリ語の単語を以下の4つのグループに分けて覚えさせる。

  1. 40個覚えてテスト→満点になるまで繰り返し
  2. 40個覚えてテスト→間違った単語だけを復習→また40個テスト→満点になるまで
  3. 40個覚えてテスト→40個すべてを復習→間違った単語だけを再度テスト→満点になるまで
  4. 40個覚えてテスト→間違った単語だけを復習→間違った単語だけを再度テスト→満点になるまで

つまり、

  • インプットすることを重視
  • アウトプットすることを重視

の2つの観点の組み合わせの実験です。

1週間後に再度テストすると「アウトプット」を重視したグループ1と2が約80点、「インプット」を重視したグループ3と4は約35点という結果になりました。

 

「インプット」をいくらしていても使わなければ忘れてしまい、「アウトプット(=使う)」することで知識が定着していることがわかります。

 

「使わないと錆びる」とは「アウトプットせずに忘れてしまい定着していない」状態といえます。

アウトプットせずにいると自分のものになっていないものはすぐに忘れてしまうのです。

 

逆に言えば、何か学んだことがあれば「一度学んだことがあるから」と思わずに定期的にアウトプットすることで常に使える状態を保つことができるのです。

常に使えるものを手の中に持っておくことは次の行動の自信にもつながります。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチはこんなことを言っています。

鉄は使わないと錆びる。よどんだ水は濁る。寒さには凍結する。同じように活動の停止は、精神の活力を喪失させる。

学んだことを使うことは、さらに精神の活力の源にもなるのではないでしょうか。

 

 

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