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変わらないものに目を向ける

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。2017年4月入社の新卒1年目。

略語が溢れています。

少し前までは「ディスる」という言葉など存在しなかったと思いますが、今ではテレビすら使われるようになりました。ディスるの語源は「disrespect(ディスリスペクト)」で、相手の悪口を言うことを指します。

他にも「告る」などはもはや一般的に使われていると思いますし、Googleで検索することを「ググる」と言ったりする人も多いのではないでしょうか。「エモい(emotionが語源で、感情が高まること)」などの新しい略語もたくさん生まれてきています。

このような略語は、もしかしたら今の若者世代の文化だと思っていませんか ?若い子の言葉遣いにはついていけない、と思っているかもしれませんが、実は略語というのは昔からあるものなのです。

一般的になった言葉で言えば、「JK(=女子高生)」「コスパ(=コストパフォーマンス)」などは、今では誰でも知っている言葉だと思います。

更に実は、略語は江戸時代からあったと考えられる文献も見つかっています。

江戸時代の洒落本(基本的には遊廓などでの遊びについて書かれたもので、遊女と客の駆け引きなどが書かれている本)には、お茶漬けを食べることを「茶漬る(ちゃづる)」と表現している部分があります。

告白することを「告る」と表現したように、江戸時代の人々は「お茶漬けを食べる」という行為に略語を使っていたのです。

何でも略すのは今の若者の文化ではなく、実は昔から日本人がやっていたことなのです。

私達が知らないだけで、実は昔からあまり変わっていないことも多いのではないでしょうか。

古代エジプトでは、当時から庶民もビールを口にしていたと言われていますが、

ビールを飲みすぎるな
良くない事を口にするぞ
自分で言っていることがわからなくなるのだ出典:アニの教訓

という教訓が残されています。今から何千年も前の話ですが、教訓は全く変わっていませんよね。

チャップリンの喜劇は今見ても笑えますし、偉人達の名言、例えば発明王エジソンの「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」という言葉は今でも私達の心を動かします。

BraveAnswerでは毎日「今日の勇気が出る言葉」を公開していますが、何百年も前の人の言葉が私達の心に響くのは、それが本質を捉えた言葉だからだと思います。

それはつまり、何百年経っても本質は変わっていないということです。結局のところ、物事の本質は何百年も何千年も大きくは変わっていません。大切なのは、表面の変化に惑わされないことです。

技術が発展し、数十年前から見れば考えられないような生活をしていると思います。ただそれはここ数十年の変化の話で、私達人間の文明は数千年前から続いています。それがこの数十年の変化で本質ごと大きく変わることはきっとありません。

逆説的ではありますが、変化しない部分にも目を向ければ、そこから表面的な変化をしていく部分も理解することができるのではないでしょうか。

目の前の変化だけでなく、変わらない部分にも注目してみてくださいね。

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