生き方

意思を伝える「意志」を持つ

1984年生まれ。東京都在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。編集者。SSW。サウンドクリエイター。編集と並行して、歌もの/アートインスタレーションサウンド/ダンスミュージック等の音楽制作活動を行う。

誰かとランチに行く時に、お店選びってどうしていますか?

 

大きくは

  • 行きたいお店(食べたいもの)を主張する
  • 従う

の2種類に分かれるのではないでしょうか。

 

先日、同僚とランチに出かけた時は、同僚がいの一番に「◯◯に行きたい」と主張したので即座にそこに決まりました。私も思っていたお店がなかったわけではないのですが、その勢いに完全に押されてしまいました。(結果的ものすごく美味しいランチを食べることができ満足でしたが。)

ランチくらいならば美味しければどこでもいいということもありますが、ビジネスではそうはいきません。漠然と考えているうちに気づいたら相手のペースになっていることはありがちなパターンです。

 

人の話を聞くことは自分を理解することでもある」でもいいましたが、しっかりと会話が成立するためには、自分の意思がはっきりとわかっていなければいけません。

何をしたいのか。何がダメなのか。これをはっきり決めることができれば、あとは相手の話を聞きながら相手の意思との交換=会話をすることができるのです。つまり、相手のペースではなく対等に話ができるようことです。

 

ということで、本当にうまくいくのか実験です。

普段お店についてはどうでもいいと思っていたランチで試してみました。

 

まず行きたいお店を考えておきます。次に、相手が食べたいものを聞きます。そして、私はこれが食べたいと主張します。今日は漠然としたものいいはしません。はっきりと「〇〇のカレーが食べたい!」と言います。相手が同意しなくても、プッシュすることも忘れずに。

 

相手はイタリアンを出してきました。なるほど。やはりランチに対して意志のあるお方(必ず食べたいものがある)です。

「しょうがないので今回はイタリアンに」ということはしません。ランチは自分の意思を確認する大切な機会です(さっきは美味しければどこでもいいと言いましたが)。

当然、私も自分の意思を伝えますが、相手も引きません。

 

とりあえず、最後にもう1プッシュしてみます。「この間は〇〇さんが行きたい店行ったんで、今日はカレーでもいいでしょ」と通してみます。

と、今日はここで相手が折れてくれて私は今日朝から食べたかったカレーにありつくことができました。恥ずかしながらランチについては、したがうままであった私も、ちょっとした会話を作ることができました。めでたし。

 

何が言いたいかといえば、「意思を伝える」という「意志」を持つことの効力です。

 

今回の場合は「〇〇を食べたい」という「意思」を伝えるということを自分の中で決めてしまうことで、どうでもよかったランチがどうでもいいことではなくなりました。

意思を現実化するためには「何が食べたいかな」「あれも食べたいな」「相手は何が食べたいだろうか」「どうやって自分のペースにするか」など考えるべきことがたくさんあるからです。そして、考えれば考えるほど自分の中のランチへの思いが膨らんでいきます。

 

何よりランチを一緒に食べに行く同僚の話をよく聞こうと思うようになります。なぜならば、相手の考えていることを知らなければ自分の意思を現実化する作戦も立てることができないからです。

まさに「会話」が必要になるのです。

 

ベストセラーとなったスティーブン・コヴィー著『7つの習慣』の中に

目的を持って始めることが自分を正しい方向へ導く

という言葉があります。

 

「意思」を伝えようという目的を持つだけで、それまでの自分が、思考停止していたということに気づかされます。相手にしたがっていれば、考えなくていいし、争わなくていいし、まあそこそこ美味しいものが食べられるしという具合です。

 

しかし、裏を返せば、相手にしたがうことは主体性を失わせ「どうでもいいこと」を自分の人生にひとつ付加させることとも言えるのです。本当にどうでもいいことも確かにありますが、楽しめるものが減ってしまうことはもったいないことです。

だからこそ自分の「意思」を伝える「意志」を持つことは、どうでもいいことを減らし、楽しめることを増やすために意味を持ってくるのです。

 

人生は短いです。「どうでもいいこと」ばかりをしている時間はありません。ランチから考える哲学でした。

 

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