生き方

”当たり前”から新しい発見を生む

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

道を歩いていると、このような印が地面についていることがありますよね。

たまに見かけるけれど、よく意味がわからない。気にはなるけれど、わざわざ調べようとは思わない。そんな存在だと思います。私もそう感じていました。

ある日何の気なしにこの印を調べてみると、これは「真下にガス管が通っているから注意してね」ということを示すマークだということがわかりました。赤字は古くからある金属製の管が埋まっている印、緑字は比較的新しいポリエチレン管が埋まっている印のようです。

今までは気にもとめていなかったこの印ですが、実は私たちに注意を促す印だということがわかると、急にその存在が気になるようになりました。最近はこのマークを見つけると「真上を通るのはやめようか」と思ったります。

「G→」の印は、誰しも見たことがあると思いますが、その意味を知っている人は実は多くないのではないでしょうか。

それはなぜか。その印が存在することがあまりにも当たり前だからです。どこにでもあるし、それが普通。だから意味はわからないけれど調べる気にはならない。なぜならそれが普通だから。

このように、当たり前になってしまっていることを改めて見直すことで、新しい発見があることもあります。

例えば、日本の魅力。

少子高齢化が一因となって日本経済が縮小していく中、インバウンドが経済発展に寄与すると期待されています。中国の富裕層の爆買いばかりが注目されているように思いますが、実はその他の国々の訪日客の消費も伸長しています。

観光庁の発表によれば、2017年7月期から9月期の訪日外国人客の1人あたり消費額は、昨年の同時期と比較して主にアジアの国々が増加しています。それに加えて、イギリスやフランス、スペイン、アメリカなどの欧米諸国からの旅行客の消費額も増加しているのです。

彼らは何に魅力を感じて日本に来ているのか。

もちろん日本の文化や日本食に魅力を感じてくれている人もたくさんいるでしょう。ただそれ以外にも、実は日本人が気づいていないけれども外国から見ればとても魅力があるものがたくさんあります。

日本のトイレ、特にウォシュレットは外国人が日本に来て感動するものの代表格ですが、日本ではかなり普及しているので、外国人が賞賛してくれるまで、ウォシュレットが外国人にとって魅力的だと思っていた日本人は少なかったはずです。

定刻通りに来る電車や、自動販売機、おしぼりの存在、24時間営業のコンビニエンスストアなど、日本では当たり前で意識もしていないようなものが実は外国人にとってとても魅力的だったりします。

当たり前を見直すことで、新たに日本の魅力を発見することができるのです。

出典:観光庁「訪日外国人の消費動向 平成 29 年 年次報告書

普段は気にしていない「当たり前」には、実はたくさんの発見や魅力が隠れているかもしれません。

常識や当たり前にとらわれて、新しい発見のチャンスを逃していませんか。仕事でも「それが当たり前だから」「今までもそうしてきたから」という理由で効率的な方法を見逃しているかもしれませんよ。

当たり前から発見を生む方法として、「外からの情報を仕入れる」という手段があります。当事者よりも第三者のほうが物事がよく見えていることは多々ありますが、外国人が日本の魅力を「発見」できるのは、彼らが日本人ではないから、という理由もあるのではないでしょうか。

例えば、当たり前と思っていることを誰かに「これってどう思う?」と聞いてみる。自分では気づかなかった答えが返ってくるかもしれません。

当たり前だからと無批判に受け入れるのではなく、調べたり見方を変えることで、新しい発見をしてみてくださいね。

 

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