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“便利”を手に入れて”和の空気”を失ったお寺の話

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。2017年4月入社の新卒1年目。

先日、日帰りで鎌倉に行きました。

鎌倉は、都内から1時間〜1時間半程度で行ける距離にあります。自然と文化が融合した素敵な場所でした。遠くまで行くつもりはないけれど、いつもと違う場所に行って気分をリフレッシュしたい方にはおすすめです。

 

私は鎌倉駅から江ノ島電鉄に乗って、とあるお寺に行きました。そのお寺は何百年も前に創建された、由緒あるお寺です。様々な花や可愛らしいお地蔵さん、見晴らしのいい景色などがあり、とにかく心が洗われました。

ただそんな中で1つだけ気になることがありました。拝観料を支払う場所です。お寺の拝観料をお支払するので、お寺の方と接することになると思っていました。

ところがそのお寺では、駅の切符売り場のように、拝観料を支払うとチケットが出てくる仕組みになっていました。

「趣あるお寺でここだけハイテク」

少しだけ違和感を感じました。

 

お寺にはツアーなどの外国人の方もたくさん来ていました。券売機を設置すれば、チケットを買うときにミスが起こる可能性が少なくなります。

券売機を設置するメリットはわかります。でもやっぱり、和の空気を感じたい。境内でたくさん和の空気を感じましたが、最初から最後まで感じたかった。

券売機だけ、どうしても和ではなく現代っぽさを感じてしまいました。

何かを手に入れた結果何かを捨てることはよくある話だと思います。

例えば、子供向けのテレビ番組やゲームのボスキャラは理性を失う代わりに強大なパワーを手に入れるのことが多いですし、iPhoneはたくさんのボタンを捨てて大きな液晶とタッチパネルを手に入れました。コードレス掃除機は電源コードを捨てて利便性を手に入れたといえます。

世の中は常に、取捨選択の連続なのです。

捨てたものが必要ないものであれば問題ないですが、捨てた結果失うものが必要なものだった、ということもあるかもしれません。

例えば、大企業に就職した結果地方勤務となり、地元の仲の良かった友達と疎遠になってしまった時。「大企業で華々しく働く自分」を手に入れた結果、「地元の友だち」を失ってしまった、という見方もできます。

なにか新しいものを手に入れるときには、その結果何を手に入れ、何を失うのか意識してみる。

新しいものを買うとき、新しい環境に飛び込む時、新しいことを始める時。一度立ち止まって、手に入れるものや失うものを、整理してみてはいかがでしょうか。

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