生き方

お弁当屋さんが日本を少しだけ元気にするかもしれない話

1994年生まれ。埼玉県立川越高校、法政大学文学部卒。ライターが記事を作成する行為は「無から有を生み出す行為」であり、無のときにはなかった価値を提供する意味のある行為と感じている。「膨大な知識量と独自の視点で世の中の潮流を見極めるコンテンツメイカー」を目指して活動中。

これは、あるお弁当屋さんが日本を変えるのではないかと思った話です。

オフィスの入っているビルの1階に、某お弁当屋さんがあります。

近くにはたくさんの企業がオフィスを構えているので、お昼になると道にはみ出すくらい行列ができることもあります。

かくいう私もその1人。

そのお弁当屋さんでよくお弁当を買っています。

何回もそのお弁当屋さんに行ってるので、店員さんともある程度顔なじみになっているのですが、そこの店員さんはいつもたくさんの人の相手をしているので、接客になんとなく作業感が漂っています。

ある日、いつものようにお弁当屋さんにお弁当を買いに行ったのですが、どこかいつもと雰囲気が違います。

来ているお客さんの数が劇的に増えたわけではありません。

ただ明らかにいつもより活気があります。

不思議に思いつつ、いつものようにお弁当をもってレジに持っていくと、笑顔が素敵なおばちゃんがレジ打ちをしてくれました。

私がお弁当を買いに行く時間帯には見かけないおばちゃんでした。

お店に来ている人みんなに笑顔で接客しています。

いつもはどことなく事務的な接客をしているお店ですが、そのおばちゃんの存在によってお弁当屋さんの空気が変わったように思えました。

おばちゃんは、店内で1番明るく元気な方でした。

私はお弁当を買ったあと、名前を覚えておこうと思ってネームプレートをみてみました。

するとそこには「店長」と書いてあったのです。

店長さんが店内で1番明るく元気だったわけです。

帰り際には「お気をつけて」という声掛けも忘れません。

店長さんの存在自体が、お店の雰囲気を変えていたのです。

そんな店長さんの笑顔を見て、なんだか少しだけいい気分になりました。

笑顔というのは伝染します。

人間の脳にはミラーニューロンという神経細胞があり、他の人がしていることを見て自分のことのように感じることがあります。

もしかすると、店長さんの笑顔がミラーニューロンによって伝染し、店内が活気に満ち溢れたのかもしれません。

笑顔は様々な効果をもたらします。

  • 免疫力を高める
  • アレルギーを改善させる
  • ストレスを解消する

これらはすべて、笑顔によってもたらされる効果だといわれています。

つまりお弁当屋さんの店長さんは、笑顔で接客してるだけで、ミラーニューロンによって店内に笑顔を充満させ、これらの効果をばらまいているといえます。

大人は子供よりも笑顔になる回数が少ないという研究結果があります。

化粧品メーカー・アテニアの『Smile Switch Project』というプロジェクトの調査によると、成人女性が1日に笑った回数は平均で13.3回です。出典:株式会社アテニア『Smile Switch Project』アンケート

時間に換算するとたったの約30秒。

同調査によれば、就学前の子どもの1日平均の笑う回数は約400回となっているので、大人は子どもに比べて笑顔になる回数が約30分の1ということになります。

出典:アテニア「Smile Switch Project

もしかしたら、毎日お弁当屋さんの店長さんに会っていれば、毎日笑顔になれるかもしれません。

もし日本全国のビジネスパーソンが毎日このお弁当屋さんでお弁当を買ったら、毎日ストレスを解消できるかもしれません。

もちろんこれは現実的ではありません。

ただ、店長さんがみんなに会うことはできなくても、私達がいつもより少しだけ笑顔を増やすことはできるのではないでしょうか。

一人ひとりがいつもより1回でも多く笑顔になることを意識すれば、ミラーニューロンの効果によってたくさんの人を笑顔にすることができます。

日本のビジネスパーソンが少しずつ笑顔になっていったら、日本はもう少しだけ幸せな国になるのではないか、そんなことを感じたのでした。

 

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