仕事ができる人とは?元保険屋が見た仕事ができる人の行動

この記事は寄稿記事です。保険の営業職に勤めていた経験を持つAさんが見た、仕事ができる人の行動についてまとめています。仕事ができる人は生産性が高く、多くの実績を積み上げてきていますが、それだけが「仕事ができる人」の条件ではありません。「仕事ができる人」は、どのような行動をしている人なのでしょうか。なぜそのような行動をするようになったのでしょうか。仕事ができる人はどのような行動をしているのか、知りたい人にオススメの記事です。

「仕事ができる」とは?

一般的に「あの人は仕事ができる」と話しているとき、具体的に何ができることを言っているのでしょうか?

私が感じているのは、仕事ができる人というのはこれまでの実績に加えて、他人に対して行動ができる余裕感、ゆとりがある人だと感じています。

「周りに対して行動できる」という行為は、「自分が享受してきたメリットを返したい」という返報性の法則から生まれると言います。

他人に対して行動できるためには、まずきちんと自分のために行動できなければいけません。

 

 

時間が命

私が所属していた外資系保険会社はフルコミッションの営業で、上司からは成果以外に何も問われません。

 

もちろん仕事の進め方、やり方で、コンプライアンスを遵守すること、法令に違反することをやることは断じて許されません。

特にコンプライアンスに関しては、他の一般企業のなかでも最も厳しいと感じるくらい、きっちりしています。

 

ですがそれ以外の部分では、出社しようがしまいが、帰社しようがしまいが関係ありません。

個人事業主ですから、いただいたお給料も事業所得で、交通費や携帯電話などの通信費も経費になります。

毎年自分で目標売上を設定し、戦略を考え、目標達成のために毎日何をするか、具体的な行動目標を立て、そして実際に行動します。

 

フルコミッションの営業にとって、最も大切なものは時間だと思います。

この時間を、自分の目標に対して最も成果が上がる行動に使わなけば目標が達成できないからです。

ですが時間は限りがあります。

だからこそ営業は、限りある資源である時間の使い方にもっとも神経を使います。

 

 

継続が価値になる

こうした時間に対して非常にシビアな環境であるにも関わらず、他人ために時間を使う人たちがいました。

それは社内でトップ10%にランキングされる人たちの中でも、10年以上その成果を継続してきた人たちです。

 

社内では毎年契約件数100件以上、手数料ベースで1000万円以上が成績優秀者として表彰されます。

1年は約50週ですから、週2件の契約で、手数料が20万円以上の契約を毎週預からなければいけません。

手数料20万円の契約というと、お客様が支払う保険料が毎月4.8万円程度の商品になります。

これを毎週契約していただくという感覚は、いわゆる日本の生命保険会社ではあり得ないぐらい高い数字です。

 

私の感覚では週にこれぐらいやるのが普通の感覚でした。

簡単ではありませんが、寝ている時間以外のすべての時間をこの数字を達成するために使えば達成可能な数字でした。

 

ただこの数字を10年以上達成し続けるというのは非常に大変なことです。

毎年それだけの活動量を維持しなければなりません。

また人間なので、飽きてくると余計なことをいろいろ考えてしまい、足が止まってしまうからです。

 

何年も継続して高い成果を残し続ける人は、社内でも概ね3%ぐらいの人しかおらず、必然的にこの人たちにはさまざまなところから声がかかります。

「どうやって仕事をしているのか、話を聞かせてくれませんか?」という依頼が多数きます。

その依頼は会社からも来ます。

社内では優れた成果をシェアしようという企業文化があり、優秀成績者のノウハウや考え方を知るという時間が年に数回設けられています。

そのために自分の考え方をまとめたりして、講演したりします。

 

また、毎年営業キャンペーンがあるのですが、その運営についての会議に出席したり、事務作業を行なったりもします。

後輩の相談に乗ったり、依頼を受けて地方に行ったり、ただでさえ時間が限られているにも関わらず、他人のために時間を使っているのです。

 

 

成果をあげるほど時間がなくなる

成果を挙げれば挙げるほど、人から求められるようになります。

人から求められるということは、その人に価値がある証です。

仕事ができるできないというのは自分が決めることではなく、他人が判断するものだからです。

そしてその人に価値があればあるほど、自分のために使う時間というのはどんどん減っていきます

 

ここからさらに考えていきます。

「時間が減っていくなかで、同じように成果を出し続けるためにはどうすればいいだろうか?」

そのとき、これまで通りに成果を残すことができれば、それが成長したということです。

同じことを少ない時間でできるようになる、要は生産性が上がったということです。

 

成果以外に問われることがほとんどないフルコミッションの営業では、社内外からの講演依頼や相談依頼など、こうした他人のために時間を使う行為を断ることも可能です。

時間という限られた資産をどのように使うかが最も大切な仕事にも関わらず、他人のために時間を使う人が多数いるのはなぜでしょうか?

 

それは自分が同じように高成績の人から時間をもらい学んできたからです。

自分が成果を挙げ続けてきた過程で、先輩から多くのことを学ぶ時間をもらってきたからです。

 

段階として仕事ができる人はこのような過程を辿ります。

まず、自分のためだけに時間を使います。

先輩などあらゆる人たちの時間もいただきながら成果を挙げ続けます。

するとその成果が価値となり、今度は他人がその価値の源泉を知りたいと求めます。

自分がこれまで多くの人の時間をもらってきたので、その恩返しがしたいという気持ちで他人に対して喜んで時間を使います。

他人に時間を使いながらもこれまでと同じ、もしくはそれ以上の成果が残せること、これがゆとりです。

 

ゆとりは始めからあるものではなく、長い時間をかけて生まれてきます。

まずは自分のためだけに時間を使うことをしっかりできなければ、他人に対して行動することはできないのです。

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