20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2018.6.6
2018.6.6
終身雇用や年功序列が崩壊した現在でも、比較的安定しているのが大企業の強みです。ソニーやパナソニック、東芝や東京電力などは大規模なリストラが報道されましたが、中小企業やベンチャー企業のリストラは日常茶飯事すぎてニュースにすらなりません。俯瞰して世の中をみれば、大企業の方が圧倒的に安定しているのです。
ベンチャーとは「未確定な、発展途上の事業」という意味です。日本では最近スタートアップという呼ばれ方もします。将来性が未確定なので大化けすることもありますし、数年の間でダイナミックに環境が変わることもあります。
大企業は変化が比較的少なく安定した環境で、ベンチャー企業は変化の毎日で安定とは程遠いダイナミックに変わる環境なのです。以下では、30代の転職にベンチャー企業がオススメの理由をご紹介します。
30代転職にベンチャー企業がオススメの理由
1つ目の理由はベンチャー企業では30代の採用ニーズが高いということです。
ベンチャー企業には20代の若手ビジネスパーソンや学生インターンが多くて勢いがあるのが強みです。ただ、ビジネスパーソンとして未成熟な人も多く、安定したパフォーマンスが出ていない組織もあります。ここで活躍するのが30代のビジネスパーソンなのです。
このような場合、特に大企業でキャリアを積んだ30代のビジネスパーソンが重宝されます。
を自分のエピソードとして、自分の言葉で語ることができるからです。そのストーリーはベンチャー企業で働くことに悩んだり、パフォーマンスが安定しなかったりする若手にとても貴重な話なのです。
組織を大人な集団にしたいベンチャー企業は、即戦力という意味だけでなく、組織をリードするコーチのような役割としても30代のビジネスパーソンを採用したいのです。
転職は年齢に応じて求められることが異なります。詳しくは「転職の年齢別のニーズは?限界を考える前に20代、30代、35歳以上での違いを知ろう」で紹介しています。
事業を前に推進していくにあたり、大企業とベンチャーでは一人あたりの仕事の裁量が大きく違います。
人材が豊富な大企業であれば一つの役割を複数人で担当することもありますが、人手が少ないベンチャー企業でほとんどの場合、一つの役割は1人が行います。そればかりか、1人の人が複数の役割を担うことすらあるのです。あらゆることを任され、頼られることには責任が伴いますし、失敗をするリスクも伴います。
ただ、仕事の裁量は格段に拡がることは間違いありません。そういった環境を喜び、やりがいを感じる人にとっては、ベンチャー企業は最高の成長環境といえるのです。
成長過程にいるベンチャー企業であれば社員の仕事内容は多彩です。職種で仕事内容が明確に規定されないことも多く、営業、事務、企画、採用や広告宣伝など、あらゆる職種を兼務することもあります。未経験の職種に挑戦できるチャンスが拡がっているのです。
関連記事にもまとめた通り、未経験の職種への転職は至難の業です。20代中盤であれば可能性はありますが、30歳を超えた未経験の転職は狭き門で、大企業の場合はほぼ不可能です。
このような理由から、30代で新たな職種に挑戦するためにベンチャー企業を選択する人もいるのです。
30代の転職を成功させるためのコツなどは、「30代の転職を成功させるために知っておくべき情報まとめ」にて紹介しています。
マネジメントスキルは「チームメンバーをうまく配役してチームとして業績を向上させる能力」のことです。ベンチャー企業の多くは20代の社員や学生インターンで構成されています。キャリアを積んだ30代であれば、大企業よりもベンチャーの企業の方がマネジメントをする役割を任されやすいです。
大企業に入ればまだ若手扱いされてしまう年齢の人でも、ベンチャー企業ではマネジメントの役割が任されます。マネジメントスキルという観点では、大企業でプレイヤーで活躍する人よりもベンチャー企業でマネジメントとして活躍する人の方が、確実に成長します。
「20代で読んでおくべき本「マネジメント」の書評」では、マネジメントについて詳しく知りたい方向けの本を紹介しています。
マーク・ザッカーバーグのFacebookは2004年創立、ラリー・ベイジとセルゲイ・ブリンがGoogleを創設したのは1998年です。共に10年、20年で世界を代表する企業に成長しています。この瞬間はベンチャー企業でも、10年後、20年後には日本を代表する大企業になるかもしれないのです。
など、いまの日本を牽引する大企業も数十年前まではベンチャー企業でした。
手のひらサイズで高速インターネットと電話ができるデバイスを国民の半分以上が持つ日本を想像できた人は20年前にはいませんでした。未来の日常は予測不可能なのです。2050年には人工知能が人間の脳を追い越すといわれています。今あるほとんどの大企業は倒産するという予測もあります。
やりたいことや好きなことによりますが、これまでの時代を作ってきた実績よりも、これからの時代を創造することにワクワクするのであれば、ベンチャー企業の方が向いているかもしれません。ベンチャー企業には夢があるからです。
AI時代を生き抜くためのヒントなど、「代替されゆく思考。AI時代を生き抜く力とは。」にて紹介しています。
この記事を読んだ夢を追いたい転職者へのアクションアイテムは
「ベンチャー企業への転職も視野に入れる」
です。
少子高齢化が進めば、定年が70歳になるという予測もあります。予防医学や健康のナレッジがどんどん集約されているので、今の20〜30代が70代になる頃はまだバリバリの現役の方も多いといわれています。
終身雇用制度や年功序列制度が崩壊し、1960〜80年代の高度経済成長期とは明らかにステージが違う現在、
という考えはある意味で自然といえます。時代の変化にあわせて自分のキャリアに対する価値観が変わるのも当然といえますね。
これまでご紹介したとおり、一般的にベンチャー企業は大企業に比べて不安定です。倒産するリスクや吸収合併、売却されるリスクもあります。ただ、成長しないことや市場価値が高まらないことをリスクと捉えるのであれば、大企業にいる方がリスクであることもあります。すべては自分がこの世界の未来と自分自身のキャリアをどのように捉え、どのような選択をするか次第なのです。
30代での転職は20代での転職とはまた違ったものになります。20代よりも経験や即戦力としての力が求められるのでよりシビアなものとなります。そのなかでしっかりと主体的に転職をするためには、自分自身でグランドデザインを描くことが大切になります。
主体的に動き、きちんとキャリアアップしてくるための転職の流れとしては、
というものです。
グランドデザインさえ描くことができれば、転職エージェントを利用することをオススメします。なぜならば、こちらの要望をはっきり伝えることで、より自分にフィットした多くの提案をしてもらえるからです。
ただ、転職エージェントにも相性があります。転職エージェントの傾向や、担当者の力量によって転職が左右されるともいわれています。自分に合ったエージェントに出会うためにも、傾向をみながら複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
各転職エージェントの特徴ごとにおすすめをご紹介します。
すべての人がまず登録して間違いないのが「大手総合転職エージェント」です。求人の量・質ともに充実しているのが以下の大手転職エージェントです。
非公開求人10万件以上、日本最大級の転職エージェントです。
リクルートエージェントについては、「リクルートエージェントはどんな転職エージェント?評判は?利用すべき?」でさらに詳しく紹介しています。
主に20代〜30代を対象にした、総合型転職エージェントです。全国規模で求人をカバーしており、その数は非公開求人も含めて10万件以上となっています。利用者の属性としては、第二新卒・既卒・フリーターから、ハイキャリア・管理職までが想定されています。
また、女性の転職に特化したページも用意されています。定期的に転職フェアやセミナーが開催されており、転職ノウハウや、キャリアアップのヒントなどを得ることができます。
dodaについては、「doda(デューダ)とはどんな転職エージェント?」でさらに詳しく紹介しています。
主に20代〜30代を対象とした総合型の転職エージェントです。全国の求人をカバーしており、特に優良な中小企業の求人を多く扱っています。求人票だけでは分からない、企業の社風や雰囲気、入社後のキャリアパスといった情報を網羅しており、後悔のない転職を実現させる手助けをしています。また、第二新卒や女性に特化した転職情報が載っているサイトもあります。
マイナビエージェントについては、「マイナビエージェントを徹底解説!特徴、サポート、求人、登録や利用法まとめ」にさらに詳しく紹介しています。
大手転職エージェントの一角で、丁寧なサポート体制です。
パソナキャリアについては、「パソナキャリアを徹底解説!特徴、デメリット、おすすめの人は?」にさらに詳しく紹介しています。
大手転職エージェントは求人の量・質が多い反面、登録している転職希望者が多いので競争が激しくなるという一面もあります。
最低でも3~4社登録しておくと安心です。
大手では扱っていない案件も多く扱っている転職エージェントをご紹介します。登録者数が大手よりも少ないので、穴場的な求人に出会えることもあります。また、内定・入社後にもアフターフォローがあるなどキャリアアドバイザーの対応もきめ細かいという特徴もあります。
大手と一緒に登録することで効果を発揮する転職エージェントです。
非公開案件約80%です。転職した人の約71%が年収アップに成功しているエージェントですが、首都圏在住の方限定です。
type転職エージェントについては、「type転職エージェントの特徴は?評判と口コミ!」にさらに詳しく紹介しています。
転職決定人数部門で4回連続1位を獲得したことがあり、IT系や未経験からのキャリアチェンジに強みがあります。
ワークポートについては、「ワークポートを徹底解説!転職エージェントはどこを利用すべき?」にさらに詳しく紹介しています。
大手転職エージェントでも扱わないようなハイキャリア向けの案件を多く持った転職エージェントもあります。今後海外も視野に入れたキャリアアップを目指す方には積極的におすすめしたい転職エージェントです。
主に20代〜30代のハイキャリア・管理職に就いている人を対象にした、総合型転職エージェントです。全国の求人をカバーしており、特にコンサルや外資系企業に力を入れています。高品質のハイキャリア案件を多く扱っているため、更なるキャリアアップを狙うことができます。また、面接対策やキャリア面談をしてくれるコンサルタントの質の高さにも定評があります。
JACリクルートメントについては、「JACリクルートメント(ジェイエイシーリクルートメント)を徹底解説!特徴やメリットとデメリットは?」にさらに詳しく紹介しています。
自分の「年代」によって選ぶべき転職エージェントも変わってきます。自分の年齢により特化している転職エージェントを選びましょう。
30代全員におすすめの転職エージェントの他に、正社員未経験もしくはブランクが長い場合、マネジメント経験がない場合とある場合、女性の場合に分けて、おすすめの転職エージェントをまとめて「30代におすすめの転職エージェント14選!選び方、使い方、転職実態、年代による違いについても解説」にて詳しく紹介しています。
「全員におすすめ」「キャリアに自信がある人におすすめ」「女性におすすめ」の3つに分類して、「40代におすすめの転職エージェント10選。選び方、活用のポイント、転職事情についても解説」内で詳しく紹介しています。
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